仕様書[PDF 289.9 KB] - 東北地方環境事務所 - 環境省

平成26年度除去土壌等の管理システムに係る運用支援業務仕様書
1.業務の目的
本業務は、中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送・貯蔵管理、モニタリング情報の管理、
作業員被ばく管理等を試行的に実施するために必要なプロトタイプシステム(以下、
「総
合管理システム」という。)の管理・運用作業を支援することを目的とする。
2.業務の内容
(1) 作業実施の準備
 本作業の確実な実施を担保するための体制を整えること。
 環境省が実施する研修(2日間程度を想定)に参加し、総合管理システムの運用
管理に係る作業を習得すること。また、総合管理システムの研修用アカウント等
を活用し、必要な訓練を実施すること。
(2) 支援作業に係る要件
① 運用管理報告
 総合管理システムの運用管理に関する会議に参加し、作業状況及び課題発生状況
等を報告するとともに、下記⑤課題管理を実施すること。
 会議の開催は、日次を想定している。なお、課題の検討状況等により、会議の開
催頻度は変更される可能性がある。
② システム運用支援
 周辺機器及び運用管理端末の起動及び停止を行い、システムの開始及び終了等シ
ステムの稼動に必要なシステムの操作を行うこと。
 オンライン開始処理が正常終了し、サービスが提供可能な状態であることを確認
すること。
③ 業務運用支援
 総合管理システムの管理者機能により、各利用者の業務状況を監視して、問題の
発生が予想される場合、総括管理者に連絡し、判断を仰ぐこと。
 総合管理システムの管理者機能により、各利用者のアクセス状況を監視して報告
すること。
④ 問合せ対応
 総合管理システムの利用者からの問合わせに対する一次的な窓口として対応す
ること。
 問合せ内容に対する技術相談及び問題解決支援を問合せ先に返答することに加
えて、障害の一次切り分けを行うこと。
 受付けた問合わせは、その内容及び回答をデータベース化し、定期的に発注者に
報告すること。
⑤ 課題管理
 発生又は検知した課題全てを一元的に管理すること。
 発生した課題を事例及び既知の問題と照合し分類すること。なお、新しい課題、
又は照合できないような複合的要因と思われる事象については、発注者への報告
及びシステム保守事業者へのエスカレーションを速やかに行うこと。
1
3.作業条件
(1)作業場所
作業場所は、中間貯蔵・環境安全事業株式会社中間貯蔵管理センター内とし、2名以
上常駐する。
(2)作業時間
作業時間は、平日(土日・祝祭日を除く)の6時から21時までを基本とする。
4.業務の実施期間
契約締結日から平成27年3月31日まで
5.納入成果物等
紙媒体:報告書※1 5部(A4版 100頁程度)
電子媒体:報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R 等)
2式
※1 報告書には、日次毎の作業報告書、課題をとりまとめたものを含むものとする。
提出場所 環境省東北地方環境事務所福島環境再生事務所
中間貯蔵施設整備第一課
6.契約条件等
(1)業務の再委託
① 請負者は、本調達の全部又は一部を第三者に委任し、又は請け負わせること(以
下「再委託」という。)を原則として禁止するものとする。
ただし、請負者が本調達の一部について、再委託の相手方の商号又は名称、住
所、再委託する理由、再委託予定金額、再委託する業務の範囲、再委託の相手方
に係る業務の履行能力等について提案時に記載し、環境省が了承した場合は、こ
の限りでない。ただし、海外における開発はセキュリティの観点から認めない。
② 請負者は、再委託の相手方が行った作業について全責任を負うものとする。ま
た、請負者は再委託の相手方に対して、本仕様書「6.(2)知的財産権の帰属
等」、「同(3)機密保持」、「同(4)情報セキュリティに関する請負者の責
任」を含め、本調達の請負者と同等の義務を負わせるものとし、再委託の相手方
との契約においてその旨を定めるものとする。
③ 請負者は、再委託の相手方に対して、定期的又は必要に応じて、作業の進ちょ
く状況及び情報セキュリティ対策の履行状況について報告を行わせるなど、適正
な履行の確保に努めるものとする。
また、請負者は、環境省が本調達の適正な履行の確保のために必要があると認
める時は、その履行状況について環境省に対し報告し、また環境省が自ら確認す
ることに協力するものとする。
④ 請負者は、環境省が承認した再委託の内容について変更しようとする時は、変
更する事項及び理由等について記載した申請書を提出し、環境省の承認を得るも
のとする。
(2)知的財産権の帰属等
① 本調達の作業により作成する成果物に関し、著作権法(昭和45年5月6日法
