[金融市場ウィークリー]2015年3月20日号<抜粋

金融市場ウィークリー
2015 年 3 月 20 日号
[経済・金融市場動向]
◆金融市場見通し
来週の金融市場は、ハト派な内容と評価されたFOMCを受けて、株
式や債券相場は底堅い推移となる見込みだ。引き続き米国の利上
げ時期を巡る思惑が相場の材料となり、来週は経済指標に振らさ
れる局面もありそうだ。日米長期金利は低下地合い、株価は高値
圏でのもみ合いを予想。為替市場では、ドルが対円、対ユーロで
底堅い展開になる公算。ギリシャのデフォルトリスクの高まりは、
相場の波乱材料に
◆内外経済指標
国内では、全国コアCPIの前年比が前月から横ばいとなる見込
み。消費関連指標は緩やかに回復すると予想。米国では寒波の下
押しにより住宅販売件数が低調な結果となる見通し。耐久財受注
は底堅い推移を見込む。物価上昇率は低位での推移が続く予想
[トピックス]
◆3月FOMC:予想通りの声明文・記者会見、驚きの政策金利見通し
FOMCは4月据え置きの表明とフォワードガイダンスから「忍耐」の
文字を削除した。予想通りの決定だが、FOMC参加者の政策金利見
通しが大幅に下方修正され、低金利環境の継続期待が広がった
◆日経平均株価2万円が視野に:海外投資家の日本株買いは本物か
日経平均株価は15年ぶりに19,000円台を回復。足元の上昇は海外
投資家の買いの影響が大きい。海外投資家は好需給、業績改善期
待、日本企業の変化への期待などを背景に日本株に強気になって
いる可能性があろう
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