解析学 I 第 1回 略解

解析学 I
第 1 回 略解
[1-1] ともに区間 [0, 2) に一致するので等しい.
[
∞ [
∪
1
0, 2 −
n
(担当:日野)
]
= [0, 2) を示そう.任意の n に対して
]
1
⊂ [0, 2) だから 左辺 ⊂ 右辺 が成り立つ.また,x ∈ [0, 2) を任意に取るとき,十分大
n
きな自然数 n を取ると x < 2 − 1/n,特に x ∈ [0, 2 − 1/n] となる.従って 左辺 ⊃ 右辺 が成り立
)
∞ [
∪
1
つ.
0, 2 −
= [0, 2) についても同様.
n
n=1
n=1
0, 2 −
[1-2] 落ち着いて考えればできるので省略.
[1-3] (1) lim An = lim An = ∅.
n→∞
n→∞
(2) lim Bn = N, lim Bn = {1} ∪ { 素数の全体 }.
n→∞
n→∞
(
[1-4] 正しいものは (1)(3)(4).(1) の証明だけつけておく.y ∈ f
x ∈ Aλ を用いて y = f (x) と表される ⇐⇒ y ∈
∪
)
⇐⇒ ある λ ∈ Λ とある
Aλ
λ∈Λ
∪
f (Aλ ).
λ∈Λ
[1-5] 開集合 O ⊂ Rd に対して AO = {I ∈ A | I ⊂ O} とおくとき,O =
∪
I であることを示そう.
I∈AO
x ∈ O を任意にとったとき,有理数 δ > 0 を十分小さくとると,x を中心とする一辺が δ の開立方
体 C は O に含まれる.x の δ/4-近傍から有理点 y をとると,y を中心とする一辺が δ/2 の開立方
体 D は AO の元で x ∈ D ⊂ C をみたす.特に x ∈
∪
I∈AO
I が成立する.従って O ⊂
∪
I .逆
I∈AO
向きの包含関係は自明である.
以上