Title Author(s) Citation Issue Date URL 古日記の天候記録による歴史時代の気候復元 三上, 岳彦 お茶の水地理 1987-05-06 http://hdl.handle.net/10083/11743 Rights Resource Type Departmental Bulletin Paper Resource Version Additional Information This document is downloaded at: 2014-11-13T03:02:48Z l H川l 川日日l =Hl 論 説 l =HHl l l l Hl l H川I I 古 日記 の天候記録 に よる 歴史時代 の気候復元 三 1.は じめに 上 岳 彦 間な どについて充分吟味 してお く必要が ある。 測器に よる気象観測データの得 られない 「 歴史 時代 」 の気候 を復元 しようとす る場合 ,各種 の古 日記類 に記載 された毎 日の天候記録が基礎資料 と して有効であることが最近 の一連の研究か ら明 ら かに されつつある ( Ma e j i ma・Ko i ke, 1 9 7 6;谷治 ・三洋 ,1 9 81;三上 ,1 983a,1 9 83b,1 986; 次 に示すのは,江戸時代後期 の弘前藩庁 日記 と 八戸藩 日記の天候記録で ,いずれ も新暦 に換算 し てある。 弘 前藩庁 日記 ( 弘前市立 図書館所蔵) 1 7 86 年 8月 1日 曇時 々晴 2日 曇今晩雨辰刻雷発 3日 曇今晩寅刻過 よ り雷強 し大雨 Ma e j i ma・Ta ga mi , 1 9 8 3;Ma e j i mae ta l リ1 983; 前 島 ・乱 上,1 9 83;水越 ,1 9 8 3 a, 1 9 8 3b,1 9 85, 9 8 4,1 9 8 6;潔 1 9 8 6a,1 9 8 6b,1 9 86C ;吉村 ,1 石 ,1 9 8 5,1 9 8 6;黒坂 ,1 9 8 4な ど)。また ,世界気 今朝辰刻過 よ り時 々大雨 巳刻 過 よ り暗 る午刻頃雷発す村雨 4日 暗今 日暑気強 八戸藩 日記 ( 八戸市立図書館所蔵) 1 7 8 6 年 8月 1日 曇 2日 暗 3日 暗 4日 暗 W CRP) の一環 として ,我国で も古 候研究計画 ( 気候復元計画がたて られ ,古気候復元に利用で き る 日記 ・旅行記な どの地域別 目録が作 られている ( 吉野 ,1 9 82,1 9 8 3 )。 さらに ,前島 ( 1 9 8 4 )や宝 月 ( 1 9 8 6 )は ,こ うした状況を踏 まえて歴史時代 の気候復元に関す る レビューを行 っている。 本稿では,古 日記の天候記録を もとに歴史時代 の気候を復元す る方法について ,従来の研究成果 を中心に検討 し,あわせて今後 の研究動 向を展望 す る。 2.舌 日記の天候記録 一 口に古 日記 とい って も,藩 日記の ような公的 文書か ら個人の 日記に至 るまで多種多様 である。 日記中に記載 されている天候 の記載様式 も千差万 別 で ,一 日の天候変化が時刻を迫 って詳細 に記 さ れているもの もあれば ,単に 「 晴」 とか 「 雨」 と い った簡 単な記載 しかな されていない もの もある。 また ,ほ とん ど毎 日欠か さず天候が記載 されてい る とは限 らず ,長期間にわた って天候記載のない 場合 もある。 この ように ,現代 の気象観測 とは異な り,天候 の記載様式 ・記載期間な どが一定 していないため に ,それ らを用いて気候を復元す る際には ,それ ぞれの 日記の天候表現の特徴 (クセ)や欠録の期 上記 の例か ら明 らかな ように ,同 じ藩 日記で も 天候表現や記載様式にはかな りの精粗が認 め られ 国 日記」と 「 江戸 日記」に る。弘 前藩庁 日記は ,「 分かれてお り,江戸 日記の天候記録 も上記の場合 と同 じく詳細な天候変化が記載 されてい る。 現在我 々が よく使 う天候表現 としては ,暗 ・曇 ・雨な どが代表的であるが ,江戸時代 の天候表現 は場所 ( 地方)に よ り,時代に よ りかな り異な っ てい る。例 えば ,現在 の快晴 ・晴に該当す る天候 表現 としてほ ,天気 よし ・天気吉 ・天気能 ・日和 よし ・天晴な どがあ り,現在 の曇にあた る表現 と しては ,陰 ・陰晴な どが よく使われ るが ,曇 と陰 の違 いはあま りは っき りしない。