中学校国語

中学校国語
全国を基準とした清水町の子どもの学習指導要領の領域別学力の定着 (2016 年)
話すこと
書くこと
読むこと
聞くこと
国語 A
☆
語の特質に関する事項
☆☆
☆
☆
☆
国語 B
-
-
全国とほぼ同じ水準である。
☆☆ 全国を大きく上回っている。 ☆
★
伝統 的な言語文化 と国
全国をやや下回っている。
全国をやや上回っている。
★★ 全国を大きく下回っている。
これまでの取り組みの成果(十分な定着が見られる)
・「聞き手の立場を想定し、話の中心的な部分と付加的な部分との関係に注意して話す」力が付い
ています。
(話す・聞くこと)
・
「伝えたい事柄について、根拠を明確にして書く」
「集めた材料を整理して文章を構成する」力が
付いています。
(書くこと)
・「文章の展開に即して情報を整理し、内容を捉える」力が付いています。(読むこと)
・
「文の成分の照応について理解する」力が付いています。
(伝統的な言語文化と国語の特質に関す
る事項)
・「本や文章などから必要な情報を読み取り、根拠を明確にして自分の考えを書く」力が付いてい
ます。
(書くこと・読むこと)
これからの課題(定着が十分でない)
おおむね良好な結果ではありましたが、全国でも正答率が低かった「今までにないドクソウ的な
考えだ。」の下線部にあてはまる漢字を書く問いで、
「独」は書けても「創」が書けない生徒が多く
いました。このことから「独創的」という語になじみがないことが考えられます。
また、漢和辞典「美」という字の「①うつくしい。うるわしい。②うまい。おいしい。③ほめる。
④よい。立派である。
」という四つの意味のうち、
「優美」の「美」の意味として最も適切なものを
選択する問いでは、半数の生徒が①を選択し、約3割の生徒は③を選択しました。正答は④です。
これらのことから、語彙を増やし、言葉の意味を正確につかめるようにする必要を感じます。
成果を伸ばし、課題を改善する手立てなど
中学校では朝読書を実施していて、どの生徒も集中して読んでいます。ただし、ライトノベル、
ケータイ小説、純文学等、本の種類は様々です。今後は、学校や家庭で本を紹介するなどして、読
書の質が向上するような手助けをし、語彙を増やしていけたらよいと思います。
教科書で扱う文章で出てきた語句については、予習で意味調べをし、身に付けるようにしていま
す。さまざまな言葉の意味を正確に理解できるように、本やメディアなどで出会った未知の言葉に
ついて、その場で自ら調べる姿勢をもつようにしたいものです。