週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (4/4~4/8)
~ 景気対策期待等が下値をサポートする一方、円高ドル安圧力が上値を抑え
る中、揉み合う展開 ~
2016年4月4日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
19,000
日経平均
130
円
NYダウ
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
16,000
16,000
14,000
15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/03
15,000
15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/03
120
115
110
15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/03
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/3/31
(前月末)
16,758.67
17,685.09
112.57
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
2016/4/1
(前週末)
16,164.16
17,792.75
111.69
過去3年安値
水準
日付
11,805.78
2013/4/2
14,434.43
2013/4/5
92.57
2013/4/2
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 円高ドル安の進行や市場予想を下回る日銀短観の発表などを受けて、大幅下落 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲838.59円(▲4.93%)、TOPIXが▲64.65ポイント(▲4.73%)とな
り、円高ドル安の進行や市場予想を下回る日銀短観の発表などを受けて、大幅に下落しました。業種別(東証33業種)に
みると、全ての業種が下落しました。
週明け28日の日本株市場は、先々週末に発表された米国GDP(国内総生産)が市場予想を上回る結果だったことなどを受
けて米国株市場が上昇したことや、円安ドル高の進行から、続伸して始まりました。しかしその後は、①2月の鉱工業生産
指数が市場予想を下回る結果だったこと、②イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長が利上げを慎重に進めていく姿勢を示
したことを受けて円高ドル安が進行したことなどから、軟調に推移しました。また週末は、市場予想を下回る日銀短観の発
表や円高ドル安の進行などから大幅下落となり、日経平均は16,164.16円で引けました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
4月4日
Mon
米国
4月5日
Tue
米国
4月6日
Wed
日本
4月7日
Thu
米国
4月8日
Fri
日本
項目
前回
製造業受注指数
2月
1.6%
貿易収支
2月
-456.8億㌦
ISM非製造業景況指数(総合)
3月
53.4
景気先行CI指数
2月
101.8
景気一致指数
2月
113.5
イエレンFRB(米連邦準備理事会)議長、バーナンキ前議長、
グリーンスパン元議長、ボルガー元議長の討論会
国際収支:経常収支
2月
5208億円
貿易収支(国際収支ベース)
2月
-4110億円
景気ウォッチャー調査現状
3月
44.6
景気ウォッチャー調査先行き
3月
48.2
日本
決算発表 : 4/4 キューピー、しまむら 4/5 スギホールディングス 4/7 J.フロント リテイリング、セブン&アイ・ホールディングス、ファ
ミリーマート、ファーストリテイリング 4/8 オンワードホールディングス、久光製薬、ユニーグループ・ホールディングス
米国
決算発表 :4/6 モンサント
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 景気対策期待等が下値をサポートする一方、円高ドル安圧力が上値を抑える
中、揉み合う展開 ~
今週の日本株市場は、①米国株市場が経済指標の改善等を背景に堅調に推移していること 、②伊勢志摩サミット
(5/26-27)を控え、財政出動を伴う景気対策が打ち出される可能性が高まっていること、③日銀に対する追加金融緩
和期待が根強いことなどから、日経平均16,000円台前半では押し目買い優勢の展開を予想します。但し、イエレンFRB
議長が先週29日の講演で追加利上げに対して慎重な姿勢を示したことを受けて円高ドル安圧力がかかる中、2016年度
の企業業績予想に対して慎重な見方が強まっていることから、株価の上値も抑えられるとみています。
その他の注目材料として、日本では8日の貿易収支や景気ウォッチャー調査、米国では5日のISM非製造業景況指数や7日
に行われるイエレンFRB議長と歴代FRB議長との討論会などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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