2015 Feb 20 国内貿易統計(2015年1月分) 輸出額は5ヵ月連続の増加。貿易収支は改善の方向へ 昨日発表された1月の貿易収支(季節調整値)は、4,061億円の 赤字となりました。これは前月比で34.6%の赤字額の縮小であり市 場予想を大幅に上回る改善でした。輸出が自動車や半導体等電 (兆円) 貿易収支(季節調整値) (兆円) 子部品の増加などによって拡大する一方、輸入は昨年半ばからの 原油価格下落などが影響し、3割弱を占める鉱物性燃料(原粗油 8.0 (%) 0.0 30.0 25.0 など)が大幅に減少しています。 7.0 -0.5 地域別輸出(季節調整前)項目をみてみると、米国向けは5ヵ月 連続で増加するとともに、けん引役は自動車(前年比+13.8%)や 6.0 -1.0 原動機(同+14.4%)などとなっています。またアジア(中国含む) 向けも5ヵ月連続で増加するとともに、EU(欧州連合)向けも2ヵ月 5.0 0.0 -1.5 -5.0 連続で増加しています。全体で同+17.0%となりました。足下、緩 やかに世界経済が回復するなか、今後も自動車や電気機器、機 械などを中心とする輸出拡大が見込まれ、外需が日本経済を下 支えしていくとみています。 このような状況を踏まえ、昨日の日経平均株価の終値は14年9ヵ 貿易収支(右軸) 輸出額(左軸) 輸入額(左軸) 4.0 13/01 10.0 5.0 EU 米国 アジア -2.0-15.0 14/01 曜日 19日 15/01 (年/月) 日本 1月貿易収支(季節調整値) -4,061億円(前回-6,207億円) 木 13/01 13/07 14/01 14/07 (出所) Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 15/01 (年/月) 2月 20日 米国 新規失業保険申請件数(2/14) 28.3万人(前回30.4万人) 1月 景気先行指数 0.2% (前月比0.4%) 特にございません。 アシスタント・ストラテジスト 中山 健悟 15.0 主なイベント・経済指標発表予定(結果) 2月 グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム 20.0 -10.0 (出所) Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 月ぶりの高値を更新しました。日本経済の回復とともに企業業績の 拡大が見込まれるなか、引き続き日本株は堅調な展開が想定さ れます。 主要地域国別輸出額の推移 (3ヵ月移動平均・前年比) 特にございません。 金 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料 に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動 します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資 信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
© Copyright 2024 ExpyDoc