ご参考資料 マーケットレポート 2016年1月14日 日経平均株価が一時昨年9月以来の17,000円割れ ~ 米国株安、円高・ドル安傾向など受け、市場心理が悪化 ~ (図1)各国の市場および為替の推移 1月14日の国内株式は大幅反落となりました。日経平 均株価は、一時、昨年9月29日以来、約3ヶ月半ぶりに 17,000円を割り込む16,944円まで下落、その後持ち直 し、17,240.95円で取引を終えました。 本日の急落は、前日の海外市場で原油等の在庫増 加への懸念から米国株が急落したこと、下落の続いた 中国・人民元がやや落ち着きを示しているにもかかわ らず中国株が軟調に推移したこと、米国株の下落を受 けてリスク回避の円買いが強まったことなどが影響し たものと見られます。また本日発表の日本の11月機械 受注が前月比▲14.4%との大幅減少となり、設備投資 動向など国内景気の先行き不透明感が強まった面も あった模様です。 1月13日 終値 前日の海外市場 S&P500(米) FTSE100(英) DAX(ドイツ) 米国10年国債利回り 債券 英国10年国債利回り ドイツ10年国債利回り 為替 米ドル/円(単位:円) ユーロ/米ドル(単位:米ドル) 商品 WTI原油先物(単位:米ドル) REIT S&P先進国REIT指数 株価下落を受けて10年国債利回りは一時0.19%まで 低下し、過去最低利回りを更新しました。 1月14日 終値 本日の国内市場 株式 為替 * 米ドル/円(単位:円) ユーロ/円(単位:円) REIT 東証REIT指数 前日の米国株下落はエネルギー関連株の急落が きっかけとなったものの、大型ハイテク株など含めて 全業種が下げており、投資家が「キャッシュ化」の動き を加速させた面が強かったと見られます。こうした市 場心理悪化の背景には、中国経済に対する根強い 不安感、下げ止まりの兆しが見えない原油価格の動 向に加えて、景気回復の足取りがおぼつかない中で 利上げを志向する米金融政策への懸念があると思わ れます。 来週以降、2015年10-12月期の中国、米国の実質 GDP(国内総生産)成長率が発表されるほか、日銀の 金融政策会合やFOMC(米連邦公開市場委員会)が 開催されます。中国や米国の足もと景気の動向や 日・米金融当局の経済環境等への認識、金融政策方 針など確認されるにつれて市場心理も徐々に落ち着 きを取り戻すと期待されます。 ▲ 2.21 ▲ 2.50 0.54 ▲ 0.25 0.03 0.17 0.13 ▲ 0.74 前日(1月13日)比 変化幅 騰落率(%) 17,240.95 ▲ 474.68 1,406.55 ▲ 35.54 117.58 ▲ 0.33 127.93 0.23 0.23% 0.03 1,670.99 ▲ 4.55 日経平均株価 (単位:円) TOPIX 債券 日本10年国債利回り ◆今後の注目ポイント 騰落率(%) 16,151.41 ▲ 364.81 1,890.28 ▲ 48.40 5,960.97 31.73 9,960.96 ▲ 24.47 2.09% ▲ 0.01 1.74% ▲ 0.01 0.57% 0.03 117.68 0.03 1.0877 0.0019 30.48 0.04 236.90 ▲ 1.77 NYダウ(米) (単位:米ドル) 株式 前日(1月12日)比 変化幅 ▲ 2.68 ▲ 2.46 ▲ 0.28 0.18 ▲ 0.27 ※S&P先進国REIT指数は除く日本、米ドル建、配当なしベース *東京仲値ベース (図2) 株価指数、原油先物の推移 (2015年12月31日~2016年1月14日、日次) 105 NYダウ 100 日経平均株価 95 上海総合指数 90 DAX WTI原油先物 85 ※2015/12/31を100として指数化 80 15/12/31 16/1/7 16/1/14 (年/月/日) ※日経平均株価以外は、1月13日までのデータ 以上 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法にもとづく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。本資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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