関口 取る 快 取られる 一本 20150607 埼玉県大会(小学 6 年上級クラス) 2 戦 1 勝 1 敗 2 回戦敗退 技有り 減点 注意 警告 1 回戦 対 出浦嘉一(さいたま中央) 序盤 本戦5-0判定勝ち 中盤 終盤 先手中途半端、場外追込 攻撃単調になり危ない場面 0 30 秒 突き 28(61%) 蹴り 18(39%) 姿勢保持率 75% ガード保持率 80% ①5秒 先手を取るも中途半端な形 になる。こうなってしまうのは仕方な い部分もあるが、であれば別の変化を つけるなど攻撃のアイディアが欲し い。 ②~15 秒まで 左下突きを好んで使 用するが急所をしっかりと打ち抜く 事を徹底して行きたい。現状ではダメ ージを与える事が出来ていないので 更なる稽古が必要だろう。 ③~27 秒まで 前蹴りは相変わらず 非常に走っている。が、正確さに欠け ているせいかポイントを奪うと所ま でいかず。動きの中で狙いを正確にし て行きたい。 ④30 秒 場外まで相手を追い込んで いけるようになったのは収穫。 2 回戦 対 主導権取るも決定打なし 60 秒 突き 21(57%) 有効打率 75% 蹴り 16(43%) 防御率 75% 90 秒 突き 19(70%) 主導率 80% ①44 秒 相手の右上段回し蹴りを捌 けない。受けるだけでは不十分で、完 璧に捌けるだけの実力を身に着けた い。それでなければ TOP 選手達には 勝つことが出来ない。 ②45 秒 下段を左右で蹴っている が、一歩踏み込んで蹴ることが出来れ ばさらに効果的な蹴りになっただろ う。これも課題。勢いをつけた蹴りを 習得する事。 ③53 秒 ここはダメ押しの場外を取 りたい。詰めが甘いのが問題。 ④1 分 13 秒 少し攻撃技が単調にな ってきたところに相手の左上段横蹴 り。危ない場面。攻撃手法に変化がな いので、ある程度で慣れてきてカウン ターをあわせられている。要注意 蹴り 8(30%) サプライズ率 0% ①1 分 20 秒 再開後の出会いも不十 分。この場面では右下段も蹴っている が角度をもう少し上から蹴りこめる ようにしたい。 ②1 分 25 秒、26 秒 この右横蹴りは 確実に捌いていく事。前に出たい場面 では、かなり邪魔な攻撃になるのが、 この横蹴り。完璧に捌ける防御を行 い、自分の攻撃起点となるように稽古 を行いたい。26 秒時点で相手の腰が 相当に引けているので、このタイミン グで下段蹴りを当てたかった。 27 秒で下段を当てているが 1 秒遅れ。 判断と行動の時間差を埋めていきた い。 ③1 分 30 秒 突きの打ち方も以前と 比較すると向上している。 伊達進太郎(春日部) 本戦 0-4 判定負け 序盤 中盤 終盤 序盤から攻めながら横へ 内股で崩すも、ポイント無 若干ダメージも攻撃姿勢を 0 30 秒 突き 33(60%) 蹴り 22(40%) 姿勢保持率 80% ガード保持率 85% ①6 秒 右で先手を取ろうと相打ち に。その展開から伊達がバランスを崩 して攻撃展開。右 2 連打だが、この場 面は左後ろ回し等の技が良かったの でないか。攻撃アイディアを持つ! ②16 秒 いつものリズムで中段 2 連 打。攻撃自体は良い攻撃。ただ相手は 間髪入れず下突きを合わせてきてい る。この合わせをもらっていると後半 にバテてくるので要警戒。 ③18 秒 左ひざ蹴りを躱す。このあ たりに防御意識の向上が見られる。 ④23 秒 この場面では思い切り踏み 込んで内股蹴りを合わせても良かっ たのではないか。 ⑤25 秒~27 秒 相手に的を絞らせな いように動いているが、単純に横を左 右しているので、円運動を行いたい。 60 秒 突き 19(61%) 有効打率 60% 蹴り 12(39%) 防御率 65% ①28 秒 ⑤の続きで動きながら蹴り を打っているが少し中途半端な形に なる。蹴りを打つためには突きで相手 を崩してからが基本。この場面では突 きで崩していないので中途半端な形 になっている。 ②30 秒 快の試合で初めて見るので はないかとほど良い突き 3 連打。 この 突き方や力の入り方、速度やタイミン グを何度も映像を見て頭にインプッ トし、高い再現性を持てるよう稽古し たい。 ③31 秒 このあたりの内股蹴りで少 しずつリズムを崩された感がある。 ④41 秒 前蹴り→下段突きで技あり でも良いタイミング。ここは悔しい。 ⑤49 秒 出会いの右前が危ない。出 会いは防御意味も含めて蹴りを出す 90 秒 突き 26(79%) 主導率 40% 蹴り 7(21%) サプライズ率 0% ①1 分 14 秒 突きを頑張って打つも 手打ちになり印象が悪い。肩と腰を入 れて力強い突きを行いたい。 ②1 分 15 秒 内股蹴りでバランスを 崩してしまう。この場面で技あり判定 している副審もいるが中盤④と比較 してみろと言いたい。 右の蹴りを蹴る瞬間に伸び上ってし まったのが崩された原因。蹴り足に意 識が集中してしまったのだろう。 軸足に意識を置いて攻撃する事。 ③1 分 22 秒~ 多少ダメージがある のか出会いこそ動きが鈍るが、劣性の この場面でこそ果敢に攻めに転じる 精神的な強さが出来たのが一番の収 穫ではなかろうか。最後まで内股蹴り に苦しめられたのは課題点。 総評 2 戦 1 勝 1 敗という結果になった大会。それなりに収穫はあったのではないか。 前回の伊達戦と今回の伊達戦では内容、試合展開に明らかな違いがあり見ている側 だけではなく、本人が感触を実感する展開であったのではないか。 劣性になっていた終盤でも攻撃姿勢を失わない気持ちの強さ、 「目的(優勝する)を見失わない行動力と言い換えても良いだろう。」 を発揮できるようになったのも大きな収穫。ここまで強くなってきたのも大きな成 果である。が、であればもう一つ上を目指して行くのも選択肢ではなかろうか。 ズバリ 木村、伊達に勝つ。というものである。 ここに目標(あくまでも中間目標だが)を設定し、現状認識とギャップを理解、どの ように埋めていくかの作業(*1)を行っていくなかで更なる飛躍をしてほしい。 攻撃面 ①縦の蹴りは非常に良い。 が、それでポイント奪取までには至らな い。ポイントを獲れるだけの域に達して 技と呼べるので自覚して稽古したい。 突きからの繋ぎや、タイミングを自分な りに工夫してみながら組手稽古を行っ てみてはどうか。 ②突きの徹底的な習得 以前からの課題である「突き」 。 2 回戦 中盤②で見せた腰と肩の入った 力強い突きを徹底反復していきたい。 *1 「理想と現実」展開図 ギャップ 自分 相手 どのようにして埋めるか 防御面 ①膝蹴りをサイドに躱すなど良い部分 もたくさんあった。 が、2 回戦 序盤④にあるように防御ア イディアを増やす事も攻撃と同じよう に大切。中盤⑤にある前蹴りを確実に捌 ける技術を身につける事も大切。 技術的にやるべき事は非常にたくさん あるので、時間をかけてしっかりと稽古 してほしい。基本的には「休日」は不要 という考え方の下に稽古をして行かな ければライバルに勝つことは難しいだ ろう。
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