学校長あいさつ - 県立筑波高等学校

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校長
小幡法男
本校は,名峰筑波山の麓,豊かな自然と歴史のロマンを秘めた北条の地に昭和25年開
校し,創立65年目を迎え,これまでに1万2千有余の人材を世に送り出しています。
郷土の自然と歴史を生かした地域に根ざした教育が本校の大きな特色となっています。
4月下旬の全校生徒による清掃活動を兼ねた「歩く会」では,学校から筑波山までの往復
を新緑の風に吹かれて1日ゆったり楽しみます。また,1月には,「百人一首大会」が学
校をあげて開催されます。陽成院の「筑波嶺の峰より落つる男女ノ川
恋いぞ積もりて淵
となりぬる」などは筑波高校生にも人気の一首です。他には,「さあさあ,お立ち会い。
御用とおいそぎでなかったら
ゆっくりと聞いておいで・・・」で始まる筑波山名物(正
調)ガマの油売りの口上があり,本校では,筑波山ガマ口上保存会の方から指導をいただ
いています。
この学び舎でたくさんのことを学んでください。どんな学びがあるのか,ここでは三つ
にしぼって紹介します。
一つめは,何と言っても「授業」での学びです。筑波高校では「分かる授業」を大切に
しています。場合によっては小中学校の基礎・基本に立ち返って教えていきます。分から
ないことは恥ではありません。むしろ,分からないままにしておくことが恥なのです。学
び直しはこれからいつでもできます。何でも先生方に聞いてください。また,大学等の上
級学校への進学を希望する人たちには,24年度から,「特進クラス」を設置するなど,一
人一人の能力・適性,進路に応じたきめの細かい指導を行っています。
二つめは,部活動です。「同じ釜の飯を食う」という言葉をよく耳にします。友と切磋
琢磨する部活動を通して,「人間関係形成能力」や「我慢強さ」が養われます。ぜひ,部
活動に入って,よき友をつくってください。
三つ目は,「自分磨き」です。本校では28年度から,「つくばね学」という名前のプ
ロジェクトが開設されます。この一大事業は,地域に出かけていき,地域の人たちととも
に体験的な学習を行うもので,「学びと体験を通して人間力を磨く」取組です。生徒を育
て,教員を育て,地域を育て,筑波高校を大きく変えるプロジェクトです。ドキドキ,ワ
クワク「つくばね学」。自分を精一杯磨いて大きく成長させてください。
そして,これら,「学び」の先に待っている,三年後,どんな自分との出会いがあるの
か,新たな自分との出会いを目標に,こつこつと取り組んでほしいと思います。入学した
その日が「三年後の自分との出会い」,「自分探し」の旅の出発点です。
筑波高校では,「頑張りたい,一歩でも前に進みたい」という皆さんの思いを教職員一丸
となって支援していきます。どうか進路選択の一校に加えていただき,ぜひ,筑波高校に
来てください。
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