関口 取る 遼(中学生クラス) 取られる 一本 2015023 南東北大会 緒戦敗退 技有り 1 減点 注意 警告 1 回戦 対 渡邉裕太(拳翔館) 本戦0-5(技有含)判定負け 序盤 中盤 終盤 先手取るも相手の流れに 攻めているが、調子合わず 強引に仕掛けて勝機作るも 0 30 秒 突き 19(71%) 蹴り 8(29%) 姿勢保持率 80% ガード保持率 80% ①16 秒 左中段蹴りで先手を取る。相手 の返しも確実に防御しているのも良い。 始まった打ち合い~21 秒まで 相手の攻 撃技で終わっているのは問題。遼の蹴り技 は 1 回だが、相手の蹴りは4回。この差の 積み重ねが 1 分 30 秒という短い時間の流 れを作っていく。「自分の技で終わる」と いう原則を改めて見直したい。 ➁~27 秒まで この場面でも遼の蹴り 2 回に対して相手は 3 回。また最後に左上段 膝蹴りを持ってきている。ポイントを取ら れた要因はこのあたりあるのかもしれな い。 ③29 秒 相手の右上段回し蹴り。この技 に対して関口は真面目に対応しているが、 このあたりの動きも関口の課題。何が課題 かと問われれば「真面目すぎる」事。 この程度の技など少し頭をずらせば避け られる。それは正直に防御反応している。 簡単に避けて、相手に「見切られている」 感を与える事で自分の流れを作り出す事 が出来る。真面目過ぎるのも考え物。 60 秒 突き 30(75%) 蹴り 10(25%) 有効打率 70% 防御率 70% ①33 秒 突進して左前蹴りを打つ。先手 を取り積極的に仕掛けていくのは非常に 素晴らしい。が、この場面を見ていても序 盤①と同様、蹴りまでがスムーズに繋がら ず、相手に翻弄されている印象がある。 上手に逃げる相手に技を上手に当てられ ない事に対して焦りが生じていたのかも しれない。映像からも蹴りを出せない事に より足元にもたつきが生じている事が確 認できる。技術ではなく心理面で相手に動 かされている流れ。 ➁39 秒 序盤③同様。 ③40 秒~42 秒 このサイドはどんな意図 があって動いたのか? 相手が心理戦を仕掛けているという仮定 の下に考えると、この時点で相手の術中に 嵌っている可能性がある。心理戦を得意と するタイプは「相手に考えてもらいたい→ 迷いや戸惑いを感じて欲しい」という事を 出発点にしている。であれば、この行動は 相手に取っては正、関口に取っては負の作 用になっていただろう。 90 秒 突き 29(72%) 主導率 65% 蹴り 11(28%) サプライズ率 0% ①43 秒 強引に仕掛け、左中段回し蹴り に繋ぐ。この技は効かせられるし、鋭い非 常に良い技。この場面でも確実に効かせて いるのは分かる。 ➁1 分あたり この場面で左中段回し蹴 りを打ち込めていないのが非常に勿体な い。相手との相対関係で遼の突き&下段の 間合いが遠くなっているので中段回し蹴 りがベストの選択ではなかったか。効いて いる感は遼も感じていたはず。また突き& 下段の距離不適合も感じていたはず。 左中段回し蹴りを軸に攻めていければ相 当に展開は変わっていたのではないか。 ③1 分 6 秒~9 秒 相手の懐に入ってもた ついてしまうのは大きな課題。ここで一気 呵成に攻めていければ膝は防ぐ事が出来 たであろう。この瞬間、わずか 1 秒のもた つきが勝敗を分ける事を明確に認識した い。間合いを詰めすぎる傾向があり、だか らこそ、もたつきが発生する場面でもある ④完全に逃げにまわる相手を捉えられな い。非常に悔しい展開で終える。 総評 心理戦が一番の敗因、そのように考えて良いだろう。 今回の南東北大会で学んだのは、変則組手=心理戦を仕掛けてくる相手に対しての 対応力。これは攻撃のアイディアや、瞬間の閃きとも相関が強い分野。 変則組手を行う選手は、一見逃げるような動きを行うが、相手を幻惑しながら確実 に急所を捉えてくる選手が多い。この試合の凌のようにドンドン前に出てきてもら えると非常に戦いやすい。これに嵌ってしまった大会であっただろう。 攻撃面 ① 自分で考えて道場へ提出する事 ① 防御面 自分で考えて道場へ提出する事
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