須鎗 取る 海羅 取られる 一本 20150705 キューポラ大会 小学 5 年初級クラス 4 戦 4 勝 優勝! 技有り 1 減点 注意 警告 1 回戦 対 澤田 祐作選手(さいたま中央) 本戦 5-0 判定勝ち 序盤 中盤 終盤 互いに先手、左上段甘く 突き連打打ち方良、場外も 攻撃しながらも相手技捌く 0 30 秒 突き 12(34%) 姿勢保持率 95% 蹴り 24(66%) ガード保持率 80% ①15 秒 互いに縦を狙いあう。ミラ先手 取るも距離があっていない。ここは修正し たい。 ②17 秒 右下段。左上段回し蹴りを蹴る も不十分。もっと小さく畳んで技を出さな ければ入らない。今回、この左蹴りを課題 にしていたが、しっかりと入る場面はなか った。次戦への大きな課題にしたい。 ③24 秒 左上段が惜しいが今一つ技が決 まらない。 ④34 秒 本人も意識的に左を出している のは分かる。まあこれからの技。相手の返 し技を捌けていないのは問題。意識が攻撃 優位になってしまっていたのだろう。 2 回戦 60 秒 突き 14(49%) 有効打率 85% 蹴り 15(51%) 防御率 80% 90 秒 突き 8(48%) 蹴り 9(52%) 主導率 90% ①43 秒~45 秒 この間の突き連打。この 打ち方は良かった。早いテンポ、回転と与 えるダメージ。徐々に突き稽古の成果も出 始めている。右横→左上段前蹴りも良い。 この場面で確実に場外に相手を出してい るのも良い。この場面が 3 回あれば間違い なく勝てる試合となる事を理解しておき たい。勢いよく押し出す事が出来ればなお よい。 ②1 分 1 秒 左上段回し蹴りの位置は完璧 なのだが、蹴り方の問題だろう。続けた突 き連打は左下突きが出なく不十分な形に なる。右突きが得意だからこそ左を出すよ うに意識する事。 サプライズ率 0% ①1 分 11 秒 前に圧力をかけてくる相手 にサイド展開し、右鍵突きを返す。禁止し ている鍵突きだが、こういった使用法なら ドンドン推奨して行きたい。前段階の蹴り には修正点が多く見つかる。一番はスライ ド蹴りが出来ない事。 ②1 分 18 秒 左上段不完全。 ③1 分 31 秒 先手を取れない。 ④1 分 34 秒 相手の縦を確実に捌く。 ⑤1 分 36 秒 自分から縦を使い仕掛けた 場面。この動きを増やしていこう。 ⑥1 分 42 秒 突きを打ちながらでも相手 の縦を確実に捌く。防御意識の高まりを大 きく感じる場面。非常に良い。 鈴木 遥雅選手(埼玉県西) 本戦 5-0(技有含)判定勝ち 序盤 中盤 終盤 カウンター狙うも距離が 左上段回良いが的確さに欠 徐々に左下突きが入り技有 0 30 秒 突き 17(55%) 蹴り 14(45%) 姿勢保持率 90% ガード保持率 90% ①17 秒 突っ込んでくる相手に右横でカ ウンターを狙うが、足を上げるのが早すぎ るので効果的にならない。もっと相手を引 付けて技を出す必要がある。 ②21 秒 左上段回し蹴りが非常に良い形 で入るも、技が上過ぎた。あと5㌢下だっ たら完璧にポイントを取れていた。 ③23 秒~24 秒 相手の蹴りを完璧に捌い て、返し技に。左下突きも良い感じで入っ ている。この場面は良い攻撃場面。 ④26 秒 突きの合間に相手の右上段回し 蹴り。危なかったが、すかさず上段回し蹴 りを返す。 ⑤~37 秒 突きテンポが同じになる。打 ち方を流れに応じて変えるようにしたい。 60 秒 突き 22(54%) 有効打率 80% 蹴り 19(46%) 防御率 90% ①40 秒 相手に押しによる警告が。 ②47 秒 再開後、右横の縦の完成度をも っと高めたい。 ③50 秒 左上段回し蹴りが入るも入り方 が浅くなり、ポイントを奪うには至らず。 蹴り方を根本的に変えて、外回しで引っか けるように蹴るのも良いかもしれない。 ④56 秒 右横カウンターが丁度よいタイ ミング。序盤①、中盤②の横蹴りはタイミ ングがあっていないがための中途半端具 合なのだろう。タイミングを合わせて蹴ら なければ効果を発揮しないので気をつけ たい。 ⑤1 分 3 秒~5 秒 左下突きが 2 回良い感 じで入る。この感じを覚えておきたい。 90 秒 突き 12(60%) 主導率 95% 蹴り 8(40%) サプライズ率 0% ①1 分 10 秒 左下突きが非常に良い感じ で入る。身体を大きく使い、腰を入れて力 強く入っている。この瞬間を 1 週間 1 日 20 回は見て、頭にインプットする事。 ②1 分 21 秒~24 秒 この場面では右下突 きしか出せていない。この場面を 5 回ほど 見て、左下突きを出せていたら、どのよう な展開へ変化していたかをイメージして みる事。 ③1 分 29 秒 チョコンとした左上段回し 蹴りで技有ポイント。 ④1 分 46 秒 右へサイド展開しても左上 段回し蹴りというアイディアは非常に良 かった。このような多くの展開を知ってお くだけでも瞬時に閃きがあるのだろう。 準決勝戦 対 梅津 海選手(栃木・茨城県) 判定1-0引き分け 序盤 中盤 終盤 見合多く、縦距離合わず 狙い所があるも散漫な流れ 足止まり、攻勢ペース作れず 0 30 秒 突き4(45%) 蹴り 5(55%) 姿勢保持率 85% ガード保持率 90% ①14 秒~34 秒 ファーストコンタクトが 20 秒後とは(笑)この間に互いに攻め入 る隙を窺っているが入れない。このような 膠着場面でも入っていける「縦」が欲しい。 スライドステップを磨き上げたい。 ②36 秒 カウンターが出来ていないのは 大きな問題。何のために右足をタメていた のか分からない。相手の右上段回し蹴りを 受けるも捌けていないのも課題。左上段を 返せているのは良いが、捌いて返し技を入 れて行くのが基本。確実に捌きたい。 ③44 秒 この場面でも縦はしっかりと蹴 れている。が、スライドステップがないの で距離が合わない。この距離を瞬時に詰め るステップ技術が欲しい。 60 秒 突き 11(62%) 蹴り 7(38%) 有効打率 80% 90 秒 突き 7(59%) 防御率 75% 蹴り 5(41%) 主導率 60% ①1 分 4 秒~10 秒 相手が懐に入ってき て下突き連打。コチャコチャして、やりに くい感じ。左膝蹴りまで繋いでいるが、こ の膝蹴りは喰らわなくてよかった。結構鋭 い技。きっと得意なのだろう。相手の技と 止めて右下段→右縦に繋いでいるのが非 常に良い。これ(右横)があるだけで相手 は勝手に警戒してくれるので戦いやすく なる。相手に全力を出させないという観点 からも必要な技。 ②1 分 13 秒~16 秒 相手、プレッシャー を与える目的で足踏みを行う。これは自分 が圧倒的に優勢の状況下では効力を発揮 するが、やや劣勢の中で行っても無意味。 このような状況を見極めない技、動作の行 い方は反面教師としたい。きっと親が熱い 人でキックの映像等を見せているのだろ う。この場面においては悪い方に出た。 サプライズ率 0% ①1 分 20 秒 足が止まりかけるも指示を 聞いて動く。が、4 秒間で終わる。4 秒だ け動くのではなく、試合時間内終始動ける 身体作り。これも大きな課題になる。 ②1 分 31 秒 攻防まで時間を空けすぎる。 ミラの現状は、相手に入ってきてもらわな ければ組手にならない傾向が強い。 