E - ILS

電磁気学 I (S1 クラス) 課題
No.2 解答
2014.5.26
【問 1】
(a) E(r ) 
r  r1
q
4 0 r  r1 3
各成分ごとに示すと
E x ( x, y , z ) 
x  x1
q
4 0
( x  x )
2
1
E y ( x, y , z ) 
( x  x )
2
1
E z ( x, y , z ) 
 ( y  y1 )  ( z  z1 )
2
( x  x )
1
2

3
2 2
z  z1
q
4 0
3
2
y  y1
q
4 0

 ( y  y1 ) 2  ( z  z1 ) 2
 ( y  y1 ) 2  ( z  z1 ) 2

3
2
(b) 電荷が空間に連続的に分布している場合は、それを各微小体積の電荷の集合として考え、
それらを全空間について積分することで電界を得る。
ある点の位置 r’を中心とした微小体積を dV’とし、その体積中の電荷により位置 r に生じる
電荷を考え、体積積分を行うと、位置 r における電界 E(r)が得られる。
E (r ) 
1
4 0
r  r'
 r  r'
3
 (r ' )dV '
dV’=dx’dy’dz’とし電界を各成分ごとに示すと
E x ( x, y , z ) 
E y ( x, y , z ) 
E z ( x, y , z ) 
1
4 0
1
4 0
1
4 0



( x  x' )  ( x' , y ' , z ' )
 ( z  z' ) 
dx' dy ' dz '

dx' dy ' dz '

dx' dy ' dz '
( x  x' )
2
( x  x' )
2
2
3
2 2
2
 ( y  y' )  ( z  z' )
3
2 2
3
2 2
 ( y  y' )
( y  y ' )  ( x' , y ' , z ' )
2
 ( y  y' )  ( z  z' )
( z  z ' )  ( x' , y ' , z ' )
( x  x' )
2
【問 22】
【問 33】
(a) 問 1 の(b)にお
おいて求めた
た連続電荷に
による電界の
の式において、一つの次元
元のみの積分
分を行
えばよい。
直線上の電荷
荷に平行な成
成分は打ち消
消しあうこと
とを考慮すれ
れば、距離 r の位置
の
このとき電界の直
ける電界 E(r
(r)は以下のよ
ようになる。
におけ
E (r ) 

4 0



r
r
2
s

3
2 2
ds
d
ただし s は直線電
電荷上の任意
意の点の原点
点からの距離
離である。
で s  r tan  と置き換え
えることで積
積分を行うと
と以下の答え
えを得る。
ここで
E (r ) 

2 0 r
(b) 直
直線を軸とす
する半径 r,長
長さ l の円筒状
状の閉曲面を
を考えると、ガウスの法
法則の左辺は
は E(r)
に側面
面の面積をか
かけたものと
となる。
 E (r )  n(r )ddS  2rlE (r )
S
右辺は
は直線電荷の
のうち長さ l の部分がこ
この円筒状に
に含まれることより、電荷
荷の線密度を
をと
すると曲面の内部
部電荷はl となる。従っ
と
ってガウスの
の法則より
2rlE
E (r ) 
 E(( r ) 
1
0
l

2 0 r
これは
は(a)で求めた
た結果と一致
致する。