2014 Dec 24 台湾の鉱工業生産指数 ハイテク・IT産業がけん引役となって底堅く推移、株式市況の追い風に 23日に発表された11月の鉱工業生産指数は、市場予想を下回 る前年比+6.86%になったものの、これは好調だった9、10月の反 動などによるものと考えられます。実際、スマートフォン向けの半導 20 体など電子・電気製品が堅調に推移しており、台湾経済は主力の ハイテク・IT産業を中心に底堅く推移しているとみています。 10 足下、世界半導体売上高は、米州やアジア・太平洋地域がけん 引役となって、前年比10%前後の成長が継続しています。さらに、 先行指標となる北米半導体製造装置BBレシオ(出荷額に対する 受注額の割合)をみてみると、11月は3ヵ月振りに1を超える良好な 環境となっています。米国経済が堅調に推移していることに加えて、 中国における景気刺激策等による安定成長などを踏まえると、今 後もハイテク・IT産業は底堅く推移していくとみています。 このような良好な市場環境を背景に、米国・フィラデルフィア半導 世界半導体売上高(前年比)と 北米半導体製造装置BBレシオ 鉱工業生産指数(前年比) (%) 15 (%) 北米半導体製造装置 BBレシオ(右軸) 世界半導体売上高 (左軸) 10 5 0 (ポイント) 1.3 1.2 1.1 0 1.0 -5 0.9 -10 0.8 -10 鉱工業生産指数 うち電子・電気製品 -20 11/11 12/11 13/11 (注)2011年=100 (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 14/11 (年/月) -15 11/11 12/11 13/11 (注)世界半導体売上高は2014年10月まで (出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成 0.7 14/11 (年/月) 主なイベント・経済指標発表予定(結果) 体株指数は2013年末比で約3割上昇(12月23日終値ベース)と 好調に推移しており、今後、ハイテク・IT企業の構成比が高い台湾 曜日 株式市況の追い風になっていくとみています。 12月 22日 日本 米国 特にございません。 11月 中古住宅販売件数 年率493万件(前回 同525万件) 特にございません。 新規失業保険申請件数(12/20) 月 グローバル・マーケット・ストラテジー・チーム シニアストラテジスト 岸義明 12月 24日 水 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料 に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動 します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資 信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
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