週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (3/7~3/11)
~ 世界的なリスク回避の巻き戻しの動きが続く中、底堅く推移 ~
2016年3月7日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
130
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
円
NYダウ
19,000
日経平均
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
16,000
16,000
14,000
15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03
15,000
15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03
120
115
110
15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/2/29
(前月末)
16,026.76
16,516.50
112.69
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
2016/3/4
(前週末)
17,014.78
17,006.77
113.74
過去3年安値
水準
日付
11,803.09
2013/3/6
14,253.00
2013/3/6
92.57
2013/4/2
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 大幅上昇、日経平均は約1カ月ぶりに17,000円台を回復 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+826.37円(+5.10%)、TOPIXが+64.08ポイント(+4.89%)と大幅上
昇し、日経平均は約1カ月ぶりに17,000円台を回復しました。業種別(東証33業種)にみると、鉱業、海運業、銀行業な
ど30業種が上昇する一方、陸運業、水産・農林業・空運業の3業種が下落しました。
週明け29日の日本株市場は、円高ドル安の進行や、中国株市場の大幅下落を受けて反落しました。しかし翌1日は、原油価
格の上昇や、中国人民銀行の預金準備率引下げ発表を受けて中国株市場が反発したことなどから上昇しました。その後週末
にかけても、①ISM製造業景況指数など市場予測を上回る米経済指標の結果が相次いだことを受けて米国株市場が一段高
となったこと、②原油価格が堅調に推移したことなどから続伸し、日経平均は17,000円台を回復して引けました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
国・地域
日本
3月7日
Mon
欧州
項目
前回
景気先行CI指数
1月
102.1
景気一致指数
1月
110.9
ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
EU(欧州連合)首脳会議(ブリュッセル)
GDP(国内総生産)改定値(年率/季調済/前期比)
3月8日
3月10日
Tue
Thu
決算発表予定 他
日本
10-12月期
-1.4%
国際収支:経常収支
1月
9607億円
貿易収支(国際収支ベース)
1月
1887億円
景気ウォッチャー調査現状
2月
46.6
景気ウォッチャー調査先行き
2月
49.5
欧州
EU(欧州連合)財務相理事会(ブリュッセル)
日本
国内企業物価指数(前年比)
2月
-3.1%
中国
CPI(消費者物価指数)(前年比)
2月
1.8%
欧州
ECB(欧州中央銀行)政策理事会
日本
決算発表 : 3/7 ピジョン 3/10 積水ハウス 3/11 東京ドーム
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 世界的なリスク回避の巻き戻しの動きが続く中、底堅く推移 ~
今週の日本株市場は、世界的なリスク回避の巻き戻しの動きが続く中、①先週末に発表された米雇用統計が概ね市場予想
を上回る結果になったことを受けて、米国景気の先行きに対する懸念が後退したこと、②10日のECB(欧州中央銀行)
政策理事会では、昨年12月の追加金融緩和決定後の金融市場の反応を踏まえ、市場予想以上の追加金融緩和策が打ち出
される可能性があること、③年初来売り越してきた海外投資家が買戻しに転じてきたこと、④選挙を控えた政府が、景気
テコ入れのため景気対策を打ち出す可能性が高まっていることなどから、底堅く推移すると予想します。但し、年初来安
値から日経平均で2,000円程度戻す中、今後は戻り売り圧力が高まりやすいことから、上値も徐々に重くなると見込みま
す。なお、週末にはSQ(特別清算指数)を控えていますが、裁定取引の解消が進んでいることから、その影響は通常に
比べ小さいとみています。
その他の注目材料として、日本では8日の景気ウォッチャー調査、中国では10日のCPI(消費者物価指数)、などが挙げ
られます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
URL:http://www.alamco.co.jp
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