NZの1-3月期実質GDP 乳業、鉱業では弱含むも、個人消費、建設など

2015 Jun
19
NZの1-3月期実質GDP
乳業、鉱業では弱含むも、個人消費、建設などは堅調
18日に発表されたニュージーランド(以下、NZ)の1-3月期実質
GDP(国内総生産)は季節調整後で前期比+0.2%、前年比
+2.6%となり、ともに市場予想を下回りました。具体的にみると、
実質GDP成長率
4
干ばつ、乳製品価格の低下や原油安などから、乳業や鉱業などが
弱含むものの、個人消費や建設は引き続き堅調さを維持する
3
かたちとなり、強弱まちまちの結果であったと考えています。
1
6
5
4
3
0
-1
―RBNZ総裁は、物価上昇圧力が低く、NZの主要輸出品である
乳製品価格の下落により景気の鈍化が想定されるなか、インフレ
-3
2
-2
前期比
06/3
09/3
12/3
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
(注)2015年1-3月期までのデータを使用
15/3
(年/四半期)
曜日
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
(年)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成
(注)2015年3月までのデータを使用
(注)NZではインフレ目標を1-3%に設定
日本

6月
特にございません。
 金融政策決定会合[18日~]
6月
米国
 5月 消費者物価指数(除く食品・エネルギー)
前月比+0.1%(前回 同+0.3%)
 新規失業保険申請件数(6 /13)
26.7万件(前回 27.9万件)
木
18日
アシスタントストラテジスト
深澤俊雄
0
主なイベント・経済指標発表予定(結果)
今後のNZドル(対円)ついては、金融面で追加利下げの可能性を
残存させていることや、個人消費や建設需要など堅調な内需を
グローバル・マーケット・
ストラテジー・チーム
1
前年比
-4
目標達成を確実にするために、利下げが適切だとしています。また、
総裁は追加利下げの可能性についても言及し、今後の経済動向に
背景にして、年率3%程度の経済成長が見込まれていることなどが
下支えとなり、底堅く推移するとみています。
(%)
2
今月11日にはRBNZ(NZ準備銀行)が金融政策決定会合を開催
し、約4年半ぶりに政策金利が引き下げられました。ウィーラ
よっては追加金融緩和策を採る姿勢を示しています。
消費者物価指数(前年比)
(%)
 特にございません。
金
19日
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