ご参考資料 マーケットレポート 2016年1月27日 1月26日の内外株式市場の動向について ~ 中国株式が安値更新の一方、原油先物の反発で欧米株式は上昇 ~ 昨日1月26日は中国株式が全面安となり、上海総合指数は前日比▲6.42%と、約1年2ヵ月ぶりの安値を つけました。追加金融緩和などの期待される政策が打ち出されないなか、個人投資家による失望売りが 強まった模様です。 日経平均株価も前日の欧米株式下落に加えて、26日の時間外取引でWTI原油先物が1バレル=30米ド ルを割り込んだことで売りが先行。引け際に中国株式が下げ足を早めたことで下げ幅を前日比▲400円 超に拡大しました。 一方、欧州株式は中国株式の下落を受けて下げて始まったものの、一部の中東産油国が減産に前向 きとの報道をきっかけに原油先物が上昇に転じたことで、市場心理が急速に改善して反発。NYダウも、米 国の1月の消費者信頼感指数や昨年11月の住宅価格指数などの経済指標が良好だったことも後押しとな り、反発しました。 為替市場では、中国株式下落につれて米ドル/円は一時117円台に下落したものの、欧米株式上昇を受 けて118円台半ばまで反発しました。 ◆今後の注目ポイント 内外の株式市場は当面、原油先物の動向に一喜一憂する展開が続きそうです。ただし、各国市場で株 価の割安感が意識されつつあり、原油先物の底値が確認できたといった認識が広がるにつれて株価は 徐々に下値を切り上げていくものと期待されます。 本日27日、米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます。声明文で足もとの株価下 落や原油安、米景気の動向など、どのような評価がなされるのかが注目されます。また米当局の認識が 28-29日の日銀金融政策決定会合における議論にも影響しそうです。来週早々には1月分の中国の製造 業PMI(購買担当者指数)、米国のISM(米供給管理協会)製造業景況指数など注目度の高い指標が発 表されます。足もとの市場混乱による米国、中国の景況感への悪影響が限定的となれば株式市場の反 発につながりそうです。 以上 各国の市場および為替の推移 内外金融市場 1月26日 終値 中国株式、原油先物の推移 変化幅 騰落率(%) 16,708.90 ▲ 402.01 ▲ 2.35 上海総合指数(中国) 2,749.79 ▲ 188.73 ▲ 6.42 NYダウ(米) (単位:米ドル) 16,167.23 282.01 1.78 株式 S&P500(米) 1,903.63 26.55 1.41 FTSE100(英) 5,911.46 34.46 0.59 DAX(ドイツ) 9,822.75 86.60 0.89 日本10年国債利回り 0.22% ▲ 0.01 米国10年国債利回り 1.99% ▲ 0.01 債券 英国10年国債利回り 1.69% 0.01 ドイツ10年国債利回り 0.45% ▲ 0.03 米ドル/円(単位:円) 118.42 0.12 0.10 為替 ユーロ/円(単位:円) 128.72 0.38 0.30 ユーロ/米ドル(単位:米ドル) 1.0870 0.002 0.19 商品 WTI原油先物(単位:米ドル) 31.45 1.11 3.66 東証REIT指数 1,682.03 14.81 0.89 REIT S&P先進国REIT指数 239.34 3.93 1.67 ※S&P先進国REIT指数は除く日本、米ドル建、配当なしベース 日経平均株価 (単位:円) (2015年1月1日~2016年1月26日、日次) 前日比 (米ドル/バレル) 70 6,000 WTI原油先物(右軸) 5,000 60 4,000 50 40 3,000 上海総合指数(左軸) 30 2,000 1,000 15/1 15/4 15/7 15/10 20 16/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法にもとづく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。本資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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