雨につ いての天 候表現 は多種多様であるが ,降雨 の強度を表わす 場合 と,降雨の持続時間を表わす場合 とに大別で きる。大雨 ・強雨 ・陰雨 ・微 雨 な どは前 者 で あ り,終 日終夜雨 ・折 々雨 ・時雨 ・村雨な どは後者 である。 3.天候記録の定量化 と古気候復元 ー1 - 上述 の ように,古 日記の天候表現は様 々である お茶 の水地理 第2 8号 1 9 8 7 年 ( %) A u N3 nC ) 凹 t Z h ため ,これ らを用 いて現在 の気象観測値 と比較 し うる気候 デ ータを得 るには ,何 らか の定量化がな されねばな らない。本章 では ,従来 の研究成果を もとに , 日記 の天候記録 の定量化 に関す る具体例 につ いて検討 してみたい。 ( 1 ) 天気 日数 (出現率) 日記 の天候記録 が長期間にわた りほぼ継続 して 0 寸 記載 され ている場合 ,特定 の天候 ( 暗 ,雨 な ど) の出現 日数 を月別 ・季節別 に集計す ることに よっ て ,晴天率や 雨天率 ( 降雨率) を求め る ことがで きる。 この方法 は従来か ら数多 くな されてお り, 6 6 01 6 9 0 1 7 2 0 1 7 5 0 1 7 8 0 1 8 1 0 1 8 4 0 1 8 7 0 YE AR 天候記録 の定量化法 と して定着 しつつ ある。第 1 第 1図 図は弘前藩庁 日記 を もとに ,夏 3ヶ月の降水頻度 弘 前の夏の降水頻度 の経年変化 9 83に よる) ( 前 島 ・田上 ,1 圏. 榊原藩 J 弘前. i I t I 冒 1 善 1 I I I 1 I 1 1 1 1 1 1 日 1 ll t 巨 冒 1 .卜 【 を IF r :i i ナ F と t i 巨 E 巨 【 【 書 1 1 1 1 1 I 1 1 1 1 1 1 l l 1 1 I 1 日 i 1 1 1 1 1 1 l l 1 1 1 7 1 I 1 日 1 l l 1 1 1 7 1 1 I 1 T 88 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 I 1 日 T T l H 2 2 2 2 2 2 22 2 2 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 12 3 4 5 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 T2 3 4 5 6 7 8 9 0 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 I 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 l l T I l 1 1 2 12 3 3 4 5 6 7 8 9 0 22 1 1 4 5 6 7 8 9 0 7 2 2 2 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 4 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 2 2 2 2 2 4 1 2 4 4 4 2 4 5 6 7 8 9 3 4 4 4 4 4 55 5 5 5 5 5 5 5 5 6 6 6 6 6 6 6 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 口 1 2 3 4 5 6 国 榊原 一 弘前 ■ 冒 招 u 冒 ぎ l l l 8 8 8 l 8 l i i 1 i 1 1 1 7 7 7 1 1 8 88 8 0 0 0 0 0 0 0 0 8 8 8 8 8 8 8 0 0 1 1 7 7 H 0 0 0 0 0 0 0 0 0 日 I2 3 4 5 6 7 8 9 0 8 ∃ き : i ■妻 ' ・ き ; 1 日 7 1 1 1 1 1 1 I 1 1 2 3 4 5 6 7 8 1 ′ 7 88 8 8 8 88 8 2 2 2 222 2 2 . 良 冒 麺 妻 I ≒ 【 ー I 孝 妄 事 i 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 2 2 3 3 冒 1 i i 1 1 1 1 1 1 1 1 I 1 1 7 1 1 7 H 8 3 3 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 4 2 2 2 2 2 2 2 22 2 3 3 3 3 3 3 3 3 3 4 4 4 - 4 L1 4 LI 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 12 3 L 1 5 6 7 8 9 0 T 2 : jL l 5 6 7 3 9 0 第 2図 I t 【 i I 〔 f . 