ことばの力を育てる授業の創造 ~「読むこと」「書くこと」の言語活動を通して~ 1 研究のねらい 平成25・26年度の2年間、「進んで学習に取り組む児童の育成」を主題に研究に 取り組んできた。そこでは、教材や教具の工夫や授業展開の工夫により、学習意欲を高 め進んで学習に取り組もうとする児童の姿が見られるようになった。しかし、応用的な 課題や思考・判断を求められる場面では、自分の考えをもつことができない児童が多く 見られることが課題として残った。また、平成26年4月の全国学力・学習状況調査で は、文章の内容を根気強く読み取り、そこから考えたことを記述する力に課題があるこ とが明らかになった。 このような本校児童の傾向は、本校教育のこれまでの積み重ねを表しており、低学年 から継続的に自分の考えを書く力を育てていくことが必要であると考えた。様々な文章 を読み取り、そこから考えたことを記述する力は、国語学習に限らず全ての教科等の学 習の基礎基本である。このような力を「ことばの力」と定め、この力を育成する授業の あり方について学校教育努力点として取り組んでいきたいと考える。 ことばの力・・・様々な文章を読み取り、そこから考えたことを記述する力 2 基本的な考え方 ことばの力を育てるために、国語の学習において「読むこと」「書くこと」の言語活 動を充実させる。様々な文章を読んで考えたり想像したりしたことを、自分の考えが明 確になるように書ける子どもを育成する。 学習指導要領に定められた指導事項を基に、各学年の発達段階に応じた目標を設定し、 そのための手だてを各学年ごとで工夫し、授業実践をする。 <目指す子ども像> 様々な文章を読んで考えたり想像したりしたことを、自分の考えが明確になるよ うに書ける子ども 3 その他 ○ 読書活動については、学校教育努力点として直接は取り上げないが、今年度の白沢 教育の重点として十分に意識し、教育活動を行っていく。
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