週刊日本株レポート (3/2~3/6) ~ 19,000円手前で一進一退の展開を想定する ~ 2015年3月2日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 19000 19000円 ドル 日経平均 18000 125 円 NYダウ 115 17000 17000 16000 15000 110 105 16000 100 14000 15000 14/03 14/05 14/07 14/08 14/10 14/12 15/02 13000 14/03 14/05 14/07 14/08 14/10 14/12 15/02 円/ドル 120 18000 95 14/03 14/05 14/07 14/08 14/10 14/12 15/02 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2014/12/31 (前年末) 17,450.77 17,823.07 119.78 2015/1/30 (前月末) 17,674.39 17,164.95 117.49 2015/2/27 (前週末) 18,797.94 18,132.70 119.63 過去3年高値 水準 日付 18,865.39 2015/2/27 18,244.38 2015/2/25 121.85 2014/12/8 過去3年安値 水準 日付 8,238.96 2012/6/4 12,035.09 2012/6/4 77.13 2012/9/13 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 日経平均は18,700円台へ続伸、年初来高値を更新 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+465.64円(+2.54%)、TOPIXが+23.52ポイント(+1.57%)となり、 日経平均は国内景況感の改善期待の高まりなどから18,700円台へ続伸し、年初来高値を更新しました。業種別(東証33業 種)にみると、その他金融業、ガラス・土石製品、サービス業など29業種が上昇する一方、電気・ガス業、鉱業、ゴム製 品など4業種が下落しました。週明け23日の日本株市場は、先々週末にEU(欧州連合)がユーロ圏財務相会合でギリシャ への金融支援を4ヵ月延長することを決定したことなどを背景に上昇して始まりました。その後も、KKR(国家公務員共済 組合連合会)が年金運用資産の構成比を見直し、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に合わせて国内株式の比率を 8%から25%に引き上げたことなどから、日経平均は一時は18,800円を超える場面も見られ、今年の高値を更新しました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 3月2日 Mon 国・地域 項目 前回 日本 設備投資(前年比) 米国 ISM製造業景況指数 2月 53.5 ADP雇用統計 ISM非製造業景況指数(総合) 2月 2月 213千人 56.7 製造業受注指数 ECB(欧州中央銀行)政策理事会 1月 -3.4% 景気先行CI指数 1月 105.6 景気一致指数 1月 110.7 非農業部門雇用者数変化 失業率 2月 2月 257千人 5.7% 貿易収支 1月 -466億㌦ 3月4日 Wed 米国 3月5日 Thu 米国 欧州 10-12月期 5.5% ベージュブック(地区連銀経済報告) 日本 3月6日 Fri 米国 日本 決算発表 : 3/2 伊藤園、ピジョン 3/5 積水ハウス 米国 決算発表 : 3/5 アディダス 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 19,000円手前で一進一退の展開を想定する ~ 今週の日本株市場は、ドル高円安傾向にある為替や中国の予想外の利下げ、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和策への期 待感などから、週前半に節目の19,000円を超える可能性はありますが、東証一部の騰落レシオ(25日移動平均)が 140%とテクニカル的な過熱感は更に高まってきたことや、2月25日現在の裁定残高(買いポジション―売りポジショ ン)が20.6億株と昨年12月のピーク(22.8億株)に近づいてきたことから、基本的には19,000円手前での一進一退 の相場を想定しています。先週末に発表されたGPIFの国内株式の比率が予想以上に高まっていたことや、海外投資家の 先物買いも徐々に縮小してきたと推測されることも、上値を抑える要因と考えています。経済指標では、米国で2日に発 表されるISM製造業景況指数、4日のADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、ベージュブック、6日の雇用統計など が重要と考えています。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1503002
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