[金融市場ウィークリー]2015年2月27日号<抜粋

金融市場ウィークリー
2015 年 2 月 27 日号
[経済・金融市場動向]
◆金融市場見通し
来週の金融市場はギリシャ情勢への懸念が一旦落ち着いたことを
好感し、リスクオフモードがやや和らいだ展開を予想する。欧州
ではECB政策理事会、中国では全人代が注目される。日米株価
は高値でのもみ合いを予想。米長期金利は週末の米雇用統計を睨
み様子見、日本の長期金利はやや低下を見込む。為替市場では、
ユーロは底堅くドル円はレンジ推移となる見込み
◆内外経済指標
国内では、1月の景気動向指数が発表され、一致CIは上昇、先行
CIは小幅に低下すると予想。米国では、2月のISM指数は高水
準を保つ非製造業と対照的に、製造業の低下が続くと予想。週末
に発表される雇用統計は雇用の堅調な伸びを示す見込み
[トピックス]
◆ギリシャ支援合意の評価と今後の情勢展望
2月20日のユーロ圏財務相(ユーログループ)会合では、難航して
いたギリシャに対する支援プログラムの4カ月間の延長を暫定で
合意。合意は、ギリシャ側の妥協色がより強いものに。現在凍結
中のユーロ圏、ECB、IMFからの支援が合意通り実行されれ
ば、ギリシャ政府の当面の資金繰り難は緩和。しかし、支援の実
行は4月にずれ込む可能性があり、目先の注目は3月中のギリシャ
政府の資金繰りの行方
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