心理学研究法 IA(心理統計の基礎)

2014 年度 前期 2単位
心理学研究法 IA(心理統計の基礎)
対象学科・学年: 心理福祉学科 1年
時
間: 月曜日 5時限(16:20~17:50)
教
室: 5号館 コンピュータ演習室 I
教
科
書: なし
1.担当教員
(1) 名前: 宮田 佳緒里 (みやた かおり)
(2) 所属: 東北大学大学院教育学研究科
(3) 連絡先:授業中に周知します。本学には,講義時間の前後の時間帯しかいませんので,教員へ
の連絡は授業の前後に直接話すか,メールでお願いします。
(4) 過去の担当科目:心理学研究法 IA,IB,心理学基礎実験 I,心理査定実習
2.授業の目的
(1) 授業の目的
心理学研究を進めるうえで必要となる,心理統計の技法を学びます。
(2) 到達目標
データの特徴を理解して,適切に表現し解釈できるようになることが目標です。
3.授業の概要
コンピュータの表計算ソフトを使って,1)データの特徴を算出して記述し,2)表やグラフにまとめ,
3)結果を解釈する活動を行います。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習
授業中の活動がメインとなるため,予習は不要です。
(2) 授業の受け方
配布資料を使い,講義と実習を組合せた授業形式をとります。
講義:統計量の表す意味やその求め方を,教員が解説します。また,要点を板書します。
実習:講義で学んだことを踏まえて,学生が個別にコンピュータを使って練習問題に取り組みます。
その間,教員が机間巡視するため,分からないことは積極的に質問してください。
(3) 復習の仕方
配布資料の巻末に,その日の授業の内容に関連する問題と答えを掲載します。毎回の授業後
や,テスト前の復習をする際に使用してください。
(4) 質問があるとき
授業中に挙手して質問してください。または,出席カードの裏に記入して提出すること,授業の
前後に教員に直接質問することも可能です。
5.受講にあたってのルール
1
(1) 受講時のマナー
コンピュータを使った実習形式であるため,実習中は隣同士で話合いながら取り組んでかまい
ません。ただし,教員が受講生全体に向かって話している間は,静かにしてください。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
・
6回以上休むと,期末テストを受験する資格がなくなるので注意しましょう。
・
実習・病気・就活などやむを得ない理由で欠席した場合は,後日,欠席届を提出してください。
6.授業計画
回
月日
テーマ・内容
1 4/14 オリエンテーション
2 4/21 データの種類と図表化
3 4/28 1つの変数の特徴の記述:代表値
平均・中央値・最頻値の求め方と性質
4 5/12
5 5/19 1つの変数の特徴の記述:散布度
レンジ・分散・標準偏差の求め方と性質
6 5/26
7
6/ 2 平均と標準偏差の解釈
8
6/ 9
9 6/16 2つの変数の特徴の記述:相関
散布図,相関の強さ,相関係数,相関係数の性質,結果の解釈
10 6/23
11 6/30
12
7/ 7
13 7/14
2つの変数の特徴の記述:連関
14 7/21
クロス表,連関の有無,ピボットテーブル,結果の解釈
15 7/28 まとめ
8/ 4 期末試験
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
7.評価方法
期末試験の成績(70%),授業への参加状況(30%)。期末試験は,持ち込み可の筆記試験である。
8.参考図書・文献
山田 剛史・村井 潤一郎(著)
よくわかる心理統計
ミネルヴァ書房
9.履修上の注意
・
「心理学研究法 IB」の基礎編にあたるため,IB の履修を予定している学生は,この授業もあわ
せて履修してください。
・
認定心理士の取得を予定している学生は,必修ですので,履修してください。
・
心理コースの必修科目となります。2 年次で心理コースの選択を考えている学生は,必ず履修
してください。
・
特別な配慮を必要とする学生は,申し出てください。個別に対応します。
2