1 1 1 1 7 77 7 1 1 1 日 8 8 8 8 l j巨 F 声 ヾ ; . ● - 88a 8 8 8 8 4 4 4 5 55 5 5 5 5 7 1 1 I 1 1 1 1 8 8 8 8 8 8 8 8 5 5 5 6 6 6 6 6 6 7 8 Ll 4 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 8 9 0 7 2 3 4 5 6 7 江戸 の冬季 ( 1 2- 2月) の降水率 ( 上 図 ) ・降 雪 率 (下 図) の 経 年 変 化 9 86に よる) ( 演 ,1 -2 - i l 7 1 8 6 6 6 6 6 6 6 8 9 0 12 3 4 5 6 洋 溝 を試みているが ,その中で観測値 を もとに寒侯李 の降雪率 と気温 の相関係数を求め , rニー0. 74と い う高い値 を待 ている。 以上の ように ,降水率や降雪率に よる天候記録 の定量化は気候復元の手段 として有効であると考 え られ るが , 日記の天候記録が前述 の八戸藩 日記 の ように短 い場合には降水率を過小評価す る危険 がある。特に ,現在 の観測値 との比較を行 う場合 な どは注意が必要 であろ う。 ( 2) 天気指数 弘前藩庁 日記の ように , 1日の天気 の変化が時 を求めてグラフ化 した ものである ( 前 島 ・田上 , 1 9 83 ) 11 年 の移動平均をほ どこ して あ るため , 0 年 々の実際の変動幅は もっと大 きい。 これをみ る 1 7 80 年代)や天保期 ( 1 830 年代) の と,天明期 ( 飢経年 あた りに降水頻度 の極大が認め られ る。 降水頻度 ( 降水率) は総 日数に対す る降水 日数 の割合 ( %) で示 され るが ,冬季 の場合は降雪率 が用い られ る ことが多い。降雪率 ( %) は ,全降 水 日数に対す る降雪 日数 の割合 ( %)で示 され , 冬季の寒暖の指標 になる。第 2図は ,江戸 におけ 1 2- 2月) の降水率お よび降雪率 の経年 る冬季 ( 刻の経過 とともに詳細 に記載 されている場合 ,増 田 ( 1 9 83) の提唱 した 「 天気指数 」に よる天候記 変化を棒 グラフに表わ した もので ,江戸 の場合 , 降水率 と降雪率 は逆相関にな っていることがわか 9 86)。これは,冬 の太平洋側で降雨 日数 る ( 演 ,1 の多い年 は概 して暖冬であ り,寒冬には降雨 日数 そのものが減少す ると同時に ,降水 目が降雪 日と な りやす い ことを意味 して い る。 山本 (1970) 録 の定量化が有効 である。 これは ,天気 の 目変化 を 0-9 9の数値 に置 き換 えて 「天気 の悪 さ」 を , 指数化 した ものである ( 第 3図)。 図か ら明 らか な よ うに , 1日中晴れている場合は 0で,もっと も指数 の高いのが 1日中降雪 の9 9である。 例 えば ,1 834 年 ( 天保 4年) 1月 1 6日 ( 新暦) の弘前藩庁江戸 日記には , 「 曇 ,辰 の中刻頃雪 ,即 刻止」 と記 されているが ,これは 「 曇一時雪」 と は,京都の古 日記を用 いて 1 5・1 6世紀 の気候復元 0 00 αl 10 20 30 40 50 1 2 3 0-/@ ( D-, g◎ 0/@ 4 5 ①J V㊥ 4 0.@ @-j VO ◎●/( D ( D一 一 / ● ¢ ) /㊨ o_@/+ ①一 % ①/ ● ( D/令 _ @-/● ◎●/⑳ OJ + a ) /㊨ 6 0.+ /@ ①●鴨 ー ① eh ◎/( D ㊨/● ㊤/㊨ -① + / @-o % -① 0 、 卓-a ) ◎0◎ ◎P● @ /+ . o @/ 8.0 ●@ー ① ◎● ◎→ ( D 0.● % 6 7 0 9 ㊨ ①1+/ @ ①-e/@ 0● ( 参●● ①咽 .㊨ ◎一′● ◎-′⑳ @4 0 @/a 甲鴨 7 18 ◎P( D ( DJ ● ①一′◎ 0.C o y+ ①.