週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (3/22~3/25)
~ 米国株市場の上昇や円高進行の一服などを受けて底堅く推移 ~
2016年3月22日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
130
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
日経平均
円
NYダウ
19,000
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
16,000
16,000
14,000
15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03
15,000
15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03
120
115
110
15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/2/29
(前月末)
16,026.76
16,516.50
112.69
2016/3/18
(前週末)
16,724.81
17,602.30
111.55
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
11,805.78
2013/4/2
14,382.09
2013/3/19
92.57
2013/4/2
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 円高ドル安の進行を受けて、2週続落する展開 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲214.06円(▲1.26%)、TOPIXが▲14.27ポイント(▲1.05%)とな
り、円高ドル安の進行を受けて、2週続落する展開となりました。業種別(東証33業種)にみると、建設業、鉱業、小売業
など6業種が上昇する一方、輸送用機器、保険業、証券・商品先物取引業など27業種が下落しました。
週明け14日は、先々週末の欧米株市場や原油価格の上昇などを受けて、日経平均は17,000円台を回復して始まりました。
しかし、その後週末にかけては、①日銀が金融政策決定会合で追加金融緩和を見送ったこと、②17日にFOMC(米連邦公
開市場委員会)が利上げ見通しを下方修正したことを受けて一時110円台後半まで円高ドル安が進行したことなどから、日
本株市場は軟調に推移して引けました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
項目
前回
公示地価発表(2016年1月1日時点)
3月22日
Tue
日本
全産業活動指数(前月比)
1月
-0.9%
3月23日
Wed
米国
新築住宅販売件数
2月
494千件
3月24日
Thu
米国
耐久財受注(前月比)
2月
4.7%
3月25日
Fri
日本
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
2月
0.0%
日本
決算発表 : 3/25 壱番屋
米国
決算発表 :3/22 ナイキ
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 米国株市場の上昇や円高進行の一服などを受けて底堅く推移 ~
今週の日本株市場は、NYダウが昨年末の水準を上回ってきたことや円高ドル安の進行に一服感がでてきたことなどから、
底堅く推移すると予想します。①先週のFOMCで、利上げが見送られたことや年内の利上げペースを4回から2回程度に
抑えることが示唆されたこと、②原油価格が昨年11月頃の水準まで戻したことなどを背景に、世界的なリスク回避の動
きはほぼ一段落したと考えます。また、日本株市場にとって更なる円高ドル安の進行には注意を要するものの、来週28
日(3月末決算企業の権利付き最終日)を前に配当狙いの買付が期待できることも株価のサポート要因になるでしょう。
なお、本日開催される政府主催の国際金融経済分析会合(第3回)において、政府に対し影響力のあるノーベル賞学者の
ポール・クルーグマン教授が来年の消費税率引上げの再延期を主張した場合には、株価を押し上げるとみています。
その他の注目材料として、日本では22日の公示地価や25日のCPI(全国消費者物価指数)、米国では23日の新築住宅販
売件数などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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