週刊日本株レポート (4/18~4/22) ~ 下落して始まるものの、徐々に下値を切り上げる展開 ~ 2016年4月18日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 ドル 22,000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 日経平均 19,000 130 円 NYダウ 円/ドル 125 20,000 18,000 18,000 17,000 115 16,000 16,000 110 14,000 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/04 15,000 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/04 105 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 16/04 120 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/3/31 (前月末) 16,758.67 17,685.09 112.57 2016/4/15 (前週末) 16,848.03 17,897.46 108.76 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,351.36 2015/5/19 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 12,415.85 2013/6/13 14,444.03 2013/4/19 93.79 2013/6/13 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 円安ドル高の進行や米国株市場の上昇を受けて、大幅反発 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+1,026.51円(+6.49%)、TOPIXが+73.71ポイント(+5.72%)となり、 円安ドル高の進行や米国株市場の上昇を受けて、大幅反発する展開となりました。業種別(東証33業種)にみると、全て の業種が上昇しました。 週明け11日の日本株市場は、107円後半まで円高ドル安が進行したことなどを受けて下落して始まりました。しかし翌12 日から14日にかけて、①麻生財務相が為替の変動について、「場合によっては必要な措置をとる」と述べたことなどを背 景に109円台半ばまで円安ドル高が進行したこと、②原油価格の上昇などを受けて米国株市場が堅調に推移したこと、③ 13日に発表された中国の輸出が市場予想を上回る結果だったことを受けて中国株市場が大きく上昇したことなどから、日 経平均は17000円近くまで大幅上昇しました。週末は、G20財務相・中央銀行総裁会議や主要産油国会合を睨み様子見姿 勢の強まる中、横ばい圏で推移しました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 国・地域 4月19日 Tue 米国 住宅着工件数 3月 1178千件 4月20日 Wed 日本 貿易収支 3月 2422億円 フィラデルフィア連銀製造業景況指数 4月 12.4 景気先行指標総合指数 3月 0.1% 2月 1.5% 4月21日 Thu 4月22日 Fri 米国 項目 前回 欧州 ECB(欧州中央銀行)政策理事会 日本 第3次産業活動指数(前月比) 日本 決算発表 : 4/19 東京製鐵 4/20 安川電機、 4/21 サイバーエージェント 4/22 中外製薬、富士通ゼネラル 米国 決算発表 :4/18 ペプシコ、モルガン・スタンレー、ネットフリックス、IBM 4/19 ジョンソン・エンド・ジョンソン、ゴールドマン・サックス、 インテル、ヤフー 4/20 コカ・コーラ、U・S・バンコープ、アメリカン・エキスプレス、クアルコム、ヤム・ブランズ 4/21 ブラックストーン・ グループ、ベライゾン・コミュニケーションズ、ゼネラル・モーターズ、マイクロソフト、スターバックス、ビザ、アルファベット 4/22 ゼネラ ル・エレクトリック、マクドナルド、キャタピラー 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 下落して始まるものの、徐々に下値を切り上げる展開 ~ 今週の日本株市場は、①G20財務相・中央銀行総裁会議において、通貨の競争的な切り下げを回避することが再確認さ れたことを受けて本邦通貨当局による為替介入の可能性が大きく低下したこと、②主要産油国が参加した会合において増 産凍結が見送られたこと、③熊本地震による景気下押し圧力が懸念されることなどから、下落して始まるものの、④日銀 に対する追加金融緩和圧力が一段と強まること、⑤震災復旧のため公共事業を中心とした財政支出が大幅に拡大されるこ となどから、徐々に下値を切り上げる展開を予想します。 その他の注目材料として、日本では20日の貿易収支、米国では本格化する決算発表、欧州では21日のECB政策理事会 などが挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1604128
© Copyright 2025 ExpyDoc