2016年2月15日投資情報室週間市場レポート（2016年2月8日～12日）（1）日本の株式・債券市場株式市場の動き (円） 22,000 （2013年1月4日～2016年2月12日、日次） (ポイント） 2,000 ■先週の日本株式市場（日経平均株価）は、下落しました。 8日（月）は、前週に大幅に下落したことから買戻し中心とみられる反発となりました。しかしその後は、世界経済の 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 減速懸念や原油価格・欧米株価の下落、円高進行などから売りに押される展開が続きました。国内長期金利のマイナス水準への低下も重しとなりました。9日（火）から 12日（金）まで祝日を挟んで3日続落で、この間の下げ幅は約2,051円となりました。（週末引け値：14,952.61円）日経平均株価（左軸） 12,000 1,000 東証株価指数（右軸） 800 16/1 (年/月） 10,000 ■週間では、日経平均株価は11.10％の下落､東証株価指 13/1 数は12.61％の下落でした。 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成債券市場の動き 1.2 ■先週の日本債券市場（10年国債）は、8日（月）は、前週の (％）（2013年1月4日～2016年2月12日、日次）日本 10年国債金利 1.0 日銀のマイナス金利導入による金利急低下への警戒感から売りが優勢でした。9日（火）は、世界経済の減速懸 0.8 念を背景としてリスク回避姿勢が強まり、国内外株安や 0.6 円高などから低下傾向は継続し、一時初めてのマイナス 0.4 水準となる-0.035％まで低下しました。週末にかけては、 0.2 急激な金利低下への警戒感や一部需給の緩みへの思惑まどから売りが先行し金利は上昇しました。（週末引け値：0.090％） 0.0 ‐0.2 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月） ■週間では、10年国債金利は0.063％の上昇でした。出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 1/2 <審査確認番号H27-TB194> （2）米国の株式市場市場の動き（ドル） ■先週の米国株式市場（ＮＹダウ）は、週初から米国や世界（2013年1月4日～2016年2月12日、日次） 20,000 経済の減速懸念、原油安などを背景に下落傾向で推移しました。その後も、米エネルギー関連企業や欧州金融機関 18,000 の信用不安の高まりを受けて売りが優勢となりました。週末の12日（金）は、欧州金融機関の財務内容に対する懸念 16,000 が後退したことで上昇した欧州株や堅調な米消費動向、原油価格上昇などが意識されて、前日比313ドル高と大幅に上昇して引けました。（週末引け値：15,973.84ドル） ■週間ではNYダウは1.43％の下落となりました。 14,000 ダウ工業株30種平均 12,000 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月）出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成（3）外国為替市場市場の動き（円） 130 （2013年1月4日～2016年2月12日、日次）（円） 160 ■先週の米ドル/円相場は、円高が進みました。週初から世界経済の減速懸念を背景に欧米株価や原油価格が下落 120 150 110 140 100 130 するなどリスク回避姿勢が強まり、円が買われやすい環境となりました。その後もこの環境は続き、米早期追加利上げ観測の後退もドル売り円買いに拍車をかけ、11日（木）には一時110円台後半に入るなど円高が進行しました。週末の12日（金）は、米株高や堅調な米消費関連の経済指 90 標を受けてドル買いが優勢となりやや円安に戻る展開となりました。（週末引け値：113円15銭～25銭）ユーロ/円（右軸） 110 80 13/1 ■週間では米ドル/円は3.10％の円高、ユーロ/円は2.26％ 120 米ドル/円（左軸） 13/7 14/1 14/7 15/1 出所：ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 15/7 16/1 (年/月）の円高となりました。 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。 ●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 2/2