@^ ( Ⅰ 抱 一●% ●恥 一 ● ◎-● ( D-⑳ a) / @-⑳ a /@-申 約 ㊨ % -◎ +-0 ●●% ●鴨 ●◆@/ u)●-@/ O ●-㊨ 0.0 中一t l T ⑳一物 ◎●@/ o ㊨-◎ ●′( D OI@ ●-/ /( D●一 P◎ ⑳4'q) @/ /@ Q BL ., g① 5とい うことになる。 解釈 で きるか ら,天気指数は3 天気指数 の利点は ,毎 日の天気を数値化で きるこ -● ㊨-令 ⑳-@/ r o とで,年に よる季節変化 の違 いな どを数量的に表 現 した り,気温や降水量な どの観測データとの相 関を求めた りす る ことが で きる点 に あ る た だ し,前述 の八戸藩 日記の ように天気の 日変化が記 ⑳二と空 0 。 気指数 ( 天気指数 増 田 ,1 9 83に よる) 第 3図 2 5 雷 榊原蒼 l ■ 弘前藩 I 2 0 1 5 . 箆 何 . T 冒 天 1 0 室 冒 . 室 質 、 1 日 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 12 3 4 5 6 7 0 00 0 12 3 4 0 8 9 1 1 1 1 1 1 日 0 7 8 9 0 2 1 2 3 2 2 12 第 4図 3 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 4 5 6 7 8 9 0 12 2 22 2 22 4 5 6 78 9 0 7 日 7 1 1 I 1 7 I 7 8 8 8 3 8 3 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 22 12 3 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 0 0 0 0 I 1 1 7 1 7 i l l 5 )6 1 1 1 1 ll 1 I 7 7 1 1 8 t E ど 1 1 I 1 1 1 7 1 1 1 1 1 1 1 I 1 1 1 - 1 1 日 8 8 8 8 と 8 8 i 【 弓 m 2 2 2 3 3 1 2 3 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 3 4 3 3 3 3 5 6 7 8 9 0 3 3 3 3 3 4 45 6 7 8 9 3 4 4 0 1 44 1 2 8 8 3 1 1 1 1 1 1 日 1 1 I 1 I l l I 1 8 4 4 4 5 5 55 5 5 3 4 5 7 8 9 0 2 4 5 6 7 8 9 6 4 5 6 7 I 4 4 5 5 5 8 9 0 12 江戸 の冬季 ( 1 2- 2月) の平均天気指 9 86に よる) 数 の経年変化 ( 演 ,1 -3 - i 1 4 4 4 A 4 4 4 4 4 4 2 1 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 5 3 5 5 5 5 5 5 55 5 5 6 3 4 5 6 7 8 9 0 8 8 88 8 8 6 66 6 6 6 0 12 3 4 5 6 66 6 6 6 1 23 45 6 お茶 の水地理 第2 8 号 1 9 8 7 年 川ROS AKl㊥㊥㊥㊥●●㊥○●㊥○㊥〇〇〇〇㊥○㊥㊥㊥○○㊥○●@○@0( ) TAKADA ○●●〇〇〇●○●〇〇〇〇〇㊥㊥@○○◎〇〇〇㊥○○∩○㊥㊥○ ⊃㊥●●●●●㊥0 NI KK O ㊥●㊥㊥〇〇 〇●〇〇〇〇㊥○㊥㊥〇〇〇〇〇( TOKYO ㊥●㊥○○㊥㊥○●㊥〇〇〇㊥○㊥㊥○㊥◎〇〇〇㊥●●㊥㊥●○○ S AGA . ○◎○○. ○○●㊥〇〇〇㊥●㊥㊥〇〇〇㊥〇〇〇∩●〇〇〇㊥○㊥● J S AHAYA 〇〇〇〇〇〇●〇〇〇〇●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇●〇〇〇〇〇〇㊥ つ●㊥〇〇〇〇㊥ MI YAz AKl○. 〇〇〇 〇〇㊥㊥〇〇〇●●●〇〇〇〇〇〇〇( 5 1 0 1 5 2 0 25 30 J u l シ HI ROS AKl o◎㊥〇〇〇㊥@●㊥㊥@㊥◎◎◎●㊥〇〇〇◎○◎○◎㊤●●④㊥ TAKADA ○●○○∩⑥○④◎●◎◎◎㊥●⑥〇〇〇〇〇㊥㊥◎○㊥○○⑨●㊥ NI KK O @+@@@O@@0+ +@+++++00@@@0@0@++@0 TOK YO ㊥㊥㊥㊥〇〇〇④○④㊥㊨◎●㊥●●○㊥㊥㊥○④㊥㊥○●㊥○㊥○ S AGA ●○○●●●④④㊥④●〇〇〇〇〇●〇〇 〇〇〇〇㊥●㊥●◎○○ l S AHAYA ●○○●●●○●●●●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇○○●◎〇〇〇〇 