「教育実習のまとめ」報告 [県立H高等学校 英語] 氏名:H.M 1. はじめに 5月~6月の3週間にわたり、母校にて教育実習を行った。授業は全部で26コマ行 い、文法、リーディング、ALTとのチームティーチング以上3種類の授業を担当させて いただいた。 私が教育実習に向けて取り組んできたことは、自分が実践したい授業スタイルを明確に もち、教科教育法で学んだことを生かし授業案を考えることであった。また、授業だけで なく学校行事や学級経営についても理解を深められるよう、積極的に行動することを目標 に実習に臨んだ。 2. 分かりやすい授業とは 実際に授業をしてみて、自分が思い描いている授業ができず何度か悔しい思いをした。 しかしその度に授業をする難しさと発見があった。私にとっての発見は、授業で最も大事 なのは生徒の様子をよく見るということだ。いくら教材研究をして綿密な授業案を立てて いても、生徒が理解できていなければ一方的な授業で終わってしまう。活動1つ1つに意 味があることを伝え、発問で生徒が答えるものを授業に生かし、つまずいている点はその 場で対応することが、生徒にとって分かりやすい授業であると感じた。 3. 生徒理解 実習中はできるだけ、生徒のそばにいて生徒の良いところを見つけようとした。実習最 終日が文化祭であったため、私も一緒に準備に取り組んだ。また、自分が所属していた部 活動以外にも時間の許す限り見学に行った。授業以外での生徒の様子を見ることで、初め て見る生徒の一面もあった。改めて学校は勉強する場所だけでなく、多様な活動の中で成 長する場であることを知った。その多様な活動の中での生徒の活躍や個性を知ることが生 徒理解に繋がると思う。 4. 教員に必要な資質 教師に求められる資質が多い中、私が教師になった際、最も大事にしたいことは情熱で ある。普段からの教師の前向きな姿勢や言葉かけが、生徒のやる気に変わること学んだ。 クラスの雰囲気や環境を作ためには、まずは教師の働きかけが大切ではないかと思う。 5. 成果と課題 最初は計画通りに進めることで精一杯だったが、毎回の授業後に私の授業を分析し、助 言をくださった指導教官のおかげで、板書、発問法等が少しずつ改善され、生徒の様子や 反応を見られるようになった。授業回数をこなす度に、自分自身授業をするのが楽しくな るのが分かった。専門知識に関しては勉強不足だと感じたので、生徒の疑問に答えられる 豊富な知識を身に着けること、その知識の伝え方を工夫できるようにしたい。 1 6. おわりに 教育実習を経験して、今まで以上に教師の多忙さや責任の重さを感じた。しかし最終日 に指導教官から「学校は協力する場である」と温かい言葉をいただき、学校はチームワー クであることを実感した。今回の教育実習は、大学生活の中で一番力を入れた日々であ り、生徒や先生方からもらった熱い気持ちを教員採用試験で確実に生かしたいと思う。 2
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