お客様用 先週のオーストラリアの 経済トピックから 2015 年 2 月 10 日 2 月の豪州準備銀行(RBA)定例理事会について • 豪州の政策金利が 0.25%引き下げられ、2.25%になりまし た。 • RBA 総裁声明では、豪州の「生産の伸びはおそらく、やや長 い期間にわたりトレンドを若干下回り続け、失業率は従来の 予想を小幅に上回る水準でピークをつけると予想される」こ とから、今回の利下げは理に適ったものであることが強調さ れました。 • RBA は、「交易条件の悪化により所得の伸びが押し下げら れている」ことを認めています。そのため、豪州経済は「今後 も一定期間にわたり、ある程度供給過剰となる可能性があ る」と RBA は見ています。 • また RBA は、「労働コストの伸びが落ち着いている」ことか ら、「為替レートが下落」したとしても豪州のインフレ率は 「2%~3%というターゲット内に収まるだろう」としています。 • 豪ドルに関しては、「最近大幅に下落している」と認識してい るものの、「特に主要なコモディティ価格が大幅に下落してい ることを考えると、豪ドルは依然として割高な水準にある」と RBA は考えています。 (出所)AMP キャピタル・インベスターズ RBA の金融政策報告 • RBA は、豪州の 2015 年の実質国内総生産(GDP)成長率 は「1.75%~2.75%」になると予想しています。これは、昨年 11 月の予想よりも 0.25%低い数値です。成長率予想を引き 下げた主な理由は、消費の伸びが減速していることに加え、 液化天然ガス(LNG)の輸出の伸びも減速していること、そし て、非資源分野への投資の回復が予想よりも遅いことのよう です。 • また、「労働所得の伸びが予想よりも低い」ことから、消費者 支出は「一定期間にわたり平均を下回るペースで推移する」 と予想しています。 • 「LNG 生産の増加は、より緩やかに推移する」と予想してい ますが、「2016 年~2017 年の GDP 成長率を 0.75%ポイン ト押し上げる」と見ています。 • RBA は、非資源分野投資に関しては、「回復のタイミングは 2015 年後半にずれこんで」いるが、「為替レートの下落と、 極めて緩和的な金融環境が回復を後押しする」と見ていま す。 • 資源投資においては、「数多くの大規模プロジェクトが完工 する一方で、新たにスタートするプロジェクトが少ない」ことか ら、「今後 2 年間で大幅に縮小する」と予想しています。但 し、「予想される縮小の速度とタイミングに関しては不透明」 としています。 (出所)AMP キャピタル・インベスターズ 当資料は、投資の参考となる情報の提供を目的として、AMP キャピタル・インベスターズ・リミテッド(オーストラリアにおける登録番号:ABN AMP キャピタル・インベスターズ株式会社 59 001 777 591; AFSL 232 497)から提供された情報をもとに AMP キャピタル・インベスターズ株式会社が作成したものであり、特定の有価証 登録番号: 関東財務局長(金商)第 85 号 券への投資を勧誘する目的で作成したものではございません。当資料は、各種の信頼できると考えられる情報に基づいて作成されておりますが、 加入協会: 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 情報の正確性、完全性が保証されているものではありません。当資料中のいかなる内容も将来の投資成果及び将来の市況環境の変動等を保証す るものではありません。当資料の記述内容、数値、グラフ等は作成時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 1/1
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