お客様用 オーストラリアの経済トピック 2016 年 1 月 27 日 12 月のインフレ率 10-12 月期のインフレ率は RBA の予想とほぼ一致してい 豪州の昨年 10-12 月期のインフレ率は低位推移: ● 消費者物価指数(CPI)は、一般的にタバコへの増税と高 騰するレジャー費用を、ガソリン価格の下落等が相殺した形 で、10-12 月期は、対前期比 0.4%、対前年比 1.7%とな りました。 ● 基調インフレ率は、対前期比 0.5%、対前年比 2.0%となり ました。 (%) たため、おそらく RBA が更なる金利引き下げを行うほど低 い水準ではないと思われます。しかし、RBA の掲げる 2〜 3%のインフレ目標の下限で推移していることで、利下げの 余地を残しており、RBA は緩和バイアスを維持すると見て います。 RBA は来週、政策金利の引き下げを行わないかもしれま せんが、弊社の見解としては、低インフレとともに、豪州の経 豪州のインフレ率は引き続き停滞 済成長への継続的な下振れリスク、更なるコモディティ価格 の下落や世界経済の成長への懸念が見られることから、今 基調インフレ率 後数ヶ月のうちに、RBA は金利引き下げを行うと見ており、 また、市場は少なくとも 1 回、年内の引き下げを織り込んで います。 消費者物価指数(CPI) (年) (出所:オーストラリア統計局(ABS)、AMP キャピタル) 10-12 月期のインフレ率の数値は、豪州の価格決定力とインフ レ圧力が引き続き弱いことを示しています。基調インフレ率(トリ ム平均と加重中央値の平均値)が対前年比 2%と、豪州準備 銀行(RBA)のインフレ目標範囲の下限にあり、変動幅が大き く、影響力の大きい公共部門を除いたインフレ率は、対前年比で 1.8%となっており、海外でのレジャー費用の高騰以外に、豪ドル 安によるインフレ率への影響はほとんど見られません。 当資料は、投資の参考となる情報の提供を目的として、AMP キャピタル・インベスターズ・リミテッド(オーストラリアにおける登録番号:ABN AMP キャピタル・インベスターズ株式会社 59 001 777 591; AFSL 232 497)から提供された情報をもとに AMP キャピタル・インベスターズ株式会社が作成したものであり、特定の有価証 登録番号: 関東財務局長(金商)第 85 号 券への投資を勧誘する目的で作成したものではございません。当資料は、各種の信頼できると考えられる情報に基づいて作成されておりますが、 加入協会: 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。当資料中のいかなる内容も将来の投資成果及び将来の市況環境の変動等を保証す るものではありません。当資料の記述内容、数値、グラフ等は作成時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 1/1
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