~ 週末のG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議 を控え、底堅い展開 ~ 週刊日本株レポート (2/22~2/26) 2016年2月22日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 130 ドル 22,000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 円 NYダウ 19,000 日経平均 円/ドル 125 20,000 18,000 18,000 17,000 16,000 16,000 14,000 15/02 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 15,000 15/02 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 120 115 110 15/02 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/1/29 (前月末) 17,518.30 16,466.30 121.14 2016/2/19 (前週末) 15,967.17 16,391.99 112.63 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,351.36 2015/5/19 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 11,175.67 2013/2/22 13,784.01 2013/2/25 90.88 2013/2/25 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 大幅反発し、日経平均は16,000円前後まで戻す~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+1,014.56円(+6.79%)、TOPIXが+95.54ポイント(+7.99%)と大幅 反発し、日経平均は16,000円前後まで戻しました。業種別(東証33業種)にみると、鉱業以外の全ての業種が上昇しまし た。 週明け15日の日本株市場は、①先々週末、欧米株市場がドイツ銀行の経営不安等の後退を受けて上昇したこと、②原油価 格が大幅上昇したこと、③ドル円が113円台まで戻したことなどから、日経平均は1,000円以上急騰し、16,000円台を回 復しました。その後週末にかけては、欧米株市場が堅調に推移するなど世界的なリスク回避姿勢が後退したものの、円高ド ル安が進行したことなどを受けて、16,000円を挟んで揉み合う展開となりました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 国・地域 項目 前回 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比・季調済) 12月 消費者信頼感指数 2月 0.94% 98.1 2月23日 Tue 米国 2月24日 Wed 米国 新築住宅販売件数 1月 544千件 2月25日 Thu 米国 耐久財受注(前月比) 1月 -5.0% 日本 CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比) 1月 0.1% 国際 G20(20ヵ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議(上海、27日まで) 日本 決算発表 : 2/26 エイチ・アイ・エス 米国 決算発表 : 2/23 ホーム・デポ 2/24 ヒューレット・パッカード 2/25 ギャップ 2月26日 Fri 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 週末のG20を控え、底堅い展開 ~ 今週の日本株市場は、ドル円の動向には注意を要するものの、①先週末にかけて国内外の株式市場が反発に転じるなど、 世界的なリスク回避の動きがようやく和らいできたこと、②今週末に開催されるG20において、主要各国が景気対策や 金融市場の安定化に向けて動くことへの期待が高まりやすいこと、③GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)やゆう ちょ銀行等による買付に対する期待が高まりやすいことなどから、底堅い展開を予想します。特に需給面では、年初来、 現物と先物を合わせて2兆円以上売り越してきた海外投資家の売買動向をみると、2月以降も現物の売却は続いているも のの、先物が買越しに転じた結果、現物と先物を合わせると2千億円程度の売越しに留まるなど、売越しのピークは過ぎ た可能性があります。一方、今後の買い手として、株価下落により国内株式のウェイトが大きく低下したGPIFや国内株 式のウェイトが2%弱に留まっているゆうちょ銀行への期待が高まっています。 その他の注目材料として、日本では26日のCPI、米国では23日の消費者信頼感指数や25日の耐久財受注などが挙げられ ます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1602141
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