ミラの技レベルが上がれば上がるほど、相 手は警戒し入ってこなくなる。で、このよ うな試合展開になる。実力でいえば本戦で 決められる相手にも延長戦に入ってしま うのは体力が勿体ない。 ③1 分 45 秒~ 終了間際まで相手が逃げ モードになっているのが理解できるだろ うか?ここで追撃をしていれば判定はど うなっただろうか?10 本技を出したとい う前提で考えてみて欲しい。 延長 1 回5-0判定勝ち 延長戦 対 序盤 中盤 終盤 上段狙うも不十分が多く 勝機多いもポイント獲れず 最後まで優勢も決定打なし 0 30 秒 突き 19(76%) 姿勢保持率 75% 蹴り 6(24%) ガード保持率 85% ①埼玉比企支部と稽古を一緒に行ってい るのかな、この子は。無駄にキック動作を 入れてくるが、全て無駄な動きになってい る。意味を深く考えない真似事は辞めた方 が良いのだが。 ②~2 分 13 秒まで 上段を狙うも入らな い。打ち合い場面では下段回し蹴りから崩 す事を徹底したい。ちょっとミラも前かが みになり過ぎている所は修正したい。 ③2 分 30 秒 再開後の出会い、右上段前 蹴りが惜しい。~38 秒までの打ち合いで 右下段を外にしか振っていないが、左足で 内股蹴りを出していければ、違った展開を 行えたのではないか。 ④2 分 39 秒 自分から入って右縦を蹴る も不十分。スライドステップをしっかりと 使用したい。 60 秒 突き 16(62%) 有効打率 90% 蹴り 10(38%) 防御率 90% ①2 分 42 秒~44 秒 この場面を 10 回以 上は見る事。右下突きを 2 回ほど打ってい るが、左がない。この中で左下突きを 2 回打てていれば、相手に確実にダメージを 与える事が出来ていたのではなかろうか。 突き連打を打つ事が出来れば、蹴りまでス ムーズに繋ぐ事が出来たのではないだろ うか。しっかりと考えて欲しい。 ②2 分 51 秒 しっかりと踏み込んで右縦 を打つ。このレベルをもっともっと上げて 行きたい。しかし、相手は防御しないな。 これではレベルが上がらないだろうに。 もし、マネージャーが相手保護者と友達な のであれば「防御はした方がよい」とアド バイスしてあげて下さい(笑) ③2 分 57 秒 右縦もスライドなし。相手 が入ってくるタイミングを狙っているの かもしれないが下手くそ。 90 秒 突き 11(55%) 主導率 80% 蹴り 9(45%) サプライズ率 0% ①2 分 59 秒 左右突きで胸元を叩く。こ こから下突きへ繋いでいけたら良い。この 場面では左も突けているので良いだろう。 ②3 分 1 秒 左上段回蹴り蹴るも不十分。 ③3 分 13 秒 相手、防御反応全くなし こんな組手で勝てるほど空手試合は甘く ない。 ④3 分 14 秒 ミラは確実に前蹴りを捌く。 この防御意識の有無は非常に大きな差。 ⑤3 分 26 秒 左上段回し蹴りを繋ぐも不 十分。ミラが一番稽古しなければならない のは、左下段回し蹴りかもしれない。 内股&外へと蹴れるようにしていきたい。 そこから繋いで上段回し蹴りという形か な。 ⑥右下段をしっかりと蹴れているので左 下段回し蹴りを磨いた方が上段をマスタ ーする早道かもしれない。 決勝戦 対 渡部 夏偉選手(さいたま見沼) 本戦4-0判定勝ち 序盤 中盤 終盤 相手の前蹴りが厄介だが 中盤は優勢ペースも決技無 終盤、若干不利も打ち合う 0 30 秒 突き 20(50%) 姿勢保持率 75% 蹴り 20(50%) ガード保持率 80% ①12 秒 中途半端な合わせ技になる。相 手の技の内側を取るようにしなければ入 らない。