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分かる授業
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子どもの思考の流れに沿った単元構成って?
ど の よ う に す れ ば 、子 ど も の 思 考 の 流 れ に 沿 っ た 単 元 が
構 成 で き る か を 知 り た い で す 。( 5 年 経 験 者 の 声 )
まず、教 材 研 究 を基 に、この単 元 でどのような資 質 や能 力 、態 度 を身 に付 けさせた
いかを明 らかにし、単 元 目 標 を設 定 します。そして、その目 標 が実 現 されるように、具 体
的 な指 導 や評 価 の計 画 を立 てます。
教 材 研 究 で明 らかになった指 導 内 容 に基 づき、子 どもの実 態 を把 握 した
上 で、単 元 を構 成 することが重 要 です。
指導内容に基づいた子どもの実態把握
子 ど も の 何 を ど う 把 握 す れ ば よ い か が 曖 昧 に な り 、「 明 る く 元 気 で 、 男 女 の 仲
が よ い 。」 な ど 、 生 活 上 の 実 態 や 子 ど も 同 士 の 関 係 か ら の 把 握 だ け に と ど ま っ て
いませんか?
次のような視点をもって、子どもの学習状況を把握しましょう。
○
指導内容に関する一人一人の子どもの興味・関心や学習到達状況
○
学級において学習状況が不十分な指導内容とその原因
子どもの思考の流れに沿った単元構成と指導計画
単 元 目 標 の 実 現 を 目 指 し て 、指 導 内 容 を 配 列 し た り 、時 間 を 配 分 し た り し ま す 。
単元
【単元目標】
小単元
小単元
小単元設定時の必要項目
・指導目標 ・指導内容
・学習課題 ・時数
○
○
小単元
・教材
・評価
……
など
小単元は必然性のある流れになっているか。
重点化する指導内容について、十分な時間を掛けて指導できるように
時間を配分しているか。
○ 子どもの思考の流れが、最終的に単元目標の達成につながっているか。
分かる授業
子どもの学習状況を的確に把握するための評価計画
評 価 は 、目 標 が ど の 程 度 ま で 実 現 さ れ た か を 子 ど も の 学 習 状 況 か ら 把 握 す る も
のです。そして、その評価に基づいて、教師は指導の過程や評価方法を見直し、
よ り 効 果 的 な 指 導 が 行 え る よ う 工 夫 改 善 を 図 っ て い き ま す 。 こ れ が 、「 目 標 と 指
導と評価の一体化」の考え方です。
Q.何 のために前 もって評 価 計 画 を立 案 しておくのでしょうか?
A.前 もって計 画 しておくことで、効 果 的 ・効 率 的 な評 価 ができます。
評 価 時 期 や 評 価 方 法 を 事 前 に 計 画 し て お く こ と に よ り 、バ ラ ン ス よ く 総 合
的 に 判 断 す る こ と が で き ま す 。評 価 す べ き 点 を 見 落 と し て い な い か 確 認 す る
だ け で な く 、必 要 以 上 に 評 価 機 会 を 設 け て 多 大 な 時 間 を 要 す る よ う な 事 態 を
防ぐことができます。
A.小 単 元 ごとに目 指 すべき学 習 状 況 における子 どもの姿 を具 体 的 に想 定 し、評 価 規
準 として設 定 することで、教 師 の指 導 方 法 が明 らかになります。
子 ど も の 姿 が イ メ ー ジ で き る と 、単 元・授 業 の 構 想 も 、よ り 具 体 的 に な り
ま す 。ま た 、想 定 し て い な か っ た 子 ど も の 姿 が 現 れ た 時 に は 、教 師 の 評 価 観
そのものを改善する機会となります。
【評価規準の設定方法】
①
各 観 点 に 即 し て 実 現 が 期 待 さ れ る 子 ど も の 姿 が 、単 元 の ど の 場 面 の ど の よ う
な学習活動において、どのように実現されるかをイメージする。
②
実 現 が 期 待 さ れ る 子 ど も の 姿 に つ い て 、実 際 の 学 習 活 動 の 場 面 を 想 起 し な が
ら 、「 育 て よ う と す る 資 質 や 能 力 、 態 度 」 と 「 指 導 内 容 」 に 照 ら し 合 わ せ て 具
体的に記述する。
評 価 規 準 は 、単 元 の 学 習 活 動 に 先 立 っ て 、子 ど も に 分 か り や す く 説 明 し ま し
ょう。そうすることによって、活動の方向性や目標が明確になり、子どもは、
単 元 途 中 に 学 習 活 動 の 自 己 点 検 を し た り 、単 元 終 了 時 に 自 ら の 成 長 を 実 感 し た
りすることができます。
参 考:国 立 教 育 政 策 研 究 所『 評 価 規 準 の作 成 、評 価 方 法 等 の工 夫 改 善 のための参 考 資 料 』
単 元 構 成 及 び指 導 計 画 ・評 価 計 画 は、立 案 すれば終 わりではありません。
子 どもの学 習 状 況 を的 確 に把 握 し、実 践 を通 して工 夫 改 善 していくことが
大 切 です。