律第48号)第21条、第23条、第26条の3、第27条及び第28条に定め
る権利を含むすべての著作権を環境省に譲渡し、環境省は独占的に使用するもの
2
とする。
なお、請負者は環境省に対し、一切の著作者人格権を行使しないものとし、第三
者をして行使させないものとする。また、請負者が本調達の納入成果物に係る著作
権を自ら使用し、又は第三者をして使用させる場合、環境省と別途協議するものと
する。
② 成果物に第三者が権利を有する著作物が含まれている時は、環境省が特に使用
を指示した場合を除き、請負者は当該著作物の使用に関して費用の負担を含む一
切の手続を行うものとする。
なお、この時、請負者は当該著作権者の使用許諾条件につき、環境省の了承を
得るものとする。
③ 本調達の作業に関し、第三者との間で著作権に係る権利侵害の紛争等が生じた
場合、当該紛争の原因が専ら環境省の責めに帰す場合を除き、請負者は自らの負
担と責任において一切を処理するものとする。
なお、環境省は紛争等の事実を知った時は、速やかに請負者に通知するものと
する。
(3)機密保持
① 請負者は、本調達に係る作業を実施するに当たり、環境省から取得した資料(電
子媒体、文書、図面等の形態を問わない。)を含め契約上知り得た情報を、第三
者に開示又は本調達に係る作業以外の目的で利用しないものとする。ただし、次
の(ア)ないし(オ)のいずれかに該当する情報は、除くものとする。
(ア) 環境省から取得した時点で、既に公知であるもの
(イ) 環境省から取得後、請負者の責によらず公知となったもの
(ウ) 法令等に基づき開示されるもの
(エ) 環境省から秘密でないと指定されたもの
(オ) 第三者への開示又は本調達に係る作業以外の目的で利用することにつき、
事前に環境省に協議の上、承認を得たもの
② 請負者は、環境省の許可なく、取り扱う情報を指定された場所から持ち出し、
あるいは複製しないものとする。
③ 請負者は、本調達に係る作業に関与した請負者の所属職員が異動した後におい
ても、機密が保持される措置を講じるものとする。
④ 請負者は、本調達に係る検収後、請負者の事業所内部に保有されている本調達
に係る環境省に関する情報を、裁断等の物理的破壊、消磁その他復元不可能な方
法により、速やかに抹消すると共に、環境省から貸与されたものについては、検
収後1週間以内に環境省に返却するものとする。
(4)情報セキュリティに関する請負者の責任
① 情報セキュリティポリシーの遵守
請負者は、環境省のセキュリティポリシーに従って請負者組織全体のセキュリ
ティを確保すること。
② 情報セキュリティを確保するための体制の整備
請負者は、環境省のセキュリティポリシーに従い、請負者組織全体のセキュリ
ティを確保すると共に、環境省から求められた当該業務の実施において情報セキ
ュリティを確保するための体制を整備すること。
環境省以外で作業を行う場合も、環境省のセキュリティポリシーに従い、情報
3
セキュリティを確保できる環境において行うこと。
③ 情報セキュリティが侵害された場合の対処
本調達に係る業務の遂行において、定期的に情報セキュリティ対策の履行状況
を報告すると共に情報セキュリティが侵害され又はその恐れがある場合には、直
ちに環境省に報告すること。
これに該当する場合には、以下の事象を含む。
(ア) 請負者に提供し、又は受注者によるアクセスを認める環境省の情報の外
部への漏えい及び目的外利用
(イ) 請負者による環境省のその他の情報へのアクセス
(ウ) 被害の程度を把握するため、請負者は必要な記録類を契約終了時まで保
存し、環境省の求めに応じて成果物と共に発注者に引き渡すこと。
(エ) 情報セキュリティが侵害され又はその恐れがある事象が本調達に係る作業
中及び契約に定める瑕か疵し担保責任の期間中に発生し、かつその事象が請
負者における情報セキュリティ上の問題に起因する場合は、請負者の責任及
び負担において次の各事項を速やかに実施すること。
 情報セキュリティ侵害の内容及び影響範囲を調査の上、当該情報セキュ
リティ侵害への対応策を立案し、環境省の承認を得た上で実施すること。
 発生した事態の具体的内容、原因及び実施した対応策等について報告書
を作成し、環境省へ提出して承認を得ること。
 再発防止対策を立案し、環境省の承認を得た上で実施すること。
 上記のほか、発生した情報セキュリティ侵害について、環境省の指示に
基く措置を実施すること。
④ 情報セキュリティ監査の実施
本調達に係る業務の遂行における情報セキュリティ対策の履行状況を確認する
ために、環境省が情報セキュリティ監査の実施を必要と判断した場合は、環境省
がその実施内容(監査内容、対象範囲、実施等)を定めて、情報セキュリティ監
査を行う(環境省が選定した事業者による監査を含む。)。また、請負者は自ら