5 1 0 1 5 20 25 3 0 Au g リ S t 川ROS AK-㊨④㊥㊥○㊥○○㊥( ∂◎㊥㊥○㊥◎㊥●●㊥㊥④㊥○㊥④④㊥㊥㊥㊥ TAK ADA 〇〇〇㊥●●○●○○㊥◎○○●◎●◎〇〇〇◎○●○○㊥●●●∩ NI KK O 〇〇〇〇●◎㊥●●●●○④○●◎●㊥○( )㊥○㊥㊥●㊥●@●●● TOK YO 〇〇〇〇㊤◎●●●●●0◎@●㊥④㊥㊥〇〇〇@●◎○@㊥●●● S AGA 0000( つ●㊥㊥@●●○●●●○㊥○○㊥●On( つ∩●●●●∩@ M t S A I Y H A A Z Y A A Kl〇〇〇 〇●●●●∩●○●●●●㊥○○●●〇〇〇〇●●⑥●○○ S e p t e mb e r 5 1 0 1 5 20 25 30 HI ROS AKl㊨. @㊥○④㊥●○㊥㊥○○㊥◎○④㊥〇〇〇◎㊥○○㊥○○◎○○ TAK ADA 000O41. 000++@0+0@0@000@00+oO+00 NI KK O ㊥○○④●●㊥●●●⑥ ●◎㊥●●㊥○@◎㊥○○◎○○㊥●○ TOKYO ㊥○○●●④④㊤●●④@●㊨㊥●●④○㊥㊨○○( つ㊥○④●㊥○ S AGA ○○㊥○④●●◎〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇( つ○○◎㊨○㊥ l S AHAYA 〇〇〇〇〇〇●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇㊥◎◎○○ Oc t o b e r 5 1 0 1 5 20 25 30 ・ Ht R OS AKl0@= 0@1 @@@@0@0@@@@0000@@@@@0@@@@00 TAK ADA 〇〇〇●O. ○○㊥○㊥○●㊥㊥〇〇〇〇〇_ ㊥◎㊥〇〇〇●㊥◎〇〇〇 つ○○㊥● T OKYO ㊥◎〇〇〇〇_ ○○◎○㊥㊥〇〇〇㊥○◎●●〇〇〇〇㊥○( S AGA ㊥C ) 〇〇〇〇〇〇〇〇㊥㊥㊥○ ㊥㊥○○㊥㊥〇〇〇㊥OoOO㊥@ l S AHAYA 〇〇〇〇〇〇〇〇㊥㊥●●●〇〇〇◎㊥㊥㊥㊥〇〇〇㊥●○○◎●○ OFl NE 第 eCL OUDY @S HOWE F q Y 5図 1 7 8 3 年 5-1 0月 の天候 ダ イ ア グ ラム ( 三上 ,1 9 8 3aに よる) -4 - +RAI NY され ていない場 合にはあ ま り有効 とはいえない。 ら1 1日にかけて梅雨 が始 ま り, 7月 1 2日に西南 日 また ,天気指数 は天気 の 日変化 を 主体 としてい る 本 で梅雨 明け とな ったが , 7月25日頃か ら 9月中 旬 まで断続的に悪天候 とな り,大飢健がひ き起 こ ため ,大雨や大風 ,雷 雨な どの特異現象や天候強 度 な どを充分に表現で きない とい う難点 があ り, 今後 さらに改良を加 える必要 があろ う。第 4図は 1 9 世紀 の江戸におけ る冬季 ( 1 2 - 2月) の天気指 された と考 え られ る。 天候 ダイアグラムは ,前線 や低気圧 の移動 に ともな う雨域 の南北方 向の動 き 数 の経年変化を示 した ものである。第 2図の降水 を表現す ることがで きるため ,上述 の よ うな雨期 の開始 ・終 了時期 を判定す る場合に有効 である。 率 と相関の高い ことがわか る。 ( 3) 天候 ダイ アグラム 4.天候 分布 図に よる古気候復元 複数地点の天候記録 が得 られ る場合 ,天候 ダイ ( 1 ) 天候 分布図 アグラムに よる定 量化が 可能で ある。天候 ダイア グラムとは, 1日の天候 を暗 ・曇 ・雨な どの天気 前述 の天候 ダイアグラムに よって も,雨域や晴 記号になお し,北か ら南-配列す る とともに ,横 天域 の動 きはある程度把握 で きるが ,天候 の空間 的分布 とそ の時 間 的変 化 を 明 らか にす るた め に 軸 に時間 ( 年月 日) を とって ダイアグラム化 した ものである。 これに よって ,南北方 向の天候配列 は ,天候分布図に よる表現が有効 である。特 に , の時間的変化 を読み とる ことがで きるため ,年 に よる季節変化 の差違 な どを調べ るのに適 してい る。 天候 記録を用 いて広域 の気圧配置型や大気循環型 を復 元 しよ うとす る場合に適 してい る。 783年 第 5図は,天 明の飢僅年 として知 られ る1 1 7 83 第 6図は ,前章 で も触れた天明の飢僅年 ( 午)の天候 分布図の例 である ( 三上 ,1 9 8 2 ) 。