資産買入は3月9日から開始

2015 Mar
06
ECB理事会
政策金利は据え置き、資産買入は3月9日から開始
輸出・前年比(3ヵ月移動平均)
と製造業新規受注指数
5日(現地時間)開催されたECB(欧州中央銀行)理事会では、
主要政策金利の据え置きが決定されました。また、記者会見でドラ
ギ総裁は、『今年1月に発表した月額600億ユーロの資産買入につ
(円)
(2010年=100)
111 150
輸出・前年比(左軸)
(%)
12
いて、今月9日から開始』『ユーロ圏の2015年実質GDP(国内総
生産)成長率見通しを+1.5%(昨年12月:+1.0%)、2016年を
9
+1.9%(同+1.5%)へ引上げ』などを発表しました。これらを受け
て、欧州のマーケット(5日の終値ベース・前日比)は、ユーロが米ド
6
107
3
105
0
103
ルや円に対して下落する一方、各国の債券利回りは低下(債券価
格は上昇)、株式は上昇しました。
新規受注指数(右軸)
109
となっており、製造業が中心となって景気を下支えしていると考えら
れます。さらに、今後は資産買入の進展に伴い、企業への貸出増
-3
11/12
12/12
13/12
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
145
1.35
140
1.30
135
1.25
130
1.20
ユーロ安
101
14/12
(年/月)
1.15
120
115
13/3/5
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
14/3/5
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
(注)土日祝日は前営業日の数値を利用、NY市場
1.10
1.05
15/3/5
(年/月/日)
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
曜日
加などを通じた業績拡大の期待や、個人消費の持ち直しなどに繋
がると思われます。このように、経済は徐々に力強さを増し、ユーロ
の下支え要因になっていくとみています。
(米ドル)
1.40
125
足下、ECBが金融緩和策を行うなか、その効果がユーロ圏経済
に波及しています。まず、ユーロ安の進展などが追い風となって輸
出が緩やかに回復するとともに、製造業新規受注指数も改善基調
ユーロの推移(対円・対米ドル)
日本
 特にございません。
3月
5日
米国
 新規失業保険申請件数(2/28)
32.0万件(前回 31.3万件)
 1月 製造業受注指数
前月比-0.2%(前回 同-3.5%)
木
グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム
シニアストラテジスト
岸義明
 特にございません。
3月
6日
 2月 非農業部門雇用者数
 2月 失業率
金
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