(別添4) 平成 28 年度親子の体験型環境教育への自発的参加促進業務の概要及び企画書作成事項 Ⅰ 仕様書(骨子) 1.業務の目的 持続可能な社会の担い手育成のためには、できるだけ早い発達段階から環境教育を 実践していくことが重要であり、環境への理解を深めるのみならず、子ども自身が社 会の中で受け入れられているという感覚を養っていくことが不可欠である。親子関係 は、子どもがそうした感覚を養う基盤であり、親子が体験や感動を分かち合うプロセ スを経ることで、その形成が促進されるといえる。しかしながら、環境教育・学習の 重要性は認識していても、実際に体験型環境教育の場に足を運ぶ親子は少ないのが実 情であり、参加への動機付けを高めるためには、内容のみならず広報にも工夫が必要 と考えられる。 また、取組の実効性を高め、その成果を自立的・持続的に広く国民へ展開していく には、関係主体個別の努力では限界があり、営利・非営利問わず、各主体が、具体的 なプロジェクトを相互に協力して取り組むプロセスが必要である。 そこで、本業務においては、環境教育に関わる多様な主体の協働の下、親子向けの ワークショップを企画・実施することで、家庭向け環境教育の推進を図ろうとするも のである。 2.業務の内容 (1)親子向け環境教育ワークショップの企画・実施等 以下の要件を満たす親子向けワークショップ(対象:小学生の親子 15 組程度を 想定)を東京近郊で1回実施する。 (内容の具備要件) ・親子が共同して作業を行うものであること。 ・子どもの自己肯定感の向上に繋がるものであること。 ・子どもが安全に実施できる内容であること。 ・時間が経過した後も、その体験や感動を想起しやすいものであること。 ・親子が気軽に楽しく無理なく参加できるものであること。 ・若い親の興味を引くような内容であること。 ・拘束時間が半日を超えないこと。 ・汎用性があり、地域特性を問わず、実施が可能であること。 ・利便性・集客性の高い内容であること。 請負者において、企画の叩き台を作成し、(2)のワーキングチームで内容を議 論した上で、広く参加者を募集し、併せて実施場所・講師・現場スタッフ等の調整、 -1- 当日の進行管理等を行う。 なお、外部講師を招聘する場合にあっては、講師に対する旅費及び謝金の支給は 請負者が行うものとし、旅費は国家公務員等の旅費に関する法律に従って支給する とともに、謝金は1人に対して1時間当たり 7,900 円を支給するものとする。 (2)協働ワーキングチームのコーディネート 業務終了後の自立的・持続的な地域展開を見据え、(1)の実施に際し、多様な 主体からなるワーキングチームを組織する。 チームメンバーは環境省、請負者のほか4名程度(計 7 名程度)とし、次の条件 を満たす団体を原則入れることとする。 ・環境教育に関心のある営利企業(組織としての参加に限る。) ・全国的なネットワークを有する環境教育の非営利団体 業務実施期間中、ワーキングチームメンバーによるミーティングを2回程度行 い、ワークショップの企画内容や成果の分析、広報のあり方について議論を行う。 請負者において、会場の確保、メンバーの日程調整、資料の作成、会議の進行、 会議録の作成等を行う。また請負者は、チームメンバーの一員として、ミーティン グを効果的に行うため、ワークショップの企画内容に基づき、目的や役割の明確化、 コミュニケーションの円滑化、論点の整理等のコーディネートを行う。 会場は東京都内とし、時間は3時間を想定。メンバーに対する旅費・謝金の支給 は請負者が行う。旅費は国家公務員等の旅費に関する法律に従って支給し、謝金は 1人に対して1回当たり 17,700 円を支給する。 (3)ワークショップ参加者募集及び成果の周知に係る広報 ワークショップ開催に当たり、参加する親子の募集を行う。また、ワークショッ プの成果・有用性について、より多くの親子の目に留まり、その参加意欲を促すよ う、訴求力のある広報ツールを作成し、全国に向けて広報する。 3.業務履行期限 平成 29 年 3 月 28 日まで 4.成果物 紙媒体:報告書 30 部(A4版 200 頁程度) 電子媒体:報告書の電子データを収納した DVD-R 2式 報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びその電 子データの仕様及び記載事項は、仕様書別添によること。 提出場所 環境省総合環境政策局環境経済課環境教育推進室 5.著作権等の扱い (1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以 下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。 (2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行 -2- 使しないものとする。 (3)成果物の中に請負者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」という。)が 含まれている場合、その著作権は請負者に留保されるが、可能な限り、環境省が 第三者に二次利用することを許諾することを含めて、無償で既存著作物の利用を 許諾する。 (4)成果物の中に第三者の著作物が含まれている場合、その著作権は第三者に留保さ れるが、請負者は可能な限り、環境省が第三者に二次利用することを許諾するこ とを含めて、第三者から利用許諾を取得する。 (5)成果物納品の際には、第三者が二次利用できる箇所とできない箇所の区別がつく ように留意するものとする。 (6)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物 の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとす る。 6.情報セキュリティの確保 請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実施方 法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。 (1)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密 性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。 また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官からの 指示に応じて適切に取り扱うこと。 (2)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の 履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリ ティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対 策に関する監査を受け入れること。 (3)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要にな った場合には、確実に返却し又は廃棄すること。 また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの 指示に応じて適切に廃棄すること。 (4)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報 告すること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf 7.その他 請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたと き、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協 議しその指示に従うこと。 -3- (別添) 1.報告書等の仕様及び記載事項 報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年 2 月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。 なお、報告書は原則としてくるみ製本とし、製本等を印刷会社に発注する場合は、 「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジタル印刷 の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 頁、表4参照)を提出すると ともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例を参考に、 裏表紙等に表示すること。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準 にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製し ています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針 (http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適 切な表示を行うこと。 2.電子データの仕様 (1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。 (2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。 ・文章; Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下) ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式 ( 3 ) (2 ) によ る 成果 物 に 加え 、 「 PDF ファイル形式」による成果物を作成する こと。 (4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケー ス及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。 (5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。 3.成果物の二次利用(*成果物として、納本制度に基づき環境省図書館に納入する 研究・調査等の報告書(データ含む)がある場合のみ記載すること) (1)納品する成果物(研究・調査等の報告書)は、オープンデータ(二次利用可能 な状態)として公開されることを前提とし、環境省以外の第三者の知的財産権が 関与する内容を成果物に盛り込む場合は、①事前に当該権利保有者の了承を得、 ②報告書内に出典を明記し、③当該権利保有者に二次利用の了承を得ること。 第三者の知的財産権が関与する内容の一部または全部について、二次利用の了 承を得ることが困難な場合等は、当該箇所や当該権利保有者等の情報を、以下の URL からダウンロード出来る様式に必要事項を記入し提出すること。 -4- (2)環境省が保有するオープンデータの情報を政府が運用するオープンデータのポ ータルサイト「データカタログサイト DATA.GO.JP(http://www.data.go.jp/)」 に掲載及び更新情報を反映させるためのデータに関する説明(メタデータ)につ いて、成果物と併せて以下の URL からダウンロード出来る様式に必要事項を記入 し提出すること。 http://www.env.go.jp/kanbo/koho/opendata.html 4.その他 成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で速 やかに必要な措置を講ずること。 -5- Ⅱ 企画書作成事項 企画書は、以下の項目について、別紙様式に従い作成すること。 1 業務に対する理解度 本業務の実施にあたり、親子向けの環境教育の有効な実施に押さえておくべき視 点及び当該業務で得た知見を自立的・持続的に展開していくために必要なポイント を別紙様式Aに従い記述すること。 2 業務に対する企画内容 業務内容のうち以下の提案事項について、別紙様式Bに従い記述すること。 (1)ワークショップの企画概要を提案すること(実施場所、内容等) 。 (2)協働ワーキングチームのメンバーを提案すること。 (3)参加者募集、ワークショップの成果の周知に係る広報の仕方を提案すること。 3 業務の実施計画 業務実施計画を別紙様式Cに従い進行予定表にまとめること。 4 業務の実施体制 配置予定の管理技術者の経歴、手持ち業務等を別紙様式D-1に、業務の内容ご との業務従事者の配置、役割分担等を別紙様式D-2に従い、記述すること。 5 業務実績 環境教育関連業務の実績について、別紙様式Eに従い記述すること。 6 組織の環境マネジメントシステム認証取得状況 ISO14001、エコアクション 21、KES、エコステージ、地方公共団体による認証制 度等のうち、第三者による環境マネジメント認証を取得している場合、別紙様式 F に従い記述するとともに、認証取得を証明する書類を添付すること。 -6- (別紙様式A) 業務に対する理解度 本業務の実施にあたり、親子向けの環境教育の有効な実施に押さえておくべき視 点及び当該業務で得た知見を自立的・持続的に展開していくために必要なポイント を別紙様式Aに従い記述すること。 (※)本様式はA4版2枚以内とする。 (別紙様式B) 業務に対する企画内容の提案 1.ワークショップの企画概要を提案すること(実施場所、内容等) 。 2.協働ワーキングチームのメンバーを提案すること(具体名及び選定理由を記載する こと) 。 3.参加者募集、ワークショップの成果の周知に係る広報の仕方を提案すること。 (※)本様式は、それぞれA4版2枚以内とする。 -7- (別紙様式C) 業務全体の実施フロー 時 期 業 (※)本様式はA4版2枚以内とする。 -8- 務 内 容 (別紙様式D-1) 業務実施体制(配置予定管理技術者) 管理技術者 氏 名 生年月日 所 属 役 職 経験年数(うち本業務の類似業務の従 事年数) 年( 年) 学 歴 (卒業年次/学校種別/専攻) 従事技術分野の経歴(直近の順に記入) 1) 2) 3) 年 年 年 月~ 月~ 月~ 年 年 年 月( 年 ヶ月) 月( 年 ヶ月) 月( 年 ヶ月) 主な手持ち業務の状況(手持ち業務の総数:平成 年 月 日現在 業 務 名 発 注 機 関 履行期間 件) 契約金額 環境教育関連業務の経験 業務名 契約金額 発注機関 履行期間 ○業務の概要 保 有 資 格 ○主な資格(技術士など) 注1 本様式はA4版1枚に記載すること。 注2 手持ち業務は、契約金額が 500 万円以上の業務を対象とし、受注決定後未契約 のものがある場合は、参考見積金額を契約金額と想定するものとすること。 注3 管理技術者としての実績は、環境教育関連業務に従事した実績を記載する。 -9- (別紙様式D-2) 業務実施体制(業務従事者の配置、役割分担等) 注1 注2 本様式はA4版2枚以内とする。 業務の内容ごとに担当するチームの構成、役割分担、配置予定者の氏名、役職及 び簡単な経歴を記載し、またそのメンバーとした理由を併せて記載する。 (別紙様式E) 環境教育関連業務の実績 業 務 名 発 注 機 関 (名称、住所) (受託企業名) (受託形態) 履 行 期 間 業 務 の 概 要 技 術 的 特 徴 予定管理技術者 の従事の有無 注1 注2 注3 注4 注5 注6 本様式は、A4版4枚以内に記載すること。 業務名は 10 件まで記載できるものとする。 受注形態の欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載すること。 業務の概要の欄には、業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。 技術的特徴の欄には、本業務に関連する点を記載すること。 実績を証明するものとして、元請の場合は契約書写し、下請の場合は注文・請 書写しを添付すること。 - 10 - (別紙様式 F) 組織の環境マネジメントシステム認証取得状況 認証の有無: 認証期間: 認証の名称: 注1 証明書の写しを添付すること。 注2 事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、取得しているものに 限る。 注3 企画書提出時点で認証期間中であること。 - 11 -
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