[金融市場ウィークリー]2015年3月27日号<抜粋;pdf

金融市場ウィークリー
2015 年 3 月 27 日号
[経済・金融市場動向]
◆金融市場見通し
来週の金融市場は、米国の早期利上げ期待の後退が下支えとなる
も、中東情勢などへの懸念から不安定な地合いを予想。ギリシャ
問題は不透明感が残存。日米株は上値が重く、国内長期金利は振
れやすい展開を見込む。為替市場はドル円、ユーロドルともにも
み合いを予想
◆内外経済指標
国内では、日銀短観(3月調査)の大企業・業況判断DIは製造業・
非製造業ともに改善の見込み。鉱工業生産指数は3カ月ぶりの低下
を予想。米国では製造業ISM指数が下げ止まる予想。物価上昇
率は低い水準に留まる一方、雇用は堅調さが続く見込み
[トピックス]
◆2015年中国全人代のポイントと中国を待ち受ける課題
今年の中国全人代で成長率目標は「+7.0%前後」と昨年から引き
下げられた。政府は雇用確保等が実現できる範囲で減速を許容す
る構え。ただし経済への下押し圧力は強く、政府は景気てこ入れ
の強化と改革の深化により成長率目標の達成を目指す方針。改革
よりも刺激策に強く依存すれば、持続的成長を危うくすることに
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