2014(平成26)年度 秋桜高等学校 学校評価報告書

2014(平成26)年度
秋桜高等学校
学校評価報告書
1.自己評価
(1) 重点的に取り組むことが必要な学校評価の目標及び計画【Plan】
・ 生徒一人ひとりとしっかり話し合い、各人の目標に応じた学習計画に従って指導する。
・ 基本的生活習慣の確立を図り、学校生活が心地よく過ごせるよう、全教職員で取り組む。
・ 教職員間の情報交換がしっかりできるよう工夫し、生徒一人ひとりを大切にした教育に
全教職員で取り組む。
・ 4月~6月
学校評価についての基本計画策定
重点目標の修正検討、具体的な目標の設定
・ 7月~9月
自己評価項目の設定、学校関係者評価委員会の設置準備
・ 10月
自己評価の実施、全教職員アンケート調査
生徒・保護者アンケートを懇談期間に実施
・ 11月~12月
学校関係者評価委員会
評価結果の整理
・ 1月以降
評価結果を踏まえた改善方策の見直し、その報告及び公開
翌年度の目標設定、具体的取組に反映
(2) 上記の達成状況【Do】及び取組の適切さ等の評価結果の分析【Check】
・ 全般的に、当初の計画に基づいて実施することができた。
・ 全教職員は、まず、生徒一人ひとりとしっかり話し合うにために、
生徒との面談、保護者を交えた懇談、授業を含む日常の学校生活の中での交流を行った。
各行事における生徒と教職員、生徒同士の交流が貴重な機会という意識を持って臨んだ。
・ また、各人の目標に応じた学習計画に従って指導するために、
各生徒に自らの興味や関心について意識させ、それぞれの目標を見定める機会を持った。
目標に応じた学習計画を立てるための助言を行い、学習の動機付けや指導の指針とした。
・ 次に、基本的生活習慣の確立を図るにあたって、
計画的なレポート作成や授業受講、及び特別活動への参加等についての相談に応じた。
特別活動等を通して人間関係形成の機会とし、家庭を含む生活習慣に関しても助言した。
・ また、学校生活が心地よく過ごせるような配慮として、
交流に際しては、各生徒が心を開きやすく楽しい会話ができるような雰囲気を重視した。
校舎や教室の美化に勤め、落ち着いた学習環境と交流の場を提供することに留意した。
・ そして、教職員間の情報交換がしっかりできるような工夫として、
教育活動における諸々の課題を、教職員が孤立して抱え込むことのないように協力した。
職員会議等の機会のみならず、日常において情報交換を行い、相談できる機会を持った。
・ また、生徒一人ひとりを大切にした教育のために、全教職員で
各人の事情を尊重し、肯定的態度で接しつつ、その折々の心情を把握することに努めた。
特別活動への有意義な参加についての生徒の認識を深めるための説明会を充実させた。
いじめや暴力のない学校づくり、学習指導・教科指導の内容を保護者懇談等で説明した。
・ 評価結果としては、まず、重点目標について各教職員の協力が得られたと思われる。
・ そして、昨年度に引き続き上記のような取り組みを実行し、その結果は、当年度におい
ても全般的に目標に沿った効果を見ることができたと考えられる。
・ 自己評価アンケート(教職員、生徒、保護者)の評価項目等については、一部の表現を
変更したほか、おおむね前年度を踏襲したものであるが、各アンケート結果のとおり、
ほぼ満足を得られている。
・ また、前年度の課題となっていた「各教職員と校務運営委員会との情報伝達」、
「宿泊研
修等の特別活動への有意義な参加についての生徒の認識」、
「いじめや暴力のない学校づ
くり、学習指導・教科指導の充実についての保護者の認知」等についての改善が反映さ
れているようにみられる。
(3) 今後の改善方策【Act】
・ 上記の評価結果にあるように、重点目標について一定の効果を見ることができたと考え
られるが、その結果を踏まえて当面は、いっそうの改善事項として次の内容を含めるこ
ととし、よりよい学校運営と学習環境の充実に向けて、今後も引き続き努力することを
旨とする。
・ 各教職員間においては、適切な個人情報保護に配慮しつつできるだけ開放的な情報環境
の構築に努め、各種行事の内容・日程及び校務運営全般の企画・調整、教育課程検討、
生徒指導指針、人権教育をはじめとする各種研修、進路指導、カウンセリング、広報活
動等の校務分掌各部の分担業務について、教職員間での連携・協力を奨励する。
・ 特別活動については、活動内容の企画・立案や生徒参加の留意点等について慣例的・固
定的なものにこだわることなく、充実したものとなるよう努める。
・ 教育方針や生徒指導等に関しては、懇談の機会を重視しながら、教育内容に関する各種
通信文書、「いじめ防止基本方針」のHP掲載等を活用しつつ保護者への周知を進める。
・ 何よりも「楽しい学校」であるべく工夫し、各生徒が自らも他からも肯定されることか
ら始めることによって、自信と将来への希望を育むことに心がけていきたい。
2.学校関係者評価
学校関係者評価委員会(構成委員7名)による評価の結果は次のとおり。
(1) 自己評価の結果の内容が適切かどうか
適切である( 7 )人・適切でない( 0 )人・わからない( 0 )人
(2) 自己評価の結果を踏まえた今後の改善方策が適切かどうか
適切である( 7 )人・適切でない( 0 )人・わからない( 0 )人
(3) 学校の重点目標や自己評価の評価項目等が適切かどうか
適切である( 7 )人・適切でない( 0 )人・わからない( 0 )人
(4) 学校運営の改善に向けた実際の取組が適切かどうか
適切である( 7 )人・適切でない( 0 )人・わからない( 0 )人
このうち、自己評価アンケートを踏まえて、次の意見が添えられた。
・アンケートの結果については、いずれも肯定的な回答が多数を占めていること。
・昨年度よりの課題だった以下については、改善傾向が認められ今後も向上させること。
「各教職員と校務運営委員会との情報伝達」
「宿泊研修等の特別活動への有意義な参加についての生徒の認識」
「いじめや暴力のない学校づくり、学習指導・教科指導の充実についての保護者の認知」
・学校関係者委員会としては、各評価項目についておおむね適切であると判断されること。
なお、保護者並びに卒業生の立場の委員から、それぞれ学校評価に関わる心情が述べられた。
すなわち、生徒のうちに、にぎやかな環境や多人数の輪に加わることが苦手であったり、学習
活動についての些細なことでも尋ねにくいと感じたりするケースがある場合の対応について質疑
があり、静かな環境としての別室での授業や試験への配慮、各生徒の視線や声を拾う努力が肝要
であること等応答された。
また、学識経験者としての委員からは、学校で生徒達は自らに足りないものを補足して卒業と
いう目標に向かい、目標があってプロセスがあるが、高校での経験や訓練が社会に出て否定され
ることも時にはあるもので、それであるからこそ経験を積み目標を見つけるという実践的な教育
が大切である旨の意見があった。
以上