取る 高木 和人 20150607 埼玉県大会(壮年 46 歳以上初級) 決勝戦敗退 取られる 一本 技有り 減点 注意 警告 1 回戦 本戦 1-1 引き分け 対 中島 慎太郎(埼玉県北) 序盤 中盤 終盤 先手取る意思あるが技が 自分ペースで進みも腹空く ダメージ蓄積が動き落ちる 0 40 秒 80 秒 120 秒 突き 9(47%) 蹴り 10(53%) 姿勢保持率 85% ガード保持率 75% ①31 秒 先手を取ろうと2回蹴るも 不発。出合は確実に当てに行きたい。 空振りは体力を消耗する原因になる。 ②34 秒 相手の右前蹴りを体捌きで 躱すものの、35 秒は反応出来ず。こ こも蹴りを確実に捌きたい。縦の蹴り を当てられていると自分のペースを 崩されてしまう非常に厄介な技にな る。 ③37 秒 タイミング良く放つ右逆突 きで相手が崩れた所を躊躇なく追い 打ちに行く。勝負勘は素晴らしい。 ④49 秒 相手の右下段回し蹴りをス ネ受けし、右下段回し蹴りを返す。 この展開を出せたのは稽古の成果。 突き 21(62%) 蹴り 13(38%) 有効打率 60% 防御率 40% ①1 分 4 秒 再開後、相手が右前蹴り を狙っているのを感じていたのか、左 膝受けをして防御。この反応を今後も 大切にして行きたい。 ②1 分 19 秒 自分の流れで組手が進 行していく中で出した左突き→右下 段回し蹴りが良い形でヒット。この 成功体験を常に高い再現性を持って 出せるようにしたい。イメージ作りが 大切なので、10 回くらいはこの場面 を見返して下さい。 ③1 分 21 秒 下段回し蹴りを蹴った 後に手が伸びている。これは要修正 突き 18(67%) 蹴り 9(33%) 主導率 45% サプライズ率 0% ①1 分 28 秒 この試合で相手に狙わ れていたのは、お腹。攻撃手段として は右前蹴りと左下突き。この場面を見 ていても理解できるが、高木さんのお 腹攻撃に対する反応が鈍くなってい る。お腹にダメージが溜まってくると 後半に動きが落ちてくるので打たれ ないようにしたい。 ②1 分 55 秒 この右前蹴りは非常に 効果的であった。タイミングも良くか なり効いたのではないか。この蹴りを もう少し出していれば流れも変わっ ていただろう。 ③2 分 右前蹴りで相手が崩れた所 に下段突きを決めに行く。精神が意欲 的になっている事を象徴する動き。 延長戦 序盤 中盤 終盤 下段多いも疲労か効果薄 技出すも相手に動かされる ダメージあるも諦めない 0 30 秒 60 秒 90 秒 突き 13(52%) 蹴り 12(48%) 姿勢保持率 75% ガード保持率 60% ①再開後の出合は互いに右下段回し 蹴り。この出合を修正したいのだが、 この時は a.偶然に同じ技であったの か、b.自分が蹴ったら、相手が蹴り返 してきたのか c. b の逆か。 いずれ かを明らかにした上で修正箇所を明 確にして行きたい。 ②2 分 48 秒 いきなり右下段回し蹴 りから入る事が多いが、下段回し蹴り は突きで崩してから打たないと効果 が半減してしまう。入るキッカケとし て打つのであれば、すぐさま追撃の技 が必要。51 秒までの流れを見ている と、何となく入りそうだから打ってい るという印象を受ける。この時点でか なり疲れている事も影響しているだ ろう。 ③2 分 58 秒 本戦中盤③にある動き。 要修正。手を伸ばしてしまうから、相 手の下突きをまともに喰らっている。 突き 14(53%) 有効打率 55% 蹴り 13(47%) 防御率 40% ①3 分 2 秒 左前蹴りが良いタイミング。 ②3 分 4 秒 右前蹴りを捌けないで若干崩 れてしまう。 ③3 分 6 秒、7 秒 左前→右回し蹴りへと 繋ぐも距離があってないので簡単に躱さ れてしまう。踏込が浅いのが原因なので、 仕掛ける時は躊躇なく踏込みたい。 ④3 分 12 秒 この場面の下突きも、まと もに喰らってしまう。この試合を分けた技 はこの下突きと考えて良いのではないか。 ⑤3 分 17 秒 右下段回し蹴りを空振り。 相手にコントロールされている。 ⑥3 分 19 秒~21 秒 相手の右前蹴りをブ ロックしてから返し技を入れて、自分の技 を当てに行く。この場面を多く作る事を意 識的に行って行きたい。このイメージも作 りたいので、この瞬間を 20 回は繰り返し 見て下さい。 ⑦3 分 24 秒 このタイミングで下段を蹴 っていければ良かった。 突き 13(59%) 主導率 20% 蹴り 9(41%) サプライズ率 5% ①3 分 29 秒 このタイミングこそ左前蹴 りを打ちたい。 ②3 分 31 秒 相手の突きの打ち終わりこ そ、自分の技を当てる一番簡単なタイミン グなので、ここを突いて行きたい。この場 面も 10 回は見たい。 ③3 分 32 秒 右下突きをまともに受ける。 ここまでもらっていても耐えられている のは辻本クラスの成果。 ④3 分 33 秒~42 秒 相手にコントロール されてしまった場面。お腹が効いて身体の コントロールが鈍ってくると、ここまで簡 単にコントロールされてしまうという事 が分かる。やはりお腹は効かされたくはな い。下突の防御、カウンターを習得したい。 ⑤3 分 46 秒 この仕掛け方を見て欲しい。 お腹にダメージのある選手の典型的な動 き方になっている。 ⑥3 分 54 秒 ダメージがあるせいか、下 突きを防御しようとしている。これを序盤 から行いたかった。 ここまでダメージがあっても食い下がる 精神力を次回は勝利に繋げましょう! 総評 本戦から下突きを喰らい続けた事が最大の敗因となった試合。 ダメージがある事で相手にコントロールされる場面を多くあり、非常に悔しい試合 となった。 が、本戦中盤②、延長中盤⑥のような良い流れを作れた場面があり、今後の成長に 繋がる試合でもあった。マイニングにも記してありますが、上記 2 場面の映像をし つこいほど見て、頭にインプットしていつでもイメージを起こせるようにして下さ い。そのイメージを持って稽古を行ってもらえれば間違いなく実力は向上します。 この試合で見せた絶対に諦めないオヤジ魂を次回は是非とも勝利を飾る事で輝かせ て欲しいと思います! 攻撃面 ①タメの効いた連続技の完璧な習得 ②出合を制する技の完璧な習得 ③本戦中盤②、延長中盤⑥のような動き の徹底した反復稽古 防御面 ①下突きに対する防御、カウンターの徹 底した稽古。 ②回し蹴り、前蹴りに対する防御と返し、 そこから自分の技に転じる動きの徹底し た反復。
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