雨域 5- 10月の天候 ダイアグラムであ る。 6月 7日か 第 6図 天候分布図の例 ( 三上 ,1 9 8 2 を一部修 正) -5 - お茶の水地理 第2 8号 1 9 8 7 年 が西 日本か ら東 日本- と移動 してい く状況が明瞭 に読み とれ る。おそ ら く,東 シナ海方面か ら東進 してきた低気圧 に よる降雨 と考 え られ る。低気圧 の通過 した後 ,西 日本の天候は回復 したが ,東北 地方の北部では ,この期間を通 して悪天候 が続い A3 TYPEE3 TYPEA- TYPEW l TYPE 第 7図 ている。 7月 2日と 3日の八戸地方 の天候記事に は ,大冷で東風 が吹 いた と書 かれ てい る ことか ら,オホーツク海高気圧が発達 し,そ こか ら吹 き 出す冷涼な東 よ りの風 ( や ませ) に よって ,この ような不順な天候が もた らされた もの と思われ る。 T Y P C E 3 TYPE G 冬季 の主要天候分布型 の事例 と降雪 ・ 降雨域 ( 丸印 :晴 ,二重丸 :曇 ,丸 内 に黒 丸 :小雨 ・一 時 的降雨 ,黒丸 : 雨 ,丸 内に小米 印 :小雪 ・一時 的 降 雪 ,丸 内に米印 :質) -6 - TYPE W, TYPEEl ( 2) 天候分布 の類型化 を試 み ることに した。 天候分布 図そ れ 自体 は定 性 的 な もの で あ るた 第 6図で示 した よ うな毎 日の天候分布 図を多数作 7 81 -9 0 年 の1 0 冬 ( 1 2- 2月) を対 第 7図は ,1 象 に作成 した毎 日の天候分布 図を ,降雪 ・降雨域 9タイプに類型化 した中の主要 8タ に着 目して全 1 イプを示 した ものであ る。 日本海側 に降雪 ・降雨 成 してみ ると,雨域や晴天域 の分布には ,ある種 域 の認 め られ るタイプ の規則性や一 定 のパ タ ー ンが認 め られ る。 そ こ で ,毎 日の天候分布をい くつか の タイ プに類型化 す ることに よって ,定性的な天候分布図の定量化 ) に大別 で き その他 の タイ プ (A l,W l,G,El め ,前章 で記 した よ うに現在 の観測デ ータとの比 較 を行 うには何 らかの定量化が必要 にな って くる。 0 ( A3 , E3 ,C3 ,W3 )と る。 この分類 法 は ,原 則 と して夏 季 の場 合 ( ≡ 9 83b) と共通 してい る。天候記録地点 の増 上 ,1 0 0 1 0 20 0 1 0 20DAYS 1 0 20 30 40 50 60 7 Al +W A3+E3+C3+VV3 第 8図 G+El 1 7 80 年 代 と1 970年 代 の冬 季 ( 12- 2 月) におけ る主要天候 分布型 出現 日数 -7 - お茶の水地理 第2 8 号 1 9 8 7 年 が多い。 このタイプの平均出現 日数は /1 7 80 年代 の6. 0日に対 して ,1 9 70 年代には 13. 6日と 2倍 以 上にな っている。逆 に ,全国的に降雪 ・降雨の見 加に ともない,今後分頬 に若干の変更 ・修正の可 能性があるか もしれない。 ( 3) 1 7 80 年代冬季の気候復元 1 7 81 -9 0年 の 1 2月 ∼ 2月について ,毎 日の天候 分布図を作成 し,第 7図で示 した よ うな各天候分 布型に分類 を行 った。現在の気候 との比較 のため られない G型や ,北 日本にのみ雨域 の認め られ る El型 の出現 日数は ,1780年代 (18.0日) の方 が 0年間 ( 1 971 -80 年) に関 して も,同様 に ,最近 1 の基準で天候分布の額型化を行 った。 780 年代 と1 9 70 年代の冬季 3ヶ月の 第 8図は ,1 主要天候分布型 出現 日数を グラフ表示 した もので ある。 日本 海側 に降雪 ・降雨域 の現 れ る タイ プ ( A 3+E 3+C3+W 。 ) の出現 日数は ,1 7 81 -90 年 の平均で51日とな り過半数を 占め るが ,1 971 年 の平均 5 7日と較べ るとやや少な くな っている 80 一万 ,年 々の変動幅を標準偏差で表わす と,1 9 70 年代の9. 4日に対 して ,1 7 80 年代は5. 