2016 年度 実解析第一・第二 配布問題 (第 11 回) p p p 125 p ∈ [1, ∫ ∞) とする.∫fn ∈ L (µ) (n ∈ N) が f ∈ L (µ) に n → ∞ で L -収束すれば, |fn |p dµ = lim n→∞ X |f |p dµ となることを示せ. X 126 µ を有限測度とする.また,1 ≤ p′ < p ≤ ∞ とする. ′ (1) Lp (µ) ⊂ Lp (µ) を示せ. ′ (2) fn ∈ Lp (µ) が f ∈ Lp (µ) に Lp -収束していれば,Lp -収束することを示せ. 127 p, p′ ∈ [1, ∞],p′ < p とする. ′ (1) Lp (µ) ̸⊂ Lp (µ) となる (X, F, µ) の例を挙げよ. ′ (2) Lp (µ) ̸⊂ Lp (µ) となる (X, F, µ) の例を挙げよ. ′ (3) 集合として Lp (µ) = Lp (µ) となる (X, F, µ) の例を挙げよ. 128 µ を σ-有限とし,p, q ∈ (1, ∞) とする.Lp (µ) ∩ Lq (µ) は Lp (µ) で稠密なことを示せ. 129 C0 (R) := {f ∈ C(R) | ある R > 0 で,f |[−R,R]c = 0} とする.また p ∈ [1, ∞) とする.C0 (R) は Lp (m1 ) で稠密なことを示せ. 130 p ∈ [1, ∞] とする.fn ∈ Lp (µ) (n ∈ N) が f ∈ Lp (µ) に Lp -収束するならば,(fn )n∈N は f に測 度収束することを示せ. 131 可測関数列 (fn )n∈N が f に測度収束するならば,部分列 (fnk )k∈N で f に概収束するものが存在 することを示せ. ϕ(x) 132 * f ∈ L1 (µ), f ≥ 0 とする.このとき,単調増加関数 ϕ : R → R で lim = ∞ および x→∞ x ∫ ϕ(f ) dµ < ∞ をみたすものが存在することを示せ. X (∫ 133 f ≥ 0 とする. lim p→∞ )1/p f dµ = esssup f を示せ. p X 134 * µ を確率測度とする.正値可測関数 f : X → (0, ∞) に対して,次を示せ: {∫ lim p↓0 (∫ }1/p p ) = exp f dµ log f dµ . X X n ∑ 1 135 n ∈ N とし,p1 , p2 , . . . pn ∈ (1, ∞), = 1 とする.fi ∈ Lpi (µ) (i = 1, . . . , n) のとき, p i i=1 ∏n 1 f ∈ L (µ) および次の不等式を示せ: i=1 i ∫ ∏ n n ∏ ∥f ∥pi . fi dµ ≤ X i=1 i=1 22 ∫ ∫ 136 fn ∈ L (µ) (n ∈ N ∪ {∞}) とする.各 g ∈ L (µ) で 2 fn g dµ → 2 X f∞ g dµ (n → ∞) かつ X lim ∥fn ∥2 = ∥f∞ ∥2 であれば,(fn )n∈N は f∞ に L2 -収束することを示せ. n→∞ 137 X = N, F = 2N , µ を個数測度とする.fn ∈ L2 (µ) (n ∈ N) で,sup ∥fn ∥2 < ∞ であれば,ある n∈N ∫ ∫ 2 2 f ∈ L (µ) で,各 g ∈ L (µ) に対して fn g dµ → f g dµ (n → ∞) が成り立つものが存在す X X ることを示せ (注:実際には,一般の (X, F, µ) で成り立つ). 138 f ∈ Lp (µ), g ∈ Lq (µ) とし,f ̸= 0, g ̸= 0 とする.|f |p = α|g|q となる定数 α > 0 が存在するこ とが,Hölder の不等式 ∥f g∥1 ≤ ∥f ∥p ∥g∥q で等号が成立するための必要十分条件であることを 示せ. 139 (1) p ∈ (1, ∞) とする.f, g ∈ Lp (µ) について,∥f + g∥p = ∥f ∥p + ∥g∥p であれば,αf + βg = 0 となる α, β ∈ R が存在することを示せ. (2) p = 1, ∞ それぞれについて,(1) の主張が成立しない例を挙げよ. 140 p ∈ [1, ∞) とし,fn ∈ Lp (n ∈ N) とする. ∞ ∑ n ∑ ∥fk ∥p < ∞ であれば, fk は n → ∞ で Lp -収 k=1 k=1 束することを示せ. { } ∞ ∑ 141 * ℓ2 := (an )n∈N an ∈ R, |an |2 < ∞ とおく. n=1 (1) ℓ2 はベクトル空間であることを示せ. (2) a = (an )n∈N , b = (bn )n∈N ∈ ℓ2 に対して,d(a, b) := ( ∑ )1/2 |an − bn |2 と定める.d は ℓ2 n∈N 上の距離となることを示せ. (3) X = ℓ2 , F = B(ℓ2 ) とする (このとき, 40 と同様にして,各 A ∈ F, x ∈ X に対して x + A ∈ F となる).また,(X, F) 上の測度 µ が µ(x + A) = µ(A) を全ての x ∈ X, A ∈ F でみたすとする.このとき,任意の A ∈ F , A ̸= ∅ で µ(A) = ∞ となることを示せ. 23
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