この場面では外になる。内側を取 る事を徹底する。 ②13 秒 相手の危ない縦。貰わなくて良 かった。 ③15 秒 ミラは突きで行きたいが、相手 の前蹴りがそれを止める。が、しっかりと 防御しているので、さらに返し技へと繋い で行けている。防御は大切。 ④19 秒~22 秒 この場面は「勝ちたい」 という意識が全面に出て昔の癖が出た封 印したい組手スタイルになった場面。 ⑤28 秒 やはり決勝。相手の縦も鋭く良 い蹴り。決勝ともなると初級でもレベル高 い 60 秒 突き 24(74%) 有効打率 70% 90 秒 蹴り 9(26%) 突き 20(67%) 防御率 75% 主導率 80% ①32 秒 この右縦も軸足がスライドして いればポイントを取れていたかもしれな い蹴り。軸足スライドは緊急課題。 ②40 秒 相手の前蹴りを確実に捌いて返 し技を入れる。良い展開。この繰り返しを 行う事で相手のペースを崩せるし、体勢 (バランス)を崩す事も出来る。この防御 技術は世界で通用するだろう。 ③46 秒 時田先生も指示しているが左下 突きが出ない。これは徹底反復しかないだ ろう。 ④49 秒~56 秒 打ち合いに。この場面を 10 回以上見て欲しい。この時に小さくサ イド展開を入れて行けたら、動きはどれだ け変わっただろうか?考えて欲しい。 蹴り 10(33%) サプライズ率 0% ①1 分 1 秒 縦は内側を取れている。 ②1 分 12 秒 序盤④と同じ展開。相手が 強くなるとこのような展開になってしま うのだろう。まだまだ潜在的に残っている 悪い部分。頭をつけて何とか前に出ようと してしまう。 ③~1 分 21 秒 攻撃リズムが単調になっ ているのも問題。リズムチェンジを状況に 応じて行えるようにしていて行きたい。 ④1 分 22 秒 相手の左前蹴りが危ない。 ⑤1 分 38 秒~40 秒 頭が下がって、体勢 が悪い中で攻防を行おうとするが、伸びが なく中途半端な技になってしまう。 少し相手の攻撃が聞いてしまった影響か もしれないが修正したい。 総評 一つ上の学年クラスでの優勝は一安心。だが、確実にポイントを取れる場面でも取 り切れない場面が多く、非常に課題の残る試合内容。 以前と比較しても組手レベルは間違いなく向上しているが、理想的な組手にはまだ まだ改善しなければいけない部分が多い。 1 年前の試合映像と、今の試合映像を見比べて欲しい。何が変わったのかを自分で確 認する事で、さらなる課題が自分で見つけられるはず。 これからは自分で方向性を考え、自分で稽古内容も考案出来るようにして行きたい。 攻撃面 ①左上段回し蹴り、前蹴りの徹底反復。 膝を小さく畳みこんで、鋭く蹴り上げる 事が必要。 蹴りそのものを変えて、外回し蹴りのよ うに振り回してみるのも一つの案。 ②左下突きの徹底的な稽古 右突きを活かすために左を徹底して稽古 する。 ③いろいろな攻撃のバリエーションを知 る。 ④スライドステップの徹底的な稽古 どのような展開であっても、こじ開けて 入っていける鋭い蹴りを身につける事。 ⑤試合時間 終始動く身体作り 現状では止まったまま、相手を待つ組手 になっているので能動的に狙っていける 組手を目指して行きたい。 防御面 ①現在の防御技術はかなりハイレベル。 A、捌きは非常に良い。 B、返し技も的確に出る。 上記 2 点に加えて捌く際にサイド展開 し、ポジショニングを行いながら返す事 が出来ると、より効果的な試合運びが出 来るようになる。 次戦までに、ここを磨き上げて行きたい。
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