今後は追加利下げの効果が徐々に浸透

2015 Mar
05
豪州の10-12月期実質GDP
概ね市場予想通りの着地、今後は追加利下げの効果が徐々に浸透
昨日発表された豪州の10-12月期実質GDP(国内総生産)は、
実質GDP(前期比)と支出別寄与度
前期比+0.5%、前年比+2.5%となり、概ね市場予想(前期比+
0.6%、前年比+2.5%)通りの着地となりました。寄与度(前期比)
(%)
2.5
をみてみると、在庫増減や統計誤差などその他要因がマイナスに
寄与したものの、底堅い輸出を背景とした純輸出の改善定着や堅
2.0
調な家計消費がプラスに寄与しました。
1.0
0.0
-0.5
-1.0
-1.5
11/12
12/9
13/6
14/3
14/12
(年/四半期)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
曜日
加利下げの効果などが経済全体に徐々に浸透し、雇用環境や企
業マインドの改善などに繋がっていくことが期待でき、これらは豪ドル
の下支え要因になっていくと考えています。
公的部門(支出+投資)
実質GDP
0.5
邦準備銀行)は、さらなる景気浮揚を目的として2月には利下げに
踏み切りました。また、今後の経済状況によっては、RBAが追加利
が底堅く推移するとともに、消費者信頼感指数も回復するなど、内
需を取り巻く良好な環境が確認できます。今後は良好な内需や追
民間投資
その他
1.5
近年、資源価格の低迷などが豪州経済の重石となり、経済成長
のペースがトレンドを下回って推移している状況下、RBA(豪州連
下げに踏み切る可能性が残存しています。しかし、RBAが2011年
11月から断続的に利下げを行ってきた効果などから、小売売上高
家計消費
純輸出(外需)
3月
4日
日本
米国
 特にございません。
 2月 ISM(米供給管理協会)非製造業景況指数
56.9(前回 56.7)
 特にございません。
 新規失業保険申請件数(2/28)
水
グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム
シニアストラテジスト
岸義明
3月
5日
 1月 製造業受注指数
木
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