9日とかな り 小 さ くな ってお り,現在に くらべ ると年 々の寒暖 の変動があま り大 き くなか った ことがわか る 三 1 9 83b)の夏季に関す る同様 の研 究 で は ,1780 上( 年代 の夏 (7・8月)の天候分布を代表す る全国晴 天型 (タイプ G)の出現 日数は,年 々の変動性が著 しく大 き く,冷夏 と暑夏の くり返 され る気候的に 不安定な年 代 で あ った ことが 明 らか に され てお り, 冬季 とは若干異な った変動傾 向が認め られ る。 冬季の場合 ,全国的に降雪 ・降雨 の現 れ る Al 型や ,西 日本を[ f l J Lに降雪 ・降 雨 の 出現す るW l 型は ,気圧 の谷 の通過に よって もた らされ ること 。 1 970 年代 ( 9. 2日) よ りも 2倍近 く多 くな ってい る。 1 7 80年代 と1 9 70 年代の天候分布型 出現 日数の 明瞭な差異は,用いた天候記録データの質的差異 だけでは説明 しきれない。両年代で , 冬季に卓越す る大気循環型や気圧配置型がかな り異な っていた とも考 えられ るので , 今後 の研究課題 としたい。 9 83 今回の冬季の結果を ,夏季の結果 ( 三上 ,1 b) と対応 させてみ る と,1 7 81 年は 「 寒冬暑夏」, 1 783年は 「 暖冬冷夏」 とな り,現在で も認め られ る冬 と夏の季節相関が 1 8世紀末に も見出された こ とにな り注 目され る。 ( 4 ) 気温推定の可能性 一般に,日本海側 に降雪 ・降雨域 の出現 しやす 。 ' C 酉高東低」 の冬型気圧 配置 型 の 出現率 い年は ,「 も高 く, 「 寒冬」であると考えられ る。そ こで, 1 970 年代冬季 ( 1 2- 2月)の全国平均気温 ( 1 4地 点) と,日本海側降雨 ・降雪 天候 分 布型 (A 3+ E3+C3+W 3 ) の出現 日数 との関 係 を相 関図に 示 した ( 第 9図)。図か ら明らかな ように,両者は. 明瞭な負の相関を示 している。ちなみに相関係数 を求めてみ ると, r ー0. 70とな り,これは危険 率 5%で有意である。 データ数を さらに増や して も同程度の相関が得 られ るとすれば ,天候分布型 , 出現率か ら冬季の気温を推定す ることも可能 と考 え られ る。 ニ 6 5.おわ りに 5 古 日記の天候記録を用いて古気候 を復元 しよう とす る試みは,は じめに も述べた よ うに この1 0 年 間で著 しい進歩を とげて きた。 これはW CRPとの 関連で 日本の歴史時代 の気候復元の重要性が広 く 4 3 2 0 第 9図 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 認識 され るようにな って きた ことを意味 している。 全 国規模で 古 日記 の天候記録 が収 集 され つつ あ 削 d a y s 1 9 70年代冬季 ( 1 2- 2月) におけ る全 国平均気温 ( 縦軸) と日本海側降雪 ・ 降雨天候分布型 出現 日数 ( 横軸)の関係 り,それ らを コー ド化 して磁気 テープのフ ァイル に保管 し,関連研究者 の便宜をはか るべ くデータ 7世紀以降の歴 ベ ース化の作業 も進みつつある。1 史時代に関 しては ,毎 日の全国天候分布図が完成 す る 目もそんなに遠 くはないだろ う。 -8- 参 考 文 献 気候復元- 黒坂裕之 ( 1 9 8 4 ) :江戸時代後期 におけ る冬季 の天 候復元に関す る一考察 .文教大学教育学部紀要 , 7,1 9 -2 4 候復元 .お茶 の水地理 ,2 深石一夫 ( 1 9 8 5 ) :古 日記 の天気記録 に よる幕末期 8, の四国の気候復元 .愛媛大学法文学部論集 ,1 期間 の長期変動傾 向につ いて .三重大学 人文学部 0 3-1 0 9 研究紀要 ,3,1 水越允治 ( 1 9 8 6b) :近畿地方における梅雨の長期変動 2 9B- 2, 1 0 9 -1 2 3 傾向.京都大学防災研年報 , 水越允治 ( 1 9 8 6C) :近畿地方 におけ る1 9 世紀 以後 r した気候変動傾 向- . の気候変動一 気温 を主体 と・ 71 -9 2 河村 深石一夫 ( 1 9 86 ) :古日記による幕末期の気候変動. 河村 武編 : 『 気候変動 の周期性 と地域性』古今書 8 3-2 9 9 院 ,2 宝月拓三 ( 1 9 8 6 ) :日本におけ る歴史時代 の古気候 復元研究 の現状 と若干 の問題 につ いて .熊本大学 6 61 年 ∼1 8 6 7 年 の弘前 の天候史 特 に1 につ いて料 を中心に- 山本武夫 ( 1 9 7 0 ) :日本 におけ る1 5世紀 1 6 世紀 の気 0 5,61 -7 9 候 の変遷 .