基礎栄養学Ⅱ

2015 年度 前期 2単位
基礎栄養学Ⅱ
対象 学 科・学年: 健康栄養学科 2 年 B 組
時
間: 金曜日 Ⅳ時限(14:40~16:10)
教
室: 5 号館 523 室
教
科
書: 『基礎栄養学』(駒井三千夫、 正木恭介 編著、アイ・ケイ・コーポレーション)
1.担当教員
(1) 名前: 菱沼宏哉(ひしぬまこうや)
(2) 研究室: 1号館6階
(3) 連絡先:
(4) オフィスアワー: 月曜日 16:30~18:00 ほか、在室時はいつでも。
(5) 主な研究・教育業績
東北大学大学院農学研究科博士課程後期 3 年の課程 (食糧化学専攻) 修了。 東北大学
農学博士。 「食事制限と寿命」、 「造血および赤血球寿命と栄養」、 「免疫担当細胞の活性と
栄養」、 「活性酸素種と極微弱発光」、 「栄養とストレス」 などに関する研究を行い、 原著論
文 37 編、 学会発表 60 回。 管理栄養士養成課程対象の教科書として、 『基礎をかためる生
物・生化学』(朝倉書店)、 『管理栄養士国家試験対策 生化学基礎』(学文社)、 『基礎栄養
学』(アイ・ケイ・コーポレーション) を執筆。
2.授業の目的
(1) 授業の目的
栄養とは何か、 その意義について理解すること、 また、 健康の保持・増進、 疾病の予防・治
療における栄養の役割を理解し、 エネルギー、 栄養素の代謝とその生理的意義を理解す
ることを目的とする。
(2) 到達目標
栄養素等の生体内での働き、 それらの相互作用について習得し、 その成果を個人および
集団の健康維持・増進、 疾病予防の活用に発展させることができるようにする。
3.授業の概要
『基礎栄養学Ⅰ』 に引き続き、 脂質の栄養、 ビタミンの栄養、 ミネラルの栄養、 水と電解質の
栄養的意義、 エネルギー代謝について解説を行う。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1) 予習の仕方
教科書が指定され、 授業計画が示されているので、 「次回は何について学ぶのか」 は明確
である。 事前に教科書を熟読し、 理解したこと、 疑問点等を自分の言葉でノートにまとめて
おくこと。
1
(2) 授業の受け方
授業は、 教科書を中心とし、 講義形式で進める。 黒板やホワイトボードに書いた (描いた)
ことだけをメモするのではなく、 話したことも含めてメモをとり、 予習としてノートにまとめた内
容の確認と理解に努めること。
(3) 復習の仕方
必ず授業が行われた当日中に、 予習ノートおよび授業メモ、 教科書をもとに、 授業ノートに
自分の言葉でまとめること。
5.受講にあたってのルール
(1) 当然ながら、 授業と関係のない私語、 他科目等の 「内職」 は慎むこと。
(2) 授業中の教室では、 途中入室や退室は一般常識として認められるものではない。
(3) 授業を5回以上欠席した場合には、 原則として単位の認定を行わない。
(4) 試験において不正行為があった場合には、 本学規程に基づいて対処する。
6.授業計画
回
月日
テーマ・内容
予習・復習
4/10
脂質の体内代謝と臓器間輸送
pp 87-94
2
4/17
貯蔵エネルギーとしての脂質、 コレステロール代謝の調節
pp 95-99
3
4/24
摂取する脂質の量と質の評価、 脂質と他の栄養素との関係
pp 100-106
4
5/1
ビタミンの構造と機能
pp 107-108
5
5/8
ビタミンの栄養学的機能
pp 109-119
6
5/15
ビタミンの生物学的利用度
pp 119-121
7
5/22
ビタミンと他の栄養素との関係
pp 121-122
8
5/29
まとめと中間試験
9
6/5
10
11
1
ミネラルの分類、 硬組織とミネラル
pp 123-128
6/12
ミネラルによる生体機能調節と酵素反応の賦活
pp 129-133
6/19
鉄代謝と栄養
pp 134-135
12
6/26
ミネラルの生物学的利用度、 ミネラルと他の栄養素との関係
pp 136-137
13
7/3
水の出納
pp 138-141
14
7/10
電解質代謝と栄養
pp 141-144
15
7/17
エネルギー代謝
pp 146-158
7/24
まとめと期末試験
備考
※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。
7.評価方法
(1) 試験 (100%)
2回目以降の授業では、 前回学んだことがらの確認として小テストを行う。 また、 中間テス
トおよび期末テストでは、 小テストの内容および関連事項から出題する。 小テストを 20%、
中間および期末テストをそれぞれ 40%として評価する。
(2) 受講態度 (0%)
ただし、 明らかに受講態度に問題がある場合には、 減点の対象とする場合がある。
8.参考図書・文献
授業で使用する教科書には分子生物学的知見に基づいた最新情報が網羅されているが、 たとえ
ば代謝調節などに関して、 より詳細に知りたい場合には、 『基礎栄養学』(奥恒行 他 編、 南江
2
堂) などを勧める。
9.履修上の注意
卒業必修科目であると同時に、 管理栄養士国家試験受験資格取得に必要な科目である。 当
然ながら単位の認定は厳格に行うので、 授業内容を完全にマスターするつもりで予習・復習を
十分に行うこと。
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