2015 Mar 16 1月のメキシコ鉱工業生産通貨安と米国景気回復による輸出増加が経済回復を下支え 13日に発表された 1月のメキシコの鉱工業生産は前年比＋ 0.26％と市場予想を下回る水準にとどまりましたが、9ヵ月連続でプラス推移する結果となりました。内訳をみると、鉱業は落ち込み幅が縮小したものの、前年比－ 5.93 ％と弱い状況が続く一方で、主力の製造業は前年比＋ 1.17％、建設業は前年比＋4.19％と堅調に推移しており、これらが鉱工業生産を下支えしています。同国に対しては日産、ホンダやマツダなどが進出しており、トヨタも進出を検討しています。また、メキシコ鉱工業生産と製造業生産（％）（3ヵ月移動平均・前年比） 10 9.0 （メキシコペソ） 12.0 メキシコペソ高 8.5 6 8.0 13.0 4 7.5 13.5 2 7.0 0 -2 同国の自動車輸出も年々増加傾向にあります。 -6 製造業生産 -4 鉱工業生産 12/1 12/7 13/1 13/7 14/1 （出所）Ｂloombergのデータを基に三菱ＵＦＪ投信作成 14/7 15/1 （年/月） 6.0 14.5 15.0 5.5 5.0 2012/3/13 12.5 14.0 メキシコペソ安 6.5 対円(左軸) 対米ドル(右軸) 2013/3/13 2014/3/13 （出所）Ｂloombergのデータを基に三菱ＵＦＪ投信作成 NY市場終値、土日祝日は前営業日の値を記載 15.5 16.0 2015/3/13 （日次）主なイベント・経済指標発表予定（結果）は原油価格が依然低調であることや米国の利上げ観測の高まりがあるとみています。しかし、ペソ安は輸出の大半が米国向けである曜日同国輸出にとっては追い風であり、米国の好景気にけん引される形で上記のとおり、自動車産業など製造業を中心に同国経済は底堅 3月く推移すると見込まれます。 13日 3月グローバル・マーケット・ストラテジー・チームメキシコペソの推移（過去3年間） 8 ゼネラルモーターズやアウディといった外資系自動車メーカーも投資を計画するなど、自動車産業集積地としての魅力は高まっており、一方、メキシコペソ（以下、ペソ）は、対円ではペソ安が続いており、足下では昨年8月以来の安値となる場面もありました。この背景に（円） 16日日本米国  特にございません。  3月ミシガン大学消費者信頼感指数 91.2（前回 95.4）  特にございません。  3月 NY連銀製造業景況指数金  2月設備稼働率月  2月鉱工業生産アシスタントストラテジスト中山健悟当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。