[金融市場ウィークリー]2015年1月16日号<抜粋

金融市場ウィークリー
2015 年 1 月 16 日号
[経済・金融市場動向]
◆金融市場見通し
来週の金融市場は、引き続き原油相場の動向とECBの追加緩和
が注目材料。原油相場の下落ペースの鈍化から金融市場のリスク
オフムードが緩和する可能性があると見ているが、米債利回りに
ついてはECBの追加緩和観測を材料に低下が続くと予想。為替
相場も今週の円高ドル安、ドル高ユーロ安の流れを引き継ぐと見
ている。なお、中国のGDPなどが経済の下振れを示す内容であ
れば、リスクオフムードが強まる可能性がある点には留意が必要
◆内外経済指標
国内では、設備稼働率は低下、全産業活動指数は前月比プラスと
なる見込み。米国では、12月の住宅着工件数、中古住宅販売件数
が増加すると予測。鉱工業生産では非エネルギー部門が底堅く推
移する見込み
[トピックス]
◆円安と原油安の消費者物価への影響
円安と原油安を背景に、値上げ品目と値下げ品目が拮抗する状況
となっている。足元までの約15%円安・約40%原油安により、コ
アCPIはネットで0.1%ポイント程度押し下げられると試算さ
れる。仮に、原油価格の下落に歯止めがかからず、「デフレマイ
ンド転換が遅延するリスク」が顕在化する事態となれば、コアC
PIが前年比マイナスとなる可能性も
お客様各位
本レポートは、経済・金融市場の現状と見通しに
ついて纏めた、みずほ銀行のお客様向けレポート
の一部です。
本レポートをご入用の場合は、みずほ銀行のお取
引窓口までお問い合わせ下さい。
金融市場ウィークリー
編集/発行 みずほ銀行 みずほ総合研究所
〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 日土地内幸町ビル
(メールアドレス:[email protected])