週刊日本株レポート (1/18~1/22) ~ 下値を模索する展開、政策対応への期待が高まる ~ 2016年1月18日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 130 ドル 円 円 NYダウ 19,000 日経平均 21,000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 18,000 19,000 120 17,000 17,000 115 16,000 15,000 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 円/ドル 125 110 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 15,000 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2015/12/31 (前月末) 19,033.71 17,425.03 120.22 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,351.36 2015/5/19 125.86 2015/6/5 2016/1/15 (前週末) 17,147.11 15,988.08 116.98 過去3年安値 水準 日付 10,432.97 2013/1/17 13,468.96 2013/1/16 87.79 2013/1/16 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 年初来2週連続の下落 ~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲550.85円(▲3.11%)、TOPIXが▲44.87ポイント(▲3.10%)とな り、年初来2週連続の下落となりました。業種別(東証33業種)にみると、空運業のみが上昇し、他の全ての業種は下落し ました。 連休明け12日の日本株市場は、中国経済の先行きに対する警戒感の高まりや円高ドル安の進行、前日の原油価格の急落な どを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、大幅に下落して始まりました。翌13日は、中国人民銀行の人民 元市場への介入を背景に投資家のリスク回避の姿勢が和らぐ中、大幅に反発する展開となりました。しかし14日、①朝方 発表された機械受注が市場予想を大きく下回ったこと、②中国上海総合指数が大きく下落して始まったこと、③円高ドル安 が進行したことなどから、日経平均は一時17,000円を割り込む場面がみられました。 3.今週の主な予定 日程 1月18日 曜日 Mon 国・地域 日本 1月19日 Tue 中国 1月20日 Wed 1月21日 Thu 1月22日 Fri 米国 項目 第3次産業活動指数(前月比) 鉱工業生産(前年比) GDP(国内総生産)(前年比) 11月 前回 0.9% 12月 6.2% 10-12月 6.9% CPI(消費者物価指数)(除食品&エネルギー/前年比) 12月 2.0% 住宅着工件数 12月 1,173千件 国際 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議、20~23日) 日本 全産業活動指数(前月比) 11月 1.0% 米国 フィラデルフィア連銀製造業景況指数 1月 -10.2 欧州 ECB(欧州中央銀行)政策理事会 米国 景気先行指標総合指数 12月 0.4% 日本 決算発表:1/20 安川電機、 1/21 日本電産 米国 決算発表:1/19 バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、IBM、ネットフリックス 1/20 ゴールドマン・サックス・グループ 1/21 ベライゾン・コミュニケーションズ、アメリカン・エキスプレス、スターバック ス 1/22 ゼネラル・エレクトリック 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 下値を模索する展開、政策対応への期待が高まる ~ 今週の日本株市場は、先週末、S&P500が一時昨年8月の安値を下回ったことや昨年8月以来となる116円台まで円高ド ル安が進むなど投資家のリスク回避姿勢が一段と強まっていることから、下値を模索する展開を予想します。但し、テク ニカル面やバリュエーション面からみて売られ過ぎの水準にある中、何らかのポジティブサプライズが出てくれば、先物 市場において積み上がったショートポジションの買戻しをきっかけに、大きく反発する可能性があるとみています。こう した中、21日の政策理事会を控えたECB(欧州中央銀行)や来週(28~29日)に金融政策決定会合を控えた日銀の追 加金融緩和に対するスタンスの変化に注目しています。先週末、中国上海総合指数が3,000ポイントを割り込んで引け たことなどを受けた中国政府の対応にも注目しています。また、経済や金融市場の問題に対する各国の対応をみる上で、 20~23日にかけてスイスで開催される世界経済フォーラム年次総会の動向も注目材料に挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 1601110 自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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