気象研究 ノー ト,1 谷治正孝 ・三洋 明子 ( 1 9 81 ) :天保飢僅前後 の気候 に 関 す る一 考 察 氷期 の気候 につ いて- 特 に小 9 3, 41 3 -41 9 . 地学雑誌 , 吉野正敏 ( 1 9 8 2 ) :世界気候 プ ログラムにおけ る 日 本 の古気候復元計画 Ⅰ.筑波大学気候学気象学研 究報告 , 5 吉野正敏 ( 1 9 8 3 ) :世界気候 プ ログラムにおけ る 日 本 の古気侯復元計画 Ⅱ.筑波大学気候学気象学研 増 田義信 ( 1 9 83) : "天 気 指 数 " と天 気 予報 の評 0,1 0 3 -1 0 7 価 .天気 ,3 三上岳彦 ( 1 9 8 2 ) :飢鮭 の構造一 として- 天 明の飢鮭を例 究報告 ,8 吉村 2, 1 0 5 -1 1 5 候推移と自然季節区分.地学雑誌,9 三上岳彦 ( 1 9 8 3b) :1 7 8 0 年代 の天候 分布 .気象研 4 7,91 -9 7 究 ノー ト,1 1 1 1 -1 1 9 吉村 Ma ej i ma,L andKoi ke,Y.( 1 9 7 6 ) :Anat t empt a tr ec ons t r uct i ngt hehi s t or i c alwe at hers i t uat i on i nJ apan.Geo gr .Rept s .To kyoMet r opol .Uni vリ 武編 : 『 気候変動 の周期性 と地域性』 4 4 -2 6 4 古今書院 ,2 水越允治 ( 1 9 83a) :1 8 世紀後半における伊勢平野南部 l l, 1-1 2 Ma e j i ma,I.a ndTa ga mi ,Y.( 1 9 8 3 ) :Cl i mat eof Li t t l eI c e Agei nJ apan.Ge o gr .Rept s .Tokyo 1 4 7, 9 9 -1 0 6 の天気と気候.気象研究ノー ト, 水越允治 ( 1 9 8 3b) :伊勢地方におけ る天 明年間 の 天気 と気候 ,三重大学教育学部研究紀要 (自然科 稔 ( 1 9 8 6 ) :江戸時代の気候復元.河村 武編 : 2 2 6 -2 4 3 『 気候変動の周期性 と地域性』古今書院 , 三上岳彦 ( 1 9 8 6 ) :1 8 世紀末 におけ る 日本 の気候復 元 .河村 稔 ( 1 9 8 4 ) :甲府 の 日記 か ら見た江戸時代後 半 の気候変動 .山梨大学教育学部研究報告 ,3 5, 7-1 2,51 -5 7 .地理 ,2 三上岳彦 ( 1 9 8 3a) :日本における1 7 8 0 年代暖侯期の天 Sci .Rept s ,YokohamaNa t l . Uni vリSe c. Ⅱ, 2 8,91 -1 0 7 .気象研究 ノー ト,1 47,81 -89 前 島郁雄 ( 1 9 8 4 ) :歴史時代 の気候復元- 武編 : 『 気候変動 の周期性 と地域性』古今 6 5 -2 82 書院 ,2 0,1 0 4 -1 2 4 文学部論叢 ,2 前 島郁雄 ・田上善夫 ( 1 9 8 3 ) :日本 の小氷期 の気候 .京都 水越允治 ( 1 9 8 6a) :近畿 ・東海地方 におけ る梅雨 1 8,3 6-4 4 演 うらら ( 1 9 8 6 ) :1 9 世紀 の江戸 におけ る冬季 の天 と くに乾湿条件 につ いて- 8 B-2,1 21 -1 3 2 大学 防災研年報 ,2 Ma ej i ma,I. ,Nogami ,M"Oka,S.a ndTagami , Y. (1 983) :Hi s t or i calwe at herr ec or dsatHi r o s - 学),3 4,1 9 ′ -2 6 a ki ,nor t he r nJ apan,f r o m、 1 6 61t o1 8 6 8.Geogr . 水越允治 ( 1 9 8 5 ) :近畿 ・東海地方におけ る近世 の , 1 8,1 1 3 -1 5 2 Rept s .TokyoMet r opol .L Uni v. Rec ons t r uc t i onoft hecl i mat e si nt hehi s t o r i c ala ge us i ngt hewe at herr e cor dsofol ddi ar i es Take hi koMI KAMI -9 -
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