週刊日本株レポート (2/29~3/4) ~ 世界的なリスク回避の動きが和らぐ中、反発基調が続く ~ 2016年2月29日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 ドル 22,000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 円 19,000 日経平均 130 円 NYダウ 円/ドル 125 20,000 18,000 18,000 17,000 16,000 16,000 14,000 15/03 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 15,000 15/03 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 120 115 110 15/03 15/04 15/06 15/08 15/10 15/12 16/02 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/1/29 (前月末) 17,518.30 16,466.30 121.14 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,351.36 2015/5/19 125.86 2015/6/5 2016/2/26 (前週末) 16,188.41 16,639.97 114.00 過去3年安値 水準 日付 11,253.97 2013/2/27 13,880.19 2013/2/27 91.14 2013/2/27 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 原油価格や米株式市場の上昇を受けて続伸~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が+221.24円(+1.39%)、TOPIXが+19.45ポイント(+1.51%)となり、 原油価格や米株式市場の上昇を受けて続伸しました。業種別(東証33業種)にみると、保険業、その他金融業、空運業など 31業種が上昇する一方、鉱業、輸送用機器の2業種のみ下落しました。 週明け22日の日本株市場は、円安ドル高が進行したことなどから、日経平均は16,000円を回復して始まりました。その後 24日にかけては、中国株市場の下落や、英国のEU離脱に対する警戒心の高まりを受けて円高が進行したことなどから反落 しました。しかし25日から週末にかけて、①G20(20カ国・地域)での政策対応期待、②24日のEIA(米エネルギー情報 局)の統計でガソリンの在庫の減少を受けて原油価格が上昇したこと、③政府が4月以降に5兆円規模の補正予算を検討して いると報道があったこと、④25日、米耐久財受注の市場予想を上回る結果を受けて、米国株市場が上昇したこと、⑤円安ド ル高が113円台まで進行したこことなどから、日経平均は上昇し16,188.41円で引けました。 3.今週の主な予定 日程 曜日 2月29日 Mon 国・地域 項目 前回 日本 鉱工業生産(前月比) 1月 米国 シカゴ購買部協会景気指数 2月 55.6 失業率 1月 3.3% 1月 -4.4% 10-12月期 11.2% 日本 全世帯家計調査 支出(前年比) 設備投資(前年比) 3月1日 Tue 米国 中国 3月2日 Wed 米国 3月3日 Thu 米国 3月4日 Fri 米国 3月5日 -1.7% スーパーチューズデー(米大統領選予備選・党員集会) ISM製造業景況指数 2月 48.2 製造業PMI 2月 49.4 財新中国製造業PMI 2月 48.4 ADP雇用統計 2月 205千人 ISM非製造業景況指数(総合) 2月 53.5 製造業受注指数 1月 -2.9% 貿易収支 1月 -433.6億㌦ 非農業部門雇用者数変化 2月 151千人 失業率 2月 4.9% ベージュブック(地区連銀経済報告) Sat 中国 全人代(全国人民代表大会)開幕 決算発表予定 他 日本 決算発表 : 2/29 パーク24 3/1 伊藤園 3/3 くらコーポレーション 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 世界的なリスク回避の動きが和らぐ中、反発基調が続く ~ 今週の日本株市場は、米国経済指標の改善等を受けて世界的なリスク回避の動きが和らぐ中、①先週末のG20財務相・ 中央銀行総裁会議を受けて、安倍政権が財政支出拡大による景気対策を打ち出す可能性が高まったこと、②企業の自社株 買いや年金等の国内勢による買付が大幅に増加していることなどから、反発基調が続くと予想します。但し、今週は世界 景気を牽引している米国において、1日のISM製造業景況指数や4日の雇用統計など主要経済指標の発表が相次ぐ中、日 本株市場はこうした米国経済指標の結果に大きく振らされやすい状況が続くとみています。特に、円高圧力が残るドル円 の動向には注意を要します。 その他の注目材料として、日本では1日の設備投資、米国では1日のスーパーチューズデー(米大統領選予備選・党員集 会)、中国では1日の製造業PMIや5日から始まる全人代などが挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1602164
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