Column ご参考資料 「投資のヒント」 2016年7月11日 ※以下、レッグ・メイソン・アセット・マネジメント提供のレポートをご紹介します。 豪総選挙でターンブル首相が勝利宣言 ・7月2日実施の豪総選挙は、与党が下院の過半数議席を獲得する見込みとなり、ターンブル首相が勝利宣言を行う。 ・下院での保守連合の獲得議席は過半数の76議席に達すると予想され、無所属議員3名も与党への支持を表明。 ・上院では与党の獲得議席は過半数を下回る。上院での法案通過には少数政党との政策協調が必要になる可能性。 ・S&P社は豪国債の格付見通しを引き下げ。ターンブル政権が議会での政策協調を図り、信認を取り戻せるかが焦点。 図1:豪総選挙での下院の獲得議席予想 豪総選挙でターンブル首相が勝利宣言 7月2日実施の豪総選挙の開票作業が続く中、ターンブ 無所属(保守連合支持) 3議席 ル首相は10日、与党が下院の過半数議席を獲得する見 込みとなったことを受けて、勝利宣言を行いました。 公共放送ABCによれば、下院定数150議席のうち、保 保守連合 76議席 与党 守連合の獲得議席は過半数の76議席に達すると予想さ れています(図1)。さらに、保守連合支持を表明した無所 与党合計 79議席 属議員3名を加えると、与党連合の獲得議席は79議席と なるとみられています。最終的な選挙結果の確定には、 なお数日を要する模様です。 労働党 69議席 野党 上院では与党の獲得議席が過半数を下回る 過半数 76議席 その他 2議席 一方、上院(定数76議席)では、保守連合の獲得議席 予想は28議席に留まり、過半数の39議席を大きく下回っ ています(図2)。上院での法案通過には少数政党や無所 属議員との政策協調が必要となるとみられ、法人税減税 などの公約見直しが必要になる可能性もあります。 S&Pは豪州国債の格付見通しを引き下げ 米格付会社S&P社は7月7日、選挙結果を受けて豪州 の財政見通しの不透明感が増したことから、豪州国債の (議席) 60 65 70 75 80 (議席) 議席 (出所)公共放送ABC (注)2016年7月11日午前10時(日本時間)時点(開票率79.8%) 図2:豪総選挙での上院の獲得議席予想 28議席 保守連合 (与党) 格付見通しを「安定的」から「弱含み」へ引き下げました。 今回の見通し引き下げは直ちに格下げに繋がるものでは 25議席 労働党 ないものの、S&P社は声明で「仮に議会が財政均衡に必 要な施策の立法化ができなければ、向こう2年以内に3分 緑の党 6議席 その他 6議席 の1の確率で豪州国債を格下げする可能性がある」と述べ、 次期政権の財政健全化策に警鐘を鳴らしています。 今後は政権発足後の経済政策の公表に注目 過半数 39議席 今後は第二次ターンブル政権の発足と経済政策の公表 に注目が集まります。世論が分かれる結果となった選挙を 11議席 未確定 受けて、ターンブル政権が議会での政策協調を図り、政 権運営への信認を取り戻せるかが焦点となりそうです。 0 5 10 15 20 25 30 35 40 (議席) (出所)公共放送ABC (注)2016年7月11日午前10時(日本時間)時点 当資料はレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社の情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終 ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ● 当資料はレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社の情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが 投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではあり ません。 ● ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判 断ください。 ● 投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ● 投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ● 当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ● 当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は、レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社の情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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