(別添2) 平成 28 年度国際動向を踏まえた3R推進支援業務仕様書 1.目的 途上国を中心とする廃棄物処理・リサイクル分野の課題解決に向け、3R推進に 関する多国間協力、自治体間協力、市民団体活動等を通じて、我が国の廃棄物処理・ リサイクルに関する先進的な政策、制度、技術、取組等の普及が求められている。 また、途上国における3R政策の進展に伴って、3R政策の実質的な実行を担う自 治体及び市民団体による取組の普及・拡大の必要性が高まっており、これらの活動 を広める取組が重要となっている。 また、資源効率の側面からも資源循環を推進する重要性が国際的に高まる中、2015 年6月 G7 エルマウ・サミットで合意された首脳宣言に資源効率に係る文言が盛り 込まれ、昨年 9 月の国連総会で採択された持続可能な開発目標(SDGs)にも資源効 率や3Rに関する目標が盛り込まれた。我が国においても、2年後に予定される第 四次循環型社会推進基本計画の策定に向け、現行の取組の点検作業を進めていると ころである。 本業務は、3R・資源生産性に関する国際動向を踏まえ、我が国の廃棄物処理・ リサイクルに関する先進的な政策、制度、技術、取組等の普及・拡大を促すために、 資源利用や資源管理など世界共通の課題解決に向けたワークショップを支援するこ とにより、循環型社会の形成の推進に資するものである。 2.業務内容 (1)アジア太平洋経済協力(APEC)ワークショップ支援業務 国際機関、関係省庁や事業者、特にファイナンスに関連する金融機関を交えて、 アジア太平洋地域の途上国を中心に廃棄物管理計画を策定する際に課題となる廃棄 物管理システムへの資金援助の獲得に関するAPEC主催のワークショップの企画・運 営等の支援を行う。また、本ワークショップにおいて、近年深刻化する海洋ごみの 回収・処理、発生抑制対策等の世界共通の課題についても議論する。本ワークショ ップの開催に当たって、以下の業務を行う。 (APEC ワークショップの概要(案)) 日程:平成28年9月下旬、2日間を想定 場所:東京都内の民間会議場(場所は環境省にて用意) 参加者:60名程度(国内外政府担当官、国際機関、事業者、学識者等)を想定 ア.開催連絡、参加の確認・調整及び付随する手続き等 -1- 環境省担当官の指示に従い、国内参加者に対する開催連絡(出席依頼、参加者の 関連情報の取りまとめ等)を実施の上、国内参加者の出席確認・調整を適宜行う。 イ.有識者の派遣 環境省が指定する有識者(3名程度、2日間、都内を想定)を派遣する。有識者 の会議場までの旅費・謝金等の費用は請負者が負担する。旅費等の支払い額に関し ては、 「国家公務員等の旅費に関する法律」に基づくものとする。また謝金の支払額 は 1 日当たり 17,700 円とし、3名程度、2回を想定。 ウ.会議場設備の設置 会議設備については、一般的な国際会議で提供される設備と同程度とし、会場案 内表示板、会場受付、参加者用ネームカード(60 人分程度) 、ネームプレート(60 人分程度、紙製可)、スクリーン1台、プロジェクター1台、ノートパソコン1台、 レーザーポインター1個を用意する。 (なお、会議場は環境省が用意するため、借上 は不要。 ) エ.料飲手配 ワークショップ前にミネラルウォーターを参加者席に用意すること(1回/日、60 人分程度、2日間)。コーヒーブレイクにはコーヒー・紅茶(1回/日、60 人分程度、 2日間)を提供すること。また、昼食(60 人分、1 人当たり 2,000 円程度、2日間) とランチコーヒー(60 人分)を用意し、レセプション(1 日目の夕食を想定)には、 食事(60 人分、1人当たり 6,000 円程度、飲み物フリードリンク付)を手配する。 オ.運営支援スタッフの配置 会議場の準備や運営のために、英語が堪能な請負者を3名程度派遣する。適宜、 運営支援(セッションの進行支援、資料印刷・配付、会場設営支援、飲食等の配膳、 その他の業務支援等)を行う。 カ.ワークショップ用資料の印刷・配布 事前に環境省担当官が準備したワークショップ用資料(A4 版、50 頁程度)を 60 部程度印刷し、ワークショップ当日に参加者に配布する。 キ.議事録の作成及び写真の撮影 請負者は、内容の要点を記載した議事録(A4 版、20 頁程度)を作成する。また、 各発表等のワークショップの記録写真を撮影する。作成した議事録及び撮影した写 真データは、会議終了後速やかに、環境省担当官に提出する。 -2- 3.業務履行期限 平成 28 年 12 月 20 日(火)まで 4.成果物 紙媒体:報告書(A4 版冊子 100 頁程度、12 部、背表紙に業務名を記載) 電子媒体:報告書の電子データ及び写真等を収納した DVD-R 3式 報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びその電 子データの仕様及び記載事項は、別添によること。 提出場所 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室 5.著作権等の扱い (1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以 下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。 (2)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既存著作 物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。 (3)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作 物の使用に必要な費用の負担及び利用許諾契約等に係る一切の手続を行うものと する。 6.情報セキュリティの確保 請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 (1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とそ の実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。 (2)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機 密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。 また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官から の指示に応じて適切に取り扱うこと。 (3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策 の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキ ュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリ ティ対策に関する監査を受け入れること。 (4)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要に なった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。 -3- また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの 指示に応じて適切に廃棄すること。 (5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報 告すること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf 7.その他 (1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたと き、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協 議しその指示に従うこと。 (2)会議運営を含む業務 会議運営を含む業務にあっては、 「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」 (平成 28 年 2 月 2 日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。 -4- (別添) 1.報告書等の仕様及び記載事項 報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年 2 月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満 たすこと。 なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又 はデジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」 (基本方針 205 頁、表 4参照)を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場 合は、以下の表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判 断の基準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク] のみを用いて作製しています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本 方針(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参 考に適切な表示を行うこと。 英語サマリーについては、以下により作成すること。 (1)以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。 ①環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/) ②法令用語については、日本法令外国語訳データベースシステムの標準対訳 辞書(http://www.japaneselawtranslation.go.jp/) (2)海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペー スは使用しないこと。特に以下に注意すること。 ・丸数字は使用不可。「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」 ・記号はすべて半角。例:「“ ”」→「" "」 、「`」 「’ 」→「'」 、「-」→「-」 ・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)。1/4 文字にしない。二度 目以降は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2) ・環境省の略称は「MOE」(大文字) 2.電子データの仕様 (1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。 (2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。 ・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011 以下)、又は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下) -5- ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式 (3) (2)による成果物に加え、 「PDF ファイル形式」による成果物を作成するこ と。 (4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収 納ケース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。 (5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。 3.その他 成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は 無償で速やかに必要な措置を講ずること。 -6-
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