週刊日本株レポート (3/9~3/13) ~ 週末のSQ(特別清算指数)に向けて19,000円の 攻防を予想する ~ 2015年3月9日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 <円/ドル> <米国株> <日本株> 19000 円 19000 125 ドル 日経平均 18000 円 NYダウ 17000 115 17000 16000 15000 110 105 16000 100 14000 15000 14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15/03 13000 14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15/03 円/ドル 120 18000 95 14/03 14/05 14/07 14/09 14/11 15/01 15/03 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2014/12/31 (前年末) 17,450.77 17,823.07 119.78 2015/2/27 (前月末) 18,797.94 18,132.70 119.63 2015/3/6 (前週末) 18,971.00 17,856.78 120.83 過去3年高値 水準 日付 18,979.64 2015/3/6 18,288.63 2015/3/2 121.85 2014/12/8 過去3年安値 水準 日付 8,238.96 2012/6/4 12,035.09 2012/6/4 77.13 2012/9/13 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 日経平均は19,000円近くまで続伸 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+173.06円(+0.92%)、TOPIXが+16.99ポイント(+1.11%)となり、 日経平均は19,000円近くまで続伸しました。業種別(東証33業種)にみると、医薬品、その他製品、食料品など21業種 が上昇する一方、金属製品、その他金融業、鉄鋼など11業種が下落しました。 週明け2日の日本株市場は、先々週末の欧州株式市場の上昇や中国人民銀行の利下げの発表などを受けて上昇して始まりま した。その後、米国株式市場が高値への警戒感から反落した流れを受けて軟調な展開が続きましたが、5日には円安ドル高 の進行を受けて反発しました。週末6日は、欧州株式市場がECB(欧州中央銀行)の量的金融緩和の具体的な内容が公表さ れたことから大きく上昇し、日経平均も一時18,979円をつけ、年初来高値を更新し引けました。 3.今週の主な予定 日程 3月9日 3月10日 3月11日 3月12日 3月13日 曜日 Mon Tue Wed Thu Fri 国・地域 日本 国際収支:経常収支 項目 1月 前回 1872億円 貿易収支(国際収支ベース) 1月 -3956億円 景気ウォッチャー調査現状 2月 45.6 景気ウォッチャー調査先行き 2月 50.0 欧州 ユーロ圏財務相会合(ユーログループ、ブリュッセル) 欧州 EU(欧州連合)財務相理事会(ブリュッセル) 中国 消費者物価指数(前年比) 2月 0.8% 国内企業物価指数(前年比) 2月 0.3% 機械受注(前月比) 1月 8.3% 中国 日本 鉱工業生産(前年比) 第3次産業活動指数(前月比) 2月 1月 7.9% -0.3% 米国 小売売上高(除自動車)(前月比) 2月 -0.9% 日本 鉱工業生産(前月比) 2月 4.0% ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 3月 95.4 PPI(生産者物価指数)(除食品・エネルギー)(前年比) 2月 1.6% 日本 米国 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 週末のSQ(特別清算指数)に向けて19,000円の攻防を予想する ~ 今週の日本株市場は、雇用統計の上振れを受けて早期の利上げ懸念から米国株が大きく下落したことや、10-12月期の 日本の実質GDP改定値が下振れたこと、海外投資家の先物買いを主因に日経平均は過去1ヵ月間で約1,600円強上昇し ていることなどから、週前半は利食い売りが優勢となり、軟調な展開を想定しています。ただ、米国の雇用統計では賃金 上昇率の改善はみられなかったことに加え、週後半に発表される経済指標はやや弱めを予想していること、9日からは ECBの量的緩和策が開始されること、日経平均オプション3月限の権利行使価格19,000円のコール(買う権利)が突出 して積み上がっていることなどから、週末のSQに向けては、同水準を巡る攻防を予想しています。米国で12日に発表さ れる小売売上高、13日のミシガン大学消費者信頼感指数、中国では10日の消費者物価指数、11日の鉱工業生産、日本 では11日の機械受注が重要と考えています。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の 実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客 様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1503069
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