足元の豪州株および豪ドル相場の動向について

2016年9月15日
投資情報室
(審査確認番号H28-TB144)
オーストラリアレポート
オーストラリア経済とリート市場の動向について
足元の豪州株および豪ドル相場の動向について
 2016年8月以降、豪州株の弱含みが続く。米金融政策を巡る不透明感から世界的に金利上昇と株安が進行。
 米金利上昇を受けた米ドルの上昇を受け、豪ドルは対米ドルで弱含みつつある。豪ドルの対円相場はもみあう傾向。
 当面は9月20-21日FOMCまで神経質な相場展開となる可能性。FRBがタカ派姿勢を強めるかは慎重に見守る必要。
インドが追加利下げ 今年4回目
 米利上げ見通しの不透明感が解消されれば、豪州株や豪ドルはファンダメンタルズに基づいた評価がされると期待。
2016年8月以降、豪州株の弱含みが続く
2016年8月以降、豪州株の弱含みが続いています。年初来
高値を付けた8月1日から9月13日までの間に、豪州株は
6.8%の下落となりました(図1)。もっとも、豪州株は短
期的に調整するなかでも、2016年2月以降の緩やかな回復
基調を依然として維持しています。
図1:豪州株の株価と予想株価収益率(PER)
(倍)
23
6,250
22
6,000
豪州株(左軸)
5,750
21
5,500
20
5,250
19
5,000
18
4,750
17
部の発言などを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)に
4,500
16
よる利上げ時期や金融政策の効果への不透明感が増し、こ
4,250
の結果、世界的に長期金利上昇と株安が顕著となっていま
4,000
す。
3,750
米ドル上昇を背景に豪ドルは対米ドルで弱含む
3,500
2013年1月
米金融政策を巡る不透明感から世界的株安進む
足元の豪州株下落は、米国など海外市場の要因が大きく影
響していると考えられます。特に米国では最近の米連銀幹
為替市場では、足元の米国の長期金利上昇を受けて米ド
ルが上昇傾向にあり、豪ドル相場は小動きながら対米ドル
で弱含みつつあります(図2)。一方、足元では円相場も
対米ドルで小幅の円安に振れており、豪ドルの対円相場は
1豪ドル=77円前後でもみあう傾向が続いています。
FOMCを巡る不透明感が解消されるかが焦点
当面は9月20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)ま
割高
14
12ヵ月先予想PER(右軸)
割安
向き)姿勢を強めるかどうかは注意深く見守る必要があり
そうです。
2015年1月
2016年1月
(出所)ブルームバーグ (期間)2013年1月1日∼2016年9月13日
(注)豪州株はS&P/ASX200指数(価格指数ベース)。
12ヵ月先予想PER=株価÷一株当たり利益(12ヵ月先予想)
図2:豪ドルの対米ドル・対円相場の推移
(米ドル)
1.10
(円)
105
100
対円レート(左軸)
95
80
を巡る不透明感が解消に向かえば、世界の金融市場も落ち
着きを取り戻し、豪州株や豪ドル相場は改めて豪州経済や
豪州企業のファンダメンタルズに基づいて評価されるもの
と期待されます。
1.05
1.00
0.95
0.90
豪ドル高
0.85
0.80
75
70
今後、9月20-21日のFOMCなどを契機に米利上げ見通し
13
12
2014年1月
で神経質な市場の展開が続く可能性があります。もっとも、 90
9月12日のブレイナードFRB理事の講演でも利上げに対す
85
る慎重な姿勢が示されており、FRBがタカ派(利上げに前
15
0.75
豪ドル安
65
0.70
対米ドルレート(右軸)
60
14年1月
(出所)ブルームバーグ
0.65
15年1月
16年1月
(期間)2014年1月1日∼2016年9月14日
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