仕様書 [PDF 189.7 KB]

(別添2)
平成27年度日本版バイオセーフティクリアリングハウスの保守業務仕様書
1.業務の目的
近年、医療、農林分野等において遺伝子組換え生物の利用が進む一方で、遺伝子組換え
生物が環境に与える悪影響についての懸念も高まっており、遺伝子組換え生物の利用にあ
たっては、適切なリスク評価及びリスク管理がなされることが求められている。
このため、遺伝子組換え生物等の使用に関する国際的な規制の枠組みを定めた「生物の
多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」を発効し、遺伝子組
換え生物等に関する情報交換及びカルタヘナ議定書の実施の支援を目的としたバイオセ
ーフティクリアリングハウスが設置された。
我が国でも、「日本版バイオセーフティクリアリングハウス(以下「J-BCH」とい
う。)」を平成 15 年度に立ち上げ、カルタヘナ議定書に基づく国内法に関する情報や日
本国内で使用が認められている遺伝子組換え生物等のリスト等の情報を提供している。
本業務は、J-BCHについて、内容の充実を図るとともに常に最新の情報を適切に提
供できるよう、本サイトの情報更新・保守管理を行うものである。
2.業務の内容
本業務の実施にあたっては、「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドラ
イン」(以下、「標準ガイドライン」という)(平成 26 年 12 月 3 日第 58 回各府省情報
化統括責任者(CIO)連絡会議決定)に基づき、作業を実施すること。
<参考>政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai58/honbun.pdf
(1) J-BCHのシステム運用に関わる定常保守業務支援
J-BCHのシステム運用に関わる定常保守業務支援として、以下の業務を行う。なお、
本業務の実施範囲は「別紙 業務の実施範囲」に示すとおりであり、OS、パッケージソ
フトウェアの管理、保守は別途契約して実施する。なお、業務はリモートアクセスでの対
応とする。
① J-BCHのコンテンツ作成・保守
情報提供ページ(URL:http://www.bch.biodic.go.jp/)の新規コンテンツの作成作業
及びコンテンツ修正作業のサポートを行う(月に3回程度、1回当たり半日程度)。
加えて、コンテンツの入れ替え及びそれらの動作確認等を行う(月に3回程度、1回
当たり半日程度)。なお、現在のシステム及びコンテンツの構成等については、(5)
に示すとおり、資料の閲覧が可能である。
② J-BCHの業務アプリケーションの保守
年に1~2回程度、ユーザー側の設定変更に伴う変更対応等を行う。また、障害発生
時においては、障害の発生原因を分析したうえで、対応方針を検討・作成し、環境省
自然環境局野生生物課へ報告する。
③ 打合せ
2ヶ月に1回程度、業務実績報告及び今後の作業予定について、環境省自然環境局野
生生物課において、環境省担当官と業務打合せを行う。
(2) J-BCHのシステム機能に関わる各種情報提供及び要望事項・指摘事項の検討
環境省及び関係各省からのシステム機能に関する各種の情報提供依頼への対応を行う。
また、システム機能の改善要望や指摘事項等について、対応策の検討を行う。
(3)報告書の作成
以下の内容についてとりまとめた報告書を作成する。
①システムの運用管理に関するマニュアルの更新(管理、運用・利用、構築等に関するマ
ニュアルの更新)
②業務報告(障害件数及び障害内容、作業内容及び作業件数等)
③業務作業日誌(2.業務の内容(1)の①~③、(2)の詳細を記録すること)
(4)その他
平成27年度日本版バイオセーフティクリアリングハウスの保守業務を行うに当たっ
て、入札参加希望者は、必要に応じて平成27年度日本版バイオセーフティクリアリング
ハウスの保守業務に係る資料を、所定の手続を経て環境省内で閲覧することを可能とする。
資料の閲覧を希望する者は、以下の連絡先に予め連絡の上、訪問日時及び閲覧希望資料
を調整すること。
ただし、コピーや写真撮影等の行為は禁止する。また閲覧を希望する資料であっても、
平成27年度日本版バイオセーフティクリアリングハウスの保守業務における情報セキュ
リティ保護等の観点から、提示できない場合がある。
連絡先:環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室:03-3581-3351(内線 6683)
3.業務実施期間
契約締結日から平成 28 年3月 31 日まで
4.成果物
(1)報告書 1 部(A4版 300 頁程度)
(※なお、報告書にはODB登録用シート一式を含むものとする。)
(2)報告書の概要版 1 部(A4版 50 頁程度)
(3)報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R) 2部
(4)プログラム本体の電子データを収納した電子媒体(DVD-R) 2部
(5)「標準ガイドライン」に基づくODB登録用シート(環境省担当官の依頼に基づき適
時提出すること)
*報告書及びその電子データの仕様は、別記によること。
提出場所 環境省自然環境局野生生物課
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下「著
作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行使し
ないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」と
いう。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物の使
用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実施方
法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性の
格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官からの指示
に応じて適切に取り扱うこと。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の履行
が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリティ事故
が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対策に関する監
査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要になった
場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの指示
に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報告す
ること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
(6)動的なコンテンツを含むホームページを作成する場合は(独)情報処理推進機構の下
記の情報を参照し、外部からの不正な攻撃などへの情報セキュリティ対策を実施するこ
と。
①「安全なウェブサイトの作り方」(チェックリストを含む)
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity.html
②「セキュアプログラミング講座」
http://www.ipa.go.jp/security/awareness/vendor/programming/index.html
7.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、あ
るいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しその指示
に従うこと。
(2)ホームページ作成に当たっては、「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」及び受注後
に提供される「環境省ホームページ対応基準書」並びに「動的コンテンツ構築ガイドラ
イン」に基づくこと。
また、「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」は以下の URL において公開している。
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/
(別記)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 27 年 2 月 3 日
閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 198 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジタル
印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 199 頁、表4参照)を提出すると
ともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例を参考に、裏
表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準にし
たがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な表
示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(2011 以下)、又は Microsoft 社 Word
(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3 )( 2 )に よ る 成 果 物 に 加 え 、「 PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース及
び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で速やか
に必要な措置を講ずること。
別紙 業務の実施範囲
J-BCH 保守体制
J-BCHコンテンツ作成・保守
業務保守業者 (本業務の実施範囲)
J-BCH業務アプリケーション保守
ハードウェア及びOS、パッケージソフトウェア等の保守
サーバ関連保守業者 (別業務)※
ハードウェア及びOS、パッケージソフトウェア等の賃貸借
サーバ関連賃貸借業者 (別業務)※
※上記2業務は環境省生物多様性センターより発注予定
【注】 J-BCHシステムで提供する(1)業務アプリケーションとは・・・業務システム(サーバサイドで動作する業務データ登録システム(javaアプリケーション))
(2)コンテンツとは・・・情報提供ページ内におけるhtml静的コンテンツ中心のもの
を指す。
データセンター運用
東京23区内(平成27年2月現在)