週刊日本株レポート - 朝日ライフアセットマネジメント

週刊日本株レポート (5/16~5/20) ~ 消費税率引上げの再延期や経済対策への期待から底堅い展開 ~
2016年5月16日作成
1.日米株式と円/ドルの推移
ドル
22,000
<円/ドル>
<米国株>
<日本株>
円
日経平均
19,000
130
円
NYダウ
円/ドル
125
20,000
18,000
18,000
17,000
115
16,000
16,000
110
14,000
15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05
15,000
15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05
105
15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 16/03 16/05
120
(注)チャートは過去1年
単位
日経平均
NYダウ
円/ドル
円
ドル
円
2015/12/31
(前年末)
19,033.71
17,425.03
120.22
2016/4/28
(前月末)
16,666.05
17,830.76
108.11
2016/5/13
(前週末)
16,412.21
17,535.32
108.63
過去3年高値
水準
日付
20,952.71
2015/6/24
18,351.36
2015/5/19
125.86
2015/6/5
過去3年安値
水準
日付
12,415.85
2013/6/13
14,551.27
2013/6/24
93.79
2013/6/13
過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
2.日本株市場 先週の振り返り
~ 円安ドル高の進行を受けて、日経平均は3週ぶりに上昇 ~
先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+305.49円(+1.90%)、TOPIXが+21.87ポイント(+1.68%)となり、
円安ドル高の進行を受けて、日経平均は3週ぶりに上昇する展開となりました。業種別(東証33業種)にみると、その他製
品、建設業、ガラス・土石製品など23業種が上昇する一方、ゴム製品、石油・石炭製品、鉱業など10業種が下落しました。
GW(ゴールデンウイーク)明け9日の日本株市場は、先々週末に米国株市場が堅調に推移したことや、円高ドル安が一服
したことなどを受けて上昇して始まりました。 翌10日は、麻生財務相が一方的な円高に対する円売り介入の可能性を改め
て示唆したことを受けて109円台まで円安ドル高が進行したことなどから、日経平均は前日比350円近く上昇しました。そ
の後週末にかけては、国内企業の決算発表がピークを迎え、発表内容に一喜一憂する中、日経平均は16,500円を挟んでも
み合う展開となりました。
3.今週の主な予定
日程
曜日
5月16日
Mon
国・地域
日本
米国
5月17日
Tue
米国
5月18日
Wed
日本
5月19日
Thu
5月20日
Fri
日本
米国
日本
項目
国内企業物価指数(前年比)
ニューヨーク連銀製造業景気指数
住宅着工件数
CPI(消費者物価指数)(除食品&エネルギー/前年比)
鉱工業生産(前月比)
GDP(国内総生産)速報値(年率/季調済/前期比)
機械受注(前月比)
全産業活動指数(前月比)
フィラデルフィア連銀製造業景況指数
景気先行指標総合指数
G7(先進7ヵ国)財務相・中央銀行総裁会議(仙台、21日まで)
4月
5月
4月
4月
4月
1-3月期
3月
3月
5月
4月
前回
-3.8%
9.56
1089千件
2.2%
-0.6%
-1.1%
-9.2%
-1.2%
-1.6
0.2%
日本
決算発表 : 5/16 大正製薬ホールディングス、あおぞら銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱UFJリース、ソニーフィナンシャル
ホールディングス、電通 5/20 損保ジャパン日本興亜ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、東京海上
ホールディングス、光通信
米国
決算発表 :5/18 シスコシステムズ 5/19 アプライド・マテリアルズ、ギャップ、ウォルマート・ストアーズ
決算発表予定 他
4.日本株市場 今週の見通し
※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成
~ 消費税率引上げの再延期や経済対策への期待から底堅い展開 ~
今週の日本株市場は、消費税率引上げの再延期や財政出動を含めた経済対策への期待から、底堅い展開を予想します。先
週で決算発表がピークを過ぎる中、今週以降は政策動向に市場参加者の関心が集まると考えます。こうした中、①先週末、
安倍首相が2017年4月に予定されている消費税率引上げを再延期する方針を固めたとの報道が流れたこと、②来週26
~27日にかけて開催されるG7(先進7ヵ国)首脳会議(伊勢志摩サミット)を控え、議長である安倍首相が参加国に対
して財政出動を提案している手前、日本は大規模な財政出動を伴う経済対策を打ち出す可能性が高いことなどから、こう
した政策が実際に発表されるまでは、株価の下値をサポートするとみています。また、政策総動員の観点から日銀が6月
の金融政策決定会合で追加金融緩和を打ち出す可能性もあります。特に18日に発表される1-3月期のGDPがマイナスと
なった場合には、政策総動員に向けた期待が一段と高まると考ます。
その他の注目材料として、米国では16日のニューヨーク連銀製造業景気指数や17日の鉱工業生産、日本では20~21日
に開催されるG7(先進7ヵ国)財務相・中央銀行総裁会議などが挙げられます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号
加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
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