平成20年度 福井県立嶺北養護学校 学校関係者評価書

平成20年度 福井県立嶺北養護学校 学校関係者評価書
(問) ・学校評価書の成果と課題が適切かどうか。
・成果と課題を踏まえた今後の改善策・向上策が適切か。
・その他
(意見を聞いた方)
株式会社 高岡 代表取締役 高岡信人 氏
コミュニティーネットワークふくい コーディネーター相談員 村上正夫 氏
嶺北養護学校 PTA会長 水上裕之 氏
(意見欄)
各項目の「成果と課題」「改善策・向上策」について、「適切である」「どちらともいえない」「適切でな
い」の3段階の評価をした。安全教育の「成果と課題」で、「どちらともいえない」という評価が1名、
他はすべて「適切である」という評価である。
○教育課程・学習指導
・先生と保護者との懇談が中学部、高等部につれて難しくなるようだが、もっと教科担任と担任の
先生同士で、情報の共有化を図っていただきたいと思う。
・高等部での学校を楽しめていない率が高い点については、何が問題なのか調査を続けていただ
きたい。
・親と先生の情報の共有化は大事だと思う。
・企業実習などで1年ごとに子どもをみると、精神的な面での成長が著しい。
○安全教育
・不審者の防犯についてはとてもよくできている。
・登下校時の安全性の確保が難しいのではないかと思う。駐車場の確保や、乗降場所の工夫が
必要なのではないかと思う。
・不審者、事故防止等の情報については、文書の配布もよいとは思うが、登録制のメール配信等
も考えてはどうか。
○保健管理
・先生方は、児童生徒の健康面にはとても気をつかっていると思う。特に問題はないと思う。
・これからも子供の変化については、細かに報告してほしいと思う。
・給食については十分かと思う。昔の給食に比べとてもおいしいと思う。
・食育については親も積極的に参加してもらいたいと思う。
○研修
・民間の研修も取り入れてみてはみてはどうか。異業種の事の中にも様々なヒントになる事が多
い。
・IT活用研修等も必要と思う。
・大きすぎるテーマでなく、日々の小さなテーマに取り組むといい。
・改善・改革ではなく、工夫する・楽にすると考え気楽に取り組む事が大事。
・授業で生かせるような先進的で具体的な取り組みなど、すぐに結果に結びつき検証できるものが
よい。
○保護者・教職員・地域との連携
・先生方も保護者も、昔とはライフスタイルが変化しているので、PTA活動に積極的に参加してほし
いという事が難しくなって来ていると思うが、PTA活動の中に先生方と保護者の意見交換の場があ
るということを理解してもらい、参加できるような体制作りをしてほしいと思う。
・女性の親の参加が多い中、男性の親の参加が少ないので、男性の親の参加が増えるいいと思
う。
・保護者が積極的に学校へ足をむけてほしいと思う。
○進路指導
・高等部の三年間だけで、進路指導が十分にできるかは問題も残るが、さらに連携を密にして理
解を得ていくしかないと思われる。
・社会資源については、知らない事、わからない事も多いと思うので、本人や保護者のニーズに
合ったものの情報提供をしてほしと思う。
・職業の選択は難しい、先生も保護者も見るだけでなく、半日とか1日実際の作業を体験してみると
いい。それでなくては人に勧められない。
・保護者も、子どもが就職してからも就職先を訪問してほしい。
・就職に関してはいろいろな事にトライさせてみるといい。慣れてくると、ある部分では飛躍的に伸
びる事がある。
○連携
・サポートブックの活用はとてもよいと思う。
○校務連携
・IT活用の研修等に参加し、有用な活用法を考えていただきたい。情報共有のあり方を検討すると
よいと思う。使う必要性を感じないと、使用しなくてもよいと思ってしまうのでは。
・データベース化については、特に必要なシステム等を導入しなくとも、既存のシステム(ワード、エ
クセルなど)で十分対応できる。
・職員間の連絡も基本を文書でなくデータにし、必要性を感じさせる事が大事だと思う。経費の削
減にもつながると思う。
・IT活用は出来ないとまずいと思う。企業では必須である。
○寄宿舎生活
・集団生活、他人とのかかわりは、自立に向けてとても必要であり、これからも支援をしてほしいと
思う。
・舎と担任の先生との連絡についても、十分に機能していると思うが、情報共有をしていってほしい
と思う。
・寄宿舎生活で培ったものを家庭でも育てていけるよう舎と家庭との連携が大切である。
○全体(総括)
・全体を通して感じるのは、情報の共有化であると思う。先生方も日々の仕事に追われて、大変だ
と思うが、情報を共有化する事で、仕事もスリム化できるのではないかと感じる。本人、保護者、教
職員が連携して情報を共有化できる仕組みを考えていく事が必要かと思う。
・学校と保護者との意思の疎通をはかり、目標や重要性についての共通理解を持つ事が必要だ。
○学校関係者評価を踏まえた今後について
全体的に学校はよくやっているという評価をいただいた。
登下校時の安全性の確保および不審者・事故防止等の情報の配信について検討し改善を図り
たい。教科担任と担任、舎と担任、舎と家庭、学校と保護者間の情報の共有化を進め、意思の疎
通を図れるよう工夫する。研修については内容や持ち方を工夫し、成果が見える研修を企画して
いきたい。ITの活用については一層の推進を図り、より望ましい状態となるよう工夫する。