実施した外部監査についても環境省へ報告すること。情報セキュリティ監査の実
施については、これらに記載した内容を上回る措置を講ずることを妨げるもので
はない。
⑤ セキュリティ対策の改善
請負者は、本調達における情報セキュリティ対策の履行状況について環境省が
改善を求めた場合には、環境省と協議の上、必要な改善策を立案して速やかに実
施するものとする。
⑥ 私物の使用禁止
請負者は、本調達に係る作業を実施するすべての関係者に対し、私物(関係者個
人の所有物等、請負者管理外のものを指す。以下、同じ。)コンピュータ及び私物
記録媒体(USBメモリ等)に環境省に関連する情報を保存すること及び本調達に
係る作業を私物コンピュータにおいて実施することを禁止し、それを管理し求めに
応じて管理簿を提出すること。
⑦ オペレーション環境への電子機器の持ち込み禁止
オペレーション環境に受託者のモバイル機器・コンピーターを持ち込んではな
らない。
⑧ 納品物に対するセキュリティチェックの実施
納品時には必ずマルウェアに対するセキュリティチェックを行い、クリーニン
4
グした上でその証左と共に納品すること。
(5)瑕疵担保責任
検収後1年間において、納入成果物に 瑕疵(かし)があることが判明した場合には、
請負者の責任及び負担において、環境省が相当と認める期日までに補修を完了するも
のとする。
(6)法令等の遵守
① 請負者は、民法(明治29 年法律第89号)、刑法(明治40 年法律第45
号)、著作権法、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(平成11年法律第1
28号)等の関係法規を遵守すること。
② 請負者は、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)及び請負
者が定めた個人情報保護に関するガイドライン等を遵守し、個人情報を適正に取
り扱うこと。
(7)業務実施体制等
① 主任技術者は、公共機関のシステムの開発・構築・運用等の業務経験を通算1
0年以上有していること。担当技術者は、同様の業務について5年以上の経験又
は基本情報処理技術者試験(FE)以上の試験に合格していること。なお、担当
予定者の業務経歴書等を提出すること。
(8)その他
① 請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたと
き、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協
議しその指示に従うこと。
② 「平成26年度除去土壌等の管理システムに係る調査検討業務」に係る資料等
は下記に掲載しているので参照すること。
http://josen.env.go.jp/soil/interim_storage_facility_transportation_adviso
ry_committee.html
5
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成26年2月
4日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針190頁、表3参照)及び「オフセット印刷又は
デジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」
(基本方針191頁、表4参照)
を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表
示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判
断の基準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]の
みを用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適
切な表示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(2011以下)、又は Microsoft 社
Word(ファイル形式は Word2010以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3 ) ( 2 ) に よ る 成 果 物 に 加 え 、 「 PDF ファイル形式」による成果物を作成するこ
と。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース及
び DVD-R に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は
無償で速やかに必要な措置を講ずること。
6