週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (4/25~5/6)
~ 日銀の金融政策決定会合を睨み、週央にかけて底堅く推移した後、
週末は乱高下する展開 ~
2016年4月25日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
ドル
22,000
日経平均
19,000
130
円
NYダウ
125
円/ドル
20,000
18,000
18,000
17,000
115
16,000
16,000
110
14,000
15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/04
15,000
15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/04
105
15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/04
120
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/3/31
(前月末)
16,758.67
17,685.09
112.57
2016/4/22
(前週末)
17,572.49
18,003.75
111.79
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
12,415.85
2013/6/13
14,551.27
2013/6/24
93.79
2013/6/13
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~円安ドル高の進行などを受けて大幅続伸、日経平均は3週間ぶりに17,000円台を
回復~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+724.46円(+4.30%)、TOPIXが+46.10ポイント(+3.39%)となり、
円安ドル高の進行などを受けて大幅続伸し、日経平均は3週間ぶりに17,000円台を回復しました。業種別(東証33業種)
にみると、鉱業、海運業、銀行業など31業種が上昇する一方、電気・ガス業、空運業の2業種が下落しました。
週明け18日の日本株市場は、主要産油国会合において増産凍結が見送られたことから原油価格が急落したことや、円高ドル
安の進行などを受けて、大幅下落して始まりました。しかし翌19日は、円高ドル安の進行が一服したことや米国株市場の上
昇などを受けて大幅反発となり、前日の下落分を取り戻す展開となりました。その後週末にかけては、日銀に対する追加金
融緩和期待が高まる中、110円台後半まで円安ドル高が大きく進行したことなどを受けて上昇し、日経平均は17,572.49
円で引けました。
3.今週の主な予定
日程
4月25日
曜日
Mon
国・地域
米国
4月26日
Tue
米国
4月27日
Wed
日本
日本
4月28日
Thu
4月29日
Fri
5月1日
5月2日
5月4日
Sun
Mon
Wed
米国
米国
欧州
中国
米国
米国
5月6日
Fri
米国
項目
新築住宅販売件数
3月
FOMC(米連邦公開市場委員会)27日まで
耐久財受注(前月比)
3月
消費者信頼感指数
4月
日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(28日まで)
全産業活動指数(前月比)
2月
CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比)
3月
鉱工業生産(前月比)
3月
GDP(国内総生産)速報値(年率/前期比)
1-3月期
シカゴ購買部協会景気指数
4月
ユーロ圏GDP(国内総生産)(季調済/前期比)
1-3月期
製造業PMI
4月
ISM製造業景況指数
4月
ISM非製造業景況指数(総合)
4月
非農業部門雇用者数変化
4月
失業率
4月
前回
512千件
-3.0%
96.2
2.0%
0.0%
-5.2%
1.4%
53.6
0.3%
50.2
51.8
54.5
215千人
5.0%
日本
決算発表 : 4/25 JSR,日立化成、日本電産 4/26 エムスリー、信越化学工業、ジェイ エフ イーホールディングス、東京エレクトロン、東北電力、コカ・コーラウエ
スト、シマノ、キヤノン 4/28 オリエンタルランド、富士フィルムホールディングス、コマツ、ファナック、アドバンテスト、京セラ、川崎重工業、三菱自動車工業、マツダ、
ダイハツ工業、任天堂、野村ホールディングス、東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、中国電力、協和発酵キリン、花王 4/28 ヤフー、コーセー、新
日鐵住金、三菱電機、NEC、富士通、セイコーエプソン、パナソニック、ソニー、TDK、デンソー、村田製作所、アイシン精機、リコー、大和証券グループ本社、日本取引
所グループ、ヤマトホールディングス、日本航空、ANAホールディングス、日本郵船、商船三井、川崎汽船、NTTドコモ、東京電力、中部電力、関西電力、アサヒグ
ループホールディングス、キリンホールディングス、日本マクドナルドホールディングス
米国
決算発表 :4/25 KKR、ゼロックス 4/26 アップル、コーチ、スリーエム、AT&T、イーベイ、アフラック、ツイッター、デュポン、プロクター・アンド・ギャンブル、Tモバイ
ルUS 4/27 ボーイング、フェイスブック、サンディスク、テキサス・インスツルメンツ 4/28 アマゾン・ドット・コム、フォード・モーター、ダウ・ケミカル、リンクトイン、ユナ
イテッド・パーセル・サービス 4/29 エクソンモービル、シェブロン、シーゲイト・テクノロジー
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~日銀の金融政策決定会合を睨み、週央にかけて底堅く推移した後、週末は乱高下
する展開~
今週の日本株市場は、週央にかけて日銀の追加金融緩和に対する期待から底堅く推移した後、週末は金融政策決定会合の
結果如何に関わらず乱高下する展開を予想します。日銀の追加金融緩和に対する期待は高まっているものの、その内容に
ついては、①マイナス金利幅の拡大、②ETF(上場投資信託)等資産買入れの増額に加え、③貸出増加支援融資に対する
マイナス金利適用などが挙げられる中、市場参加者の間でも見方が分かれていることやGW(ゴールデンウィーク)を控
えポジションを整理する動きが強まることから、金融政策決定会合の結果がどのような内容であっても、乱高下する可能
性が高いとみています。
なお、26~27日にかけて開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)では現状維持のスタンスが確認され、金融市場に
はほとんど影響を与えないとみています。但し、金融市場が落ち着きを取り戻していることや米国株市場が堅調に推移し
ていることから、追加利上げに前向きなスタンスが示される可能性もあるため、注視しておく必要があります。
その他の注目材料として、今週から来週にかけて相次ぐ日米の主要経済指標の発表や主要企業の決算発表などが挙げられ
ます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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