週刊日本株レポート (3/16~3/20)

週刊日本株レポート
(3/16~3/20)
~ 週前半は底堅く推移するとみるが、
週後半は波乱含みの展開へ ~
2015年3月16日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
19000
円
19000
125
ドル
日経平均
18000
円
NYダウ
17000
115
17000
16000
15000
110
105
16000
100
14000
15000
14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15/03
13000
14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15/03
円/ドル
120
18000
95
14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15/03
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2014/12/31
(前年末)
17,450.77
17,823.07
119.78
2015/2/27
(前月末)
18,797.94
18,132.70
119.63
2015/3/13
(前週末)
19,254.25
17,749.31
121.40
過去3年高値
水準
日付
19,335.80
2015/3/13
18,288.63
2015/3/2
122.03
2015/3/15
過去3年安値
水準
日付
8,238.96
2012/6/4
12,035.09
2012/6/4
77.13
2012/9/13
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 日経平均は2000年4月以来となる19,000円台を回復~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+283.25円(+1.49%)、TOPIXが+19.49ポイント(+1.26%)となり、
日経平均は2000年4月以来となる19,000円台を回復しました。業種別(東証33業種)にみると、その他金融業、不動産
業、空運業など24業種が上昇する一方、鉱業、パルプ・紙、石油・石炭製品など9業種が下落しました。
週明け9日の日本株市場は、先々週末のNYダウが市場予想を上回る雇用統計の発表を受けて早期の利上げ観測が高まったこ
とをきっかけに300ドル近く下落したことなどから、終日安値圏で推移しました。翌10日も、122円台まで円安ドル高が
進む中、電気・ガス業など円安デメリット業種中心に軟調な展開となりました。しかしその後週末にかけては、①11日に
発表された機械受注が市場予想を上回ったこと、②ユーロ安による業績改善期待からドイツ中心に欧州株市場が大きく上昇
したこと、③12日にはNYダウも260ドル程度反発したことなどから、大きく上昇して引けました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
日本
3月16日
Mon
米国
項目
前回
日銀、政策委員会・金融政策決定会合(17日まで)
ニューヨーク連銀製造業景気指数
3月
鉱工業生産(前月比)
2月
7.78
0.2%
3月17日
Tue
米国
住宅着工件数
2月
1065千件
3月18日
Wed
日本
貿易収支
2月
-1兆1791億円
日本
全産業活動指数(前月比)
1月
経常収支
3月19日
Thu
決算発表予定 他
米国
10-12月期
-0.3%
-1003億㌦
フィラデルフィア連銀製造業景況指数
3月
5.2
景気先行指標総合指数
2月
0.2%
欧州
EU(欧州連合)首脳会議(ブリュッセル、20日まで)
米国
決算発表 : 3/17 オラクル、アドビ・システムズ 3/18 フェデックス、BMW 3/19 ナイキ 3/20 ティファニー
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 週前半は底堅く推移するとみるが、週後半は波乱含みの展開へ ~
今週の日本株市場は、早期の利上げ懸念やドル高の進行、債務上限問題などを受けて軟調に推移している米国株のマイナ
ス影響や、東証一部の騰落レシオ(25日)が137%まで再上昇するなどのテクニカル的な過熱感はあるものの、企業業
績の上方修正期待や良好な需給、日銀の追加緩和への根強い期待感などを背景に、週前半は底堅く推移するみています。
ただ市場参加者の多くは、17・18日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)では、「be patient(忍耐強くな
れる)」の文言は修正されるものの、6月の利上げは意識させない説明になるとの見方が強いことから、声明文やイエレ
ンFRB(米連邦準備理事会)議長の記者会見の内容次第では、米国株の乱高下から、週後半の日本株は波乱含みの展開を
予想しています。経済指標では、米国で16日に発表される鉱工業生産、ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日の住宅
着工件数、19日のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、日本では18日の貿易収支などが、会議日程では16・17日の
日銀の金融政策決定会合、19・20日のEU(欧州連合)首脳会議などが